三遊亭好楽
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三遊亭 好楽(さんゆうてい こうらく[2]、1946年〈昭和21年〉8月6日[2] - )は、日本の落語家。東京都豊島区出身。前名は林家九蔵[2]。出囃子は『ずぼらん』[2]、あるいは五代目三遊亭圓楽、および六代目円楽と同じ『元禄花見踊』。2020年より、五代目円楽一門会顧問を務める[3]。演芸番組『笑点』(日本テレビ)の『大喜利』メンバー。
注釈
- ^ この時、最前列で毎日のように鑑賞していたため出演していた落語家たちからは気味悪がられていたという。のちに落語家の前座となって古今亭志ん朝に挨拶を行ったとき、池袋演芸場の最前列で見ていた高校生だったと気づかれ、「馬鹿野郎!お前のせいでネタ変えたんだ!」と怒られたとヨネスケチャンネルへ出演の際に語った。
- ^ 1950年より海老名家から借用していた正蔵の名を、初代林家三平没後8日後の1980年9月28日に海老名家に返上、同年の鈴本演芸場12月中席が正蔵として最後の高座、翌1981年1月の鈴本の下席から彦六を襲名した。(#正蔵一代 pp. 212-216、#彦六覚え帖 p. 14)
- ^ 江戸落語の狭義の寄席は鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場の4か所。円楽一門会は離脱の経緯から、余一会などの例外を除けば、基本的に4場には出演できない(落語協会分裂騒動も参照)。好楽の円楽一門会への移籍前(九蔵時代)は4場の定席にも出演していた。
- ^ 好楽・6代目円楽以外の例では特に2018年以降、新宿末広亭において王楽、兼好、萬橘の3名が交互枠でほぼ常時出演している他、朝橘、好の助などの若手真打がそこへの代演・あるいは真打披露興行のゲストとして盛んに出演している。
- ^ (岸正二郎)、5代目春風亭柳朝、林家小正楽、林家勢蔵、林家枝二、林家木久蔵、林家時蔵、林家あとむ、九蔵(名前、高座名はおおむね1967年当時。#正蔵一代 pp. 234-241、#彦六覚え帖 p. 62)
- ^ 鈴本演芸場、新宿末廣亭、池袋演芸場、浅草演芸ホール
- ^ これは、小圓遊 が急逝後に加入した古今亭朝次(現:桂才賀)にピンク色の色紋付を譲り、自身が小圓遊が着用していた水色の紋付を引き継ぐこととなったためである(但し、小圓遊が着用していたものとは色合いが若干異なる)。この水色の紋付は好楽が一旦降板した後に加入した小遊三が引き継ぎ、朝次(才賀)が降板した1988年に自身が復帰したことに伴い、再びピンク色の紋付を着用することとなった。
- ^ 小遊三と好楽の席入れ替え以降、メンバー入れ替えの際も前任者の席に新メンバーがそのまま座るという流れになっており、新メンバーが加入してもそれ以外のメンバーは席替えが行われていなかった。2022年に新メンバーの桂宮治の加入により小遊三以外の既存メンバーの席替えが30年振りに行われた。但し、特殊な例として宮治加入前の2021年5月9日放送分(第2760回)にて特別に司会を務めた6代目円楽が特権で1回限りの席替えを行ったことがあり、この時好楽は4枠に座った。
- ^ 先代からのダメ出しについては、好楽だけでなく楽太郎(後の6代目円楽)にも行っていた。
- ^ 公式グッズのイラストと同じ物である。
- ^ 彦六は1981年11月6日の紀伊國屋寄席で「一眼国」を演じたが5、6分で終わり、翌11月7日に日本橋「たいめいけん」で開かれた彦六の落語会「壱土会」で背広姿で現れ、高座にテーブルを置いて椅子に座り、「昨日は私、紀伊国屋さんで失敗(しくじ)りました。きょうはちゃんと演(や)りますから」と述べたあと「一眼国」を演じた。それから間もない11月24日に入院し1982年1月29日に亡くなったため、結果的に11月7日に演じた「一眼国」が生涯最後の演目となった。(#彦六覚え帖 pp.15-19)
- ^ 開場からひと月ほど経った2013年2月6日に自ら志願して飛び入り出演し、登場人物の旦那を6代目松鶴に置き換えた「かんしゃく」を演じた。(“しのぶ亭へ、急遽あの大物が…!?”. 王楽のぽよよんブログ. 三遊亭王楽. 2017年10月17日閲覧。)
出典
- ^ 東京かわら版編、東都寄席演芸家名鑑(2018年)
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x “三遊亭好楽、芸歴50年で感謝する2人の師匠の存在…27日に荒川で記念落語会”. スポーツ報知. 報知新聞社. 2017年5月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月15日閲覧。
- ^ わいわい通信 第弐百六十九号
- ^ a b c “「笑顔こそ噺家冥利」と語る落語家 三遊亭好楽さん(69) (2/2)”. 中外日報・ほっとインタビュー. 中外日報社. 2017年10月15日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “「落語に恩返し」 落語家・三遊亭好楽さん”. 定年時代 ・東京版. 新聞編集センター. 2017年10月16日閲覧。
- ^ #笑点2006 p. 63
- ^ #笑点2006 p. 79,81
- ^ #笑点2006 p. 81
- ^ #笑点2006 p. 95
- ^ “天才テリー伊藤対談「三遊亭好楽」(1)「笑点」と芸歴が共に50周年です!”. アサゲイプラス. 徳間書店. 2017年10月17日閲覧。
- ^ 「好楽 半生振り返った一冊」2012年11月12日付読売新聞
- ^ 「https://hochi.news/articles/20231109-OHT1T51259.html?page=1」『スポーツ報知』、2023年11月10日。
- ^ 令和四年度文化庁長官表彰名簿
- ^ 三遊亭好楽40年ぶり落語協会の定席に出演 興行には同じ正蔵門下の林家木久扇らが出演 - 日刊スポーツ 2023年1月17日
- ^ 三遊亭好楽、兄弟子の柳朝追善興行で40年ぶり落語協会定席に出演 木久扇も喜ぶ…浅草演芸ホール2月中席 - スポーツ報知 2023年1月18日
- ^ 『好楽日和。』73ページ - 75ページ。
- ^ #正蔵一代 p. 242
- ^ a b #正蔵一代 p. 241
- ^ a b c 3ページ - 5ページ、林家木久扇の寄稿文『三遊亭好楽外伝』より。
- ^ 『落語家面白名鑑』かんき出版、1982年、p. 97。なお、現在圓楽一門会で同門の鳳楽・圓橘も、この時二つ目に昇進している
- ^ #ぼくの人生落語だよ pp. 16-17
- ^ a b #ぼくの人生落語だよ p. 9
- ^ a b c #彦六覚え帖 pp. 20-21
- ^ #ぼくの人生落語だよ p. 12
- ^ a b c “根津に三遊亭好楽さんの寄席「池之端しのぶ亭」-若手育成目的に”. 上野経済新聞. KeepAlive株式会社. 2017年10月16日閲覧。
- ^ 『競馬最強の法則』(KKベストセラーズ)2010年11月号、pp.123 - 125。
- ^ 『好楽日和。』125ページ。
- ^ 「三遊亭好楽、名古屋競馬で冠協賛レース 弟子たちの粋なプレゼントに「感動ものです」」『中日スポーツ』、2023年3月4日。
- ^ 三遊亭王楽 (2023年9月13日). “満堂には内緒にしてネ?”. 王楽のぽよよんサイト. ameba blog. 2024年1月28日閲覧。
- ^ 第3回 マンネリズムの強み「笑点」 日経WOMANサイト 2006年1月1日 インターネットアーカイブより 2015年8月18日再閲覧
- ^ ぴあMOOK『笑点五〇年史 1966-2016』38ページ
- ^ ぴあMOOK『笑点五〇年史 1966-2016』39ページ
- ^ 笑点Web「笑点Q&A」
- ^ 2016年5月22日放送 笑点歌丸ラスト大喜利スペシャル 笑点50年分のウラ事件簿③ 歌丸が救った好楽引退事件 日本テレビ笑点HP
- ^ “三遊亭好楽、機動隊員の兄が「あさま山荘」事件に参加していた”. ORICON NEWS. オリコン. 2018年6月8日閲覧。
- ^ a b “三遊亭好楽、3密避けながら一門16人で川柳大会…賞金は好楽自腹で1万円 : スポーツ報知”. スポーツ報知 (2020年5月26日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ 『好楽日和。』129ページ。
- ^ 『好楽日和。』130ページ。
- ^ “三遊亭好楽、10歳の孫と合同で落語披露「徹子の部屋」”. お笑いナタリー. ナターシャ. 2017年10月17日閲覧。
- ^ 『好楽日和。』128ページ。
- ^ 四代目 三遊亭萬橘 (2013年3月1日). 落語家 五代目円楽一門会生態録二〇一三. ワイズ出版 p. 244
- ^ スポーツ報知2020年11月28日記事「三遊亭好楽、「熱燗2本~噺家一代~」で歌手デビュー…4月に愛妻を亡くしたことを明かし思い出を語る」2021年8月8日確認
- ^ “三遊亭好楽、逝去した妻への思いを告白。49年間連れ添い…結婚には粋な"逸話"も”. テレ朝POST. テレビ朝日 (2021年7月13日). 2021年9月14日閲覧。
- ^ a b c d “しのぶ亭、オープン♪”. 王楽のぽよよんブログ. 三遊亭王楽. 2017年10月17日閲覧。
- ^ a b “池之端・しのぶ亭落語会”. 新日刊マックニュース. 柳家小袁治. 2017年10月16日閲覧。
- ^ “好楽の寄席が正月オープン 「若手の勉強の場に」 2012年12月23日付東京新聞”. 2013年3月8日閲覧。
- ^ a b “満員御礼 池之端しのぶ亭”. コイカナの あ・の・ね…ラジオパーソナリティー小池可奈のあれこれ. 小池可奈. 2017年10月16日閲覧。
- ^ “三遊亭好楽 大いに語る 自宅1階に寄席を開業 「こんな使い勝手のいいゲストは…」”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2018年6月12日). 2019年11月17日閲覧。
- ^ “柳楽優弥主演「オレは死んじまったゼ!」に川栄李奈ら参加、第2弾予告が解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年7月12日) 2023年7月12日閲覧。
- ^ “初のスウェーデン人落語家誕生、好楽一門の「三遊亭じゅうべえ」”. スポーツ報知. (2016年12月5日) 2016年12月5日閲覧。
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