ランチメイト症候群
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/11 01:34 UTC 版)
ランチメイト症候群(ランチメイトしょうこうぐん、ランチメート症候群とも)とは、精神科医の町沢静夫によって名付けられた[1]コミュニケーションの葛藤で、学校や職場で一緒に食事をする相手(ランチメイト)がいないことに一種の恐怖を覚えるというもの。本項目では類似の概念であるひとりじゃいられない症候群も含めて解説する。
注釈
出典
- ^ a b c 町沢静夫 『学校、生徒、教師のための心の健康ひろば』(初版)駿河台出版社、東京都千代田区、2002年8月1日、34頁頁。ISBN 4-411-00349-X。"そして彼女もまた、ランチには誰も友達がいなかった。そのため彼女は、ほとんど図書館で昼ごはんを食べていたという。昼ご飯でもたまに覗くように来る友達がいると、トイレに隠れることすらあったという。この彼女の言葉を聞いて、「ランチメイト症候群」という名前を私がつけたのである。"。
- ^ a b c d 町沢静夫「第1部第3章 ランチメイト症候群について」 『学校、生徒、教師のための心の健康ひろば』(初版)駿河台出版社、東京都千代田区、2002年8月1日、32-41頁頁。ISBN 4-411-00349-X。
- ^ “「【Campus新聞】隠れて食事 「便所飯」の実態は…(下)」”. SANKEI EXPRESS (イザ!). (2012年6月12日) 2013年12月9日閲覧。
- ^ a b 梅田カズヒコ/verb (2007年1月16日). “急増中!? 「ランチメイト症候群」って何だ?”. ファンキー通信 Livedoorニュース (ライブドア) 2009年8月18日閲覧。
- ^ a b c 辻大介「友だちがいないと見られることの不安」『月刊少年育成』第54巻第1号、大阪少年補導協会、2009年1月、 26-31頁、2009年8月18日閲覧。
辻大介 (2009年7月13日). “「友だちがいないと見られることの不安」”. 思考錯誤(辻大介個人ブログ). 2009年8月18日閲覧。 - ^ 宮原啓彰 (2009年7月20日). “【都市伝説を追う】トイレで食事“便所飯”は本当に都市伝説なのか? 経験者を発見!?”. MSN産経ニュース (産業経済新聞社). オリジナルの2010年11月30日時点におけるアーカイブ。 2009年9月4日閲覧。
- ^ 辻大介 (2008年8月2日). “『友達』、若者の負担に”. 朝日新聞夕刊 大阪版 (朝日新聞社): p. 9面
辻大介 (2008年8月20日). “若者に友達プレッシャー 一人でいる姿、見られたくない”. 朝日新聞夕刊 東京版 (朝日新聞社): p. 12面
辻大介 (2009年7月9日). “一年前に書いたこと”. 思考錯誤(辻大介個人ブログ). 2009年9月4日閲覧。 - ^ “「一人で食堂入りにくい」6割 法大教授調べ 「便所飯」経験も2%”. 朝日新聞朝刊 13版 (朝日新聞社): p. 22面. (2009年9月14日)
- 1 ランチメイト症候群とは
- 2 ランチメイト症候群の概要
- 3 脚注
ランチメイト症候群と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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