ワシントン郡 (メイン州)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ワシントン郡 (メイン州)の意味・解説 

ワシントン郡 (メイン州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 23:38 UTC 版)

メイン州ワシントン郡
郡のメイン州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1789年6月25日
郡名の由来 ジョージ・ワシントン
郡庁所在地 マチャイアス
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

8,430 km2 (3,254.91 mi2)
6,652 km2 (2,568.48 mi2)
1,778 km2 (686.44 mi2), 21.09%
人口
 - (2020年)
 - 密度

31,095人
標準時 東部: UTC-5/-4

ワシントン郡: Washington County)は、アメリカ合衆国メイン州の東端、すなわちアメリカ合衆国の東端に位置するである。人口は3万1095人(2020年)[1]郡庁所在地マチャイアスであり、同郡で人口最大の都市はカレスである。

アメリカ合衆国では最初に日が昇る所なので、「サンライズ郡」と呼ばれることもある[2]。海岸にある多くの小村が、小規模な漁業で生活を営んでいる。海岸部では観光業も重要だが、州内の他地域ほど重要とはなっていない。ブルーベリーが主要な農産物であり、世界の生産量の85%近くを産出している[3]

ワシントン郡は1789年6月25日に設立された。カナダニューブランズウィック州と接している。

政治

大統領選挙の結果[4]
民主党 共和党
2012年 49.3% 7,803 47.7% 7,550
2008年 49.5% 8,246 48.5% 8,077
2004年 48.5% 8,391 49.8% 8,619
2000年 42.7% 6,701 50.7% 7,958

ワシントン郡はメイン州の中でも接戦郡と見なされている。2004年アメリカ合衆国大統領選挙では、共和党現職のジョージ・W・ブッシュを支持した州内2郡の1つとなった(他にピスカタキス郡)。ブッシュは1.3%差でワシントン郡を制したが、州全体は民主党候補のジョン・ケリーが9%差で制した。2008年では、民主党のバラク・オバマが共和党のジョン・マケインに対して49.51% 対 48.50%、2012年では、同じくオバマが共和党のミット・ロムニーに対して49.27% 対 47.68% といずれも接戦で郡を制した。

2012年大統領選挙共和党予備選挙では、ワシントン郡有権者の過半数がロン・ポールを支持したが、雪のためにその票が加算されなかった。州全体ではミット・ロムニーが僅差で制した。

登録有権者数

登録有権者数、2011年8月[5]
政党 登録有権者数 構成比
無党派 8,401 36.56%
共和党 7,081 30.82%
民主党 6,903 26.52%
緑の独立党 590 2.57%
合計 22,975 100%

地理

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は3,254.91平方マイル (8,430.2 km2)であり、このうち陸地2,568.48平方マイル (6,652.3 km2)、水域は686.44平方マイル (1,777.9 km2)で水域率は21.09%である[6]

マチャイアスにあるワシントン郡庁舎

主要高規格道路

隣接する郡

国立保護地域

  • クロス島国立野生生物保護区
  • ムースホーン国立野生生物保護区[7]
  • プティマナン国立野生生物保護区
  • セントクロア島国際歴史地域

人口動態

人口推移
人口
1790 2,760
1800 4,461 61.6%
1810 7,870 76.4%
1820 12,744 61.9%
1830 21,294 67.1%
1840 28,327 33.0%
1850 38,811 37.0%
1860 42,534 9.6%
1870 43,343 1.9%
1880 44,484 2.6%
1890 44,482 0.0%
1900 45,232 1.7%
1910 42,905 −5.1%
1920 41,709 −2.8%
1930 37,826 −9.3%
1940 37,767 −0.2%
1950 35,187 −6.8%
1960 32,908 −6.5%
1970 29,859 −9.3%
1980 34,963 17.1%
1990 35,308 1.0%
2000 33,941 −3.9%
2010 32,856 −3.2%
2020 31,095 −5.4%
U.S. Decennial Census[8]

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 33,941 人
  • 世帯数: 14,118 世帯
  • 家族数: 9,303 家族
  • 人口密度: 5人/km2(13人/mi2
  • 住居数: 21,919 軒
  • 住居密度: 3軒/km2(8軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • イギリス系:32.5%
  • アイルランド系:14.1%
  • アメリカ人:10.8%
  • フランス系:7.4%
  • スコットランド系:5%

言語による構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 22.9%
  • 18-24歳: 8.0%
  • 25-44歳: 26.3%
  • 45-64歳: 25.6%
  • 65歳以上: 17.3%
  • 年齢の中央値: 40歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 95.5
    • 18歳以上: 93.9

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 28.0%
  • 結婚・同居している夫婦: 52.1%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 9.5%
  • 非家族世帯: 34.1%
  • 単身世帯: 28.3%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 13.1%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.34人
    • 家族: 2.84人

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 25,869米ドル
    • 家族: 31,657米ドル
    • 性別
      • 男性: 28,347米ドル
      • 女性: 20,074米ドル
  • 人口1人あたり収入: 14,119米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 19.0%
    • 対家族数: 14.2%
    • 18歳未満: 22.4%
    • 65歳以上: 19.2%

都市と町

未編入の領域

  • ノース・ワシントン
  • イーストセントラル・ワシントン

インディアン居留地

  • パサマクォディ・プレザントポイント居留地
  • パサマクォディ・インディアン・タウンシップ居留地

脚注

  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 2023年12月23日閲覧。
  2. ^ Trotter, Bill. “Where in Maine does the sun rise first?”. Bangor Daily News. 2013年2月6日閲覧。
  3. ^ Machias Maine Wild Blueberry Festival Machias Chamber of Commerce
  4. ^ Dave Leip's Atlas of U.S. Presidential Elections”. 2012年11月29日閲覧。
  5. ^ Registration and Party Enrollment Statistics as of August, 2011”. Maine Bureau of Corporations. 2011年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年9月12日閲覧。
  6. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
  7. ^ ナショナルジオグラフィック『美しい光』日経ナショナルジオグラフィック社、2013年、84頁。ISBN 978-4-86313-228-3 
  8. ^ U.S. Decennial Census”. Census.gov. 2013年8月19日閲覧。

外部リンク

座標: 北緯44度58分 西経67度37分 / 北緯44.97度 西経67.61度 / 44.97; -67.61




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ワシントン郡 (メイン州)」の関連用語

ワシントン郡 (メイン州)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワシントン郡 (メイン州)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのワシントン郡 (メイン州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS