ルーター ブロードバンドルーター

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ルーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 01:31 UTC 版)

ブロードバンドルーター

無線LANアクセスポイント内蔵ブロードバンドルーター

基本的にはローカルルーターとスイッチングハブであるが、WAN回線用のモデムなどを内蔵し、リモートルーターであるものもある。あるいは、WAN側のネットワーク構成に応じ、各種トンネル機能を備えるものもある(後述)。

2010年現在は小型・簡略化したものが市販されており、一般家庭や小規模事務所などのユーザ向けのADSLFTTHなどの、ブロードバンドインターネット接続用に使われる。また、回線事業者が契約者に貸し出すADSLモデムONU[16]といった接続装置の多くがルーター機能を持っている。

一般家庭ユーザの利用を想定して、出荷前にあらかじめ基礎的な機能が組み込まれ構築がなされており、通常はISPの接続用アカウントを設定することで使えるようになっている。

また、日本においてはフレッツによる網構成がある関係上、一般市販されているブロードバンドルーターは、フレッツの網構成には基本的に殆どの機種が対応し、フレッツ以外のISP回線事業者(FVNE)の網構成への対応は、オプションとして一部の回線事業者だけに対応あるいは非対応のものが多く、フレッツ以外のISP回線事業者のサービスを契約する場合はそのISPが専用のルータ機器をレンタル提供する、と言う住み分けが一般的である。また、市販のフレッツ対応ルーターについても、IPv4にしか対応しない古い機種(概ね生産終了)、IPv4とIPv6移行過渡期の過渡的機種[注 13]、2010年代後半以降のIPv6移行期に対応している機種、に大別される。

また、本来ルーターはIP層までを扱うのが本来の役割であるが、家庭向けブロードバンドルーターの中には、それに加えDNSキャッシュサーバ、ダイナミックドメインネームサービスへの自動登録機能、BitTorrentクライアントなどそれ以上の層に属する機能を持つものもある。

(企業・ISP用の大型機器と比べて)小さな形状であり、初心者でも扱えることが利点である反面、それゆえのデメリットもある。

  • 家庭向け機器では、多くの製品において冷却機構はファンレスであるため、製品によっては熱暴走(オーバーヒート)する[注 14]。2010年代以降の日本メーカー製機器ではCPU等の小型化・低消費電力化で改善されている。
  • 無線LANアクセスポイント内蔵の製品においては、無線LANに関するセキュリティーのリスクがある。無線機能はほぼ初期設定のままで機能するものの、初期設定ではルーター-パソコン間の通信が暗号化されていないか、暗号の強度が低い設定のため暗号が解読されてしまい、LANへ侵入される可能性がある[18]

機能




注釈

  1. ^ CATVやADSLが広まった後も、安定したインフラクチャであるナローバンドとしての利用は続いた[4]
  2. ^ ただし、ブロードバンド普及についての経緯や規模は各国の政策、通信事情により異なる[5]
  3. ^ レイヤ2スイッチもASIC実装に至る。
  4. ^ 主にヤマハ製品で使われる呼称。ヤマハはエッジルーターを拠点ルーターと呼ぶ。
  5. ^ Infonetics Researchは、「EthernetとIPサービスへの移行が早まっている。2015年までにはATMやフレームリレーは実質的になくなるだろう、一方、専用線はもう少し先まで残る」と予測している[7]
  6. ^ モジュラー型はインターフェースカードをスロットに差し込むことでユニット交換が可能であり、拡張性に優れている。
  7. ^ フレームリレーの場合、ルーターをFRAD (Frame Relay Access Device) に設定し、接続先をデータ回線終端装置 (DCE) とする。
  8. ^ ルーターがIPパケットをルーティングする際、IPパケット・ヘッダーのTTL(Time To Live、IPパケットの寿命を表す数値)を1減らす。また、NAT/NAPTなどのアドレス変換時も、IPパケット・ヘッダーを書き換える。また、転送先のルートに合わせて、IPパケットを分割する場合もある。
  9. ^ cisco社ではアクセスリストまたはアクセス制御リスト (Access Control List) として実装する。
  10. ^ ルーティングテーブルは、宛先アドレス、ネクストホップ、送出元のインタフェースの各情報を持つ。
  11. ^ cisco社では、これをアドバタイズメント (advertisement) と呼ぶ。
  12. ^ ヤマハのRTシリーズなどでは、ネットワークバックアップ機能と呼ばれる[12]
  13. ^ 概ね2010年代前半までの機種。2010年代後半以降最新のIPv6/IPv4 over IPv6方式には対応していないものも多い
  14. ^ 本体に穴を開け、PC用ケースファンを設置するユーザもいる[17]
  15. ^ 2010年代後半以降、フレッツ網におけるIPv6でのIPv6 IPoEやIPv4 over IPv6の普及以降は、日本の各メーカーにおいて標準的機能となった。(生産終了機種を除く)
  16. ^ 一部のISP回線事業者(FVNE)での方式
  17. ^ フレッツ網におけるIPv6 IPoEルーティングは、「フレッツv6オプション」を契約により登録して、特定のVNE/ISPに接続(NGN網上の固定ルート設定)する形態であり、フレッツ網側からプレフィクスが広告(RA)される仕組みは共通であり、VNE/ISPによる差異は小さい。
  18. ^ IPv4 over IPv6の方式は各種類があり(基本的にはVNEごとに方式が違う場合がある)、ISP毎に対応する方式が異なる。ルーター側も全方式を網羅している訳ではないため、ルーターが非対応のサービス方式にはそのままでは接続不可。
  19. ^ セッションの発生から終了までを完全に監視し、中間者攻撃リセットパケットによる攻撃を排除する。(家庭用BBRでは基本的機能と言って良い)
  20. ^ (特定のプライベートアドレス機器をポート変換してグローバルIPアドレスとして公開) 
  21. ^ (対応機器は限定的である)
  22. ^ スマートフォンなどモバイル機器の普及により、無線アクセスポイント機能としての開発比重が高まっており、純粋な(ブロードバンド)ルーター的機能は付加的なものとなっている。例えばフレッツではHGW(ホームゲートウェイ)によるルーター機能の提供、フレッツ以外でもISP回線事業者によるレンタルルーター提供などが一般的である。
  23. ^ 2010年代以降、家庭向けルータ機器のCPUパワーでは非現実的となり、サービス終了・機能終了していった。近年ではDNSサービス側でのフィルタリングサービスを選択可能なものもあるが限定的である(サービス終了のものもある)

出典







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