モスラ (1996年の映画) ノベライズ

モスラ (1996年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 03:33 UTC 版)

ノベライズ

劇場公開時に扶桑社から、波多野鷹作のノベライズが出版されている(ISBN 4594021190[49]。物語の描写はほぼ映画通りである[49]

映像ソフト

  • レーザーディスク
    • 1997年7月1日に3枚組ボックスが東宝ビデオより発売された[50]。1998年12月には廉価版も発売された[51]。品番 TLL2505[52]
  • DVD
    • 2006年1月27日に発売された。米田興弘(監督)、関口芳則(撮影)によるオーディオ・コメンタリー入り。
    • 2013年11月8日に期間限定プライス版として再発売された。
    • 2015年8月19日に東宝DVD名作セレクションとして再発売された。
  • Blu-ray Disc
    TBR27294D、2017年11月3日発売。
    モスラ3部作(モスラ、モスラ2、モスラ3)を収録したBOX。

サウンドトラック

  • モスラ オリジナルサウンドトラック完全盤(1996年12月16日/ポニーキャニオン/規格番号PCCR-00243)
  • モスラ三部作 オリジナル・サウンドトラック(2023年4月19日/CINEMA-KAN Label/規格番号CINK-150) 

「平成モスラ」の三部作を収録したCD6枚組BOX。過去の商品では未収録だった主題歌も収録している。

評価

配給収入は11億5千万円を記録。この好評を受け、シリーズは以後3年間製作公開されることとなった。また妖精が登場するファンタジックな作風から、女性にも訴求する作品との評価もある[53]

監督の米田によれば、本作品の公開後ラストシーンに否定的な感想が多かったと証言しており、その要因として人間が破壊した環境をモスラがいとも簡単に再生してしまったことを大人の観客が奇跡と感じられなかったことを挙げている[40]

受賞歴

脚注


注釈

  1. ^ 書籍『ゴジラ画報』では、「1時間35分」と記述している[1]
  2. ^ 特技監督の川北紘一は、ゴジラシリーズとの差別化を意図したものであると述べている[16]
  3. ^ 映画監督の鈴木卓爾は、国土開発を指名として働いていた父親がデスギドラ復活の原因となってしまい、フォローのない虚しさが印象に残ると評している[18]
  4. ^ 資料によっては、「全長」として記述している[21]
  5. ^ 書籍『ゴジラ画報』では、「59キログラム」と記述している[21]
  6. ^ 書籍『ゴジラ画報』では、「時速100キロメートル」と記述している[21]
  7. ^ 移動にはフォークリフトを必要とし、正確な重量は測ることができなかった[31]
  8. ^ 資料によっては、役名を田川義徳と記述している[4]
  9. ^ 屋久島では全景を観ることができるのは年に数回程度であるという[43]

出典

  1. ^ a b ゴジラ画報 1999, pp. 220–221, 「モスラ」
  2. ^ a b c d e f g h 東宝特撮映画大全集 2012, p. 252, 「『モスラ』(1996年版)」
  3. ^ a b c d e f g h i j k l モスラ”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2023年6月11日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l モスラ映画大全 2011, p. 136, 「『モスラ』」
  5. ^ a b キャラクター大全 2014, p. 166, 「東宝特撮映画リストACT.4」
  6. ^ a b c d ゴジラ来襲 1998, pp. 118–119, 「第2章 東宝・怪獣SF特撮映画の歩み 第4期(1984-1997)」
  7. ^ a b c 日本特撮映画図鑑 1999, pp. 77–78, 「モスラ MOTHRA」
  8. ^ a b c d 動画王特別編集ゴジラ大図鑑 2000, p. 186, 「1990年代 モスラ」
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m 東宝特撮全怪獣図鑑 2014, pp. 98–99, 「モスラ」
  10. ^ a b c d e f g h 超常識 2016, pp. 294–297, 「新たな設定のモスラ映画誕生! モスラ」
  11. ^ 過去興行収入上位作品 一般社団法人日本映画製作者連盟”. 2014年6月17日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j 東宝特撮映画大全集 2012, p. 253, 「『モスラ』(1996年版)作品解説/俳優名鑑」
  13. ^ a b c モスラ映画大全 2011, p. 138, 「『モスラ』登場人物・解説」
  14. ^ a b c GTOM vol.0 2022, p. 34, 「モスラ(1996)」
  15. ^ a b c d e f g h i 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 34–35, 「インタビュー 富山省吾」
  16. ^ a b c d e f モスラ映画大全 2011, pp. 128–133, 聞き手・青井邦夫、中村哲「インタビュー 特技監督 川北紘一」
  17. ^ a b c 東宝特撮映画大全集 2012, p. 255, 「『モスラ』(1996年版)撮影秘話/川北監督に訊く」
  18. ^ モスラ映画大全 2011, p. 139, 文・鈴木卓爾「トリップ感漂う川北特撮の妙」
  19. ^ a b c d e 超全集 1996, p. 19, 「モスラ キャラクター図鑑 ガルガル」
  20. ^ 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, p. 80, 「DESIGN WORKS」
  21. ^ a b c d e f g ゴジラ画報 1999, p. 34, 「東宝怪獣紳士録」
  22. ^ a b c d e f g h i オール東宝怪獣大図鑑 2014, p. 265, 「『モスラ』ガルガル」
  23. ^ a b c d e 東宝特撮映画大全集 2012, p. 254, 「『モスラ』(1996年版)怪獣図鑑/資料館」
  24. ^ キャラクター大全 2014, p. 146, 「ヤマトタケル、モスラ」
  25. ^ a b c d 全怪獣大図鑑 2021, p. 247, 「世界をゆるがすパワフル怪獣」
  26. ^ 『モスラ大百科』勁文社、1997年、65頁。ISBN 4766926382 
  27. ^ 宇宙船YB 1997, p. 9.
  28. ^ a b 動画王特別編集ゴジラ大図鑑 2000, p. 188, 「1990年代 モスラ」
  29. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 36–39, 「インタビュー 米田興弘」
  30. ^ a b c d e 超全集 1996, p. 59, 「メイキング オブ モスラ ガルガルの造型」
  31. ^ a b c d e f 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, p. 88, 「MONSTER MAKERS ガルガル造型 開米プロダクション 開米敏雄」
  32. ^ 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 70–73, 「インタビュー 羽野晶紀」
  33. ^ a b c d e f g h i j k l 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 50–61, 「スタッフが語る LDKバトルはいかに作られたか 僕の居間は戦場だった」
  34. ^ a b c 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, p. 105, 「モスラ SCENARIO & CONTINUITY SHEET 主な登場人物」
  35. ^ a b 特撮全史 2020, p. 120-121, 「モスラ MOTHRA」
  36. ^ 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 40–41, 「インタビュー 末谷真澄」
  37. ^ 東宝特撮女優大全集 2014, p. 156, 文・モルモット吉田「平成モスラ三部作」
  38. ^ a b 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 64–66, 「インタビュー 小林恵」
  39. ^ 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 62–63, 「衣裳デザイン 本谷智子」
  40. ^ a b 東宝SF特撮映画シリーズ13 1998, pp. 36–39, 「MAIN STAFF INTERVIEW 監督:米田興弘」
  41. ^ a b 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 97–100, 「『モスラ』に新たな映像イメージをもたらしたCG」
  42. ^ a b c d e f g h i j k 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 46–49, 「インタビュー 川北紘一」
  43. ^ a b c d e f g h i j 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 89–96, 助監督 鈴木健二「特撮撮影日誌」
  44. ^ 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 101–104, 「川北カッティングの秘密」
  45. ^ a b c d e f 宇宙船YB 1997, pp. 4–7, 撮影:飯塚康行「SFX FACTORY RETURNS!! in MOTHRA」
  46. ^ a b 「スーパー戦隊制作の裏舞台 渡辺俊幸」『スーパー戦隊Official Mook 20世紀』《1999 救急戦隊ゴーゴーファイブ講談社〈講談社シリーズMOOK〉、2018年6月9日、32頁。ISBN 978-4-06-509611-6 
  47. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 42–43, 「インタビュー 渡辺俊幸」
  48. ^ 東宝SF特撮映画シリーズ11 1996, pp. 67–69, 「インタビュー 山口紗弥加」
  49. ^ a b ゴジラ来襲 1998, pp. 170–171, 「第4章 東宝・怪獣SF映画の小説世界」
  50. ^ 『宇宙船YEAR BOOK 1998』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、1998年4月10日、62頁。雑誌コード:01844-04。 
  51. ^ 『宇宙船YEAR BOOK 1999』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、1999年5月1日、63頁。雑誌コード:01844-05。 
  52. ^ 日本特撮映画図鑑 1999, p. 143, 「東宝特撮作品 ビデオLDラインナップ 特撮シリーズ」
  53. ^ 渡辺津編「ライセンシングニュース 『GODZILLA』公開前のライセンシー10社拡大」『マーチャンダイジングライツレポート』1998年8月号、商品化権資料センター、1998年7月20日、44頁。 

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