全国花火競技大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 05:18 UTC 版)
近年の状況
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数十万人という観光客[11]が押し寄せるため、雑踏事故の防止や交通路の確保のために、様々な規制措置がなされており、毎年改善や変更が加えられ、毎年常に同じ規制状況となるわけではない。
特に駐車場の問題は深刻で元々ただの市街地であるため絶対数が足りない上に離れた駐車場から歩くのを嫌った人が会場付近まで乗り入れ、一部の規制解除場所(補助標識に「8月第4土曜日を除く」と書いている区間)を除き駐車禁止区域にそのまま路上駐車するという非常識な事態も発生している。
駐車場は、主に行政側で確保している市役所や学校などの駐車場、主催者側に公式に届出のある駐車場(公式パンフレットに記載)のほか、会場に近接する市街地内に、個人や企業が貸し出すものがある。
このため、例年では、会場周辺のエリアは10日ほど前から駐車禁止となり、当日は9時に一般車両の乗り入れが規制される。規制区間内の住民には、通行届出証が発行される。公式に届け出のある駐車場(民間含)では、当日の完全規制時間(16時前後)までに車両の乗り入れができる通行届出証が交付される。規制解除は、歩行者の状態が落ち着く0時前後まで待たねばならず、規制解除後は、流出車両で大渋滞が起きている。
過去には、観覧席を確保するために発売2週間くらい前から近くの公園や河川敷にキャンプを張るくらいの盛況振りであったが、2007年(平成19年)の周辺住民との騒音問題で2008年(平成20年)は公園内を規制し、抽選整理券制度に変更した[12]。
2017年(平成29年)は数日前からの大雨により、雄物川が複数回氾濫して会場が冠水する。会場の一部が流され、開催が危ぶまれたが徹夜での復旧作業の後、無事に開催に至った。それ以降、安全衛生面の観点から河川敷でのキャンプは禁止となっている。
- ^ a b c “<大曲の花火>8月22日開催 有料席抽選へ”. 河北新報. (2015年7月4日) 2015年11月27日閲覧。
- ^ “全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイト|大曲商工会議所”. 大曲商工会議所. 2015年11月28日閲覧。
- ^ “第63回伊勢神宮奉納全国花火大会 全国の花火師入魂の花火、秋の夜空に”. 伊勢志摩経済新聞. (2015年9月13日) 2016年3月6日閲覧。
- ^ “大曲工「花火打線」で逆転 秋田県勢9年ぶり勝利”. 日刊スポーツ. (2015年3月25日) 2015年11月28日閲覧。
- ^ a b 大曲の花火 遠来の車「高速1000円」で交通量過去最高(河北新報 2009年(平成21年)10月21日)
- ^ 2011年(平成23年)3月31日でハイビジョン専門チャンネルの放送を終了し、BS1・2の完全デジタル一本化へ移行のため。
詳細は「NHKデジタル衛星ハイビジョン#概要」を参照
- ^ ラジオを携帯して...大仙市より
- ^ 2010年(平成22年)現在、抽選制であり、そのような行為による抽選権は認められない。
- ^ 3.携帯・ラジオ情報を活用してアクセス 大曲花火アクセスnavi
- ^ 注意事項 〜会場にお越しの際は必ずお読みください。〜 全国花火競技大会「大曲の花火」オフィシャルサイト
- ^ 観客以外でも運営やその他の移動などの総動員を見積もると1日の短時間には100万人程度になるともいわれ、これは秋田県の総人口を上回る。
- ^ 秋田魁2008年7月29日付より
- ^ 当日は8:55から17:55までのローカル枠(通常は東京や仙台からの放送)がすべて秋田放送局からの駐車場の空き情報、JARTIC秋田センター発の交通情報と秋田県の天気予報に差し替えられる。
- ^ 2010年代の前半までは日中は駐車場の空き情報を随時放送し、大会の終了後はオールナイトニッポンの1部の時間まで秋田自動車道、国道13号、国道105号の渋滞情報をCMフィラーや音楽のコーナーに随時放送していたが、現在は廃止されている。放送していた当時はABSの自社告知や魁新報などで放送時間の告知を行っていた。
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