喝食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/22 14:18 UTC 版)
禅宗とともに中国から日本に伝わったが、日本に以前からあった稚児の慣習が取り込まれて、幼少で禅寺に入り、まだ剃髪をせず額面の前髪を左右の肩前に垂らし、袴を着用した小童が務めるものとされた。室町時代には本来の職掌から離れて稚児の別称となり、中には禅僧や公家・武家の衆道の相手を務めるようになった。
江戸時代には訛って「がっそう」と呼ぶ地域もあり、上方ではまだ髪を結んでいない幼児の頭を「がっそう頭」と称した。
参考文献
- 今枝愛眞「喝食」(『国史大辞典 3』(吉川弘文館、1983年) ISBN 978-4-642-00503-6)
関連項目
- 1 喝食とは
- 2 喝食の概要
喝食と同じ種類の言葉
- >> 「喝食」を含む用語の索引
- 喝食のページへのリンク