メリー・ポピンズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/08 16:43 UTC 版)
登場人物
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主人公
- メリー・ポピンズ
- 魔法が使え、美人で賢く優しいスーパーナニー(乳母のこと、ベビーシッターとは若干ニュアンスが異なる)。普段は雲の上で暮らしている。鞄の中にはたくさんの道具が詰まっており、明らかに入らない大きなサイズの物まで入っている。ジェーンとマイケルの書いたナニー募集の広告を見て、ジョージの厳格な条件を見て集まってきたナニー達を魔法で追い払ってバンクス家にやって来た。基本的に穏やかで理知的な物腰であるが、ジェーンとマイケルに見せた魔法についてはぐらかす言動が多く、ジェーンとマイケルが自分を実の親以上に慕うことには突き放した態度を取る。しかし、本心では子供たちを愛しており、子供たちの実の親には敵わないと距離を置かざるを得ず、やがては別れなければならないことを悲しんでいた。
- バート
- メリーの昔からの親友で、快活な性格で屈託のない好青年。よく間違えられるがメリーの恋人ではない。歌も上手ければダンスも上手く、何でもこなす大道芸人。煙突掃除屋をはじめ、ストリートミュージシャン、絵描き、凧売りなど日によっていつも違う仕事をしている。昔は気難しく笑わない子供で両親にもよく思われていなかったらしいが、メリーの呪文を聞いて何も怖いものがなくなり、今のような性格[5]に変わったらしい。
バンクス家の人々
- ジョージ・バンクス
- 銀行に勤める厳格なお父さん。全てきっちりとしなければ気がすまず、メリーを快く思っていなかった。
- ウィニフレッド・バンクス
- ジョージの妻で、ジェーンとマイケルのお母さん。夫と違ってメリーには肯定的だが、女性の選挙権を主張する運動に夢中で、子供たちのことはいつもナニーに任せっきり。
- ジェーン・カロライン・バンクス
- バンクス家の長女でマイケルの姉。楽天的な性格で、部屋の片付けが苦手。
- マイケル・バンクス
- バンクス家の長男でジェーンの弟。少し頑固で気難しい性格。子役のマシュウ・ガーバーはジョージ役のデヴィッド・トムリンソンに似ていることから起用された。
- エレン
- バンクス家の家政婦。貧乏くじを引かされることが多く、不思議な現象を起こすメリーにも驚かされっぱなし。
- ブリル
- バンクス家のコック。エレンとは犬猿の仲で、いつも口げんかばかりしている。
- ケイティ・ナナ
- メリーの前任のナニー。元々ライオンの調教師だったはずが、なぜかウィニフレッドにナニーとして雇われていた。ジェーンとマイケルに手を焼き、物語の冒頭で辞めてしまう。
その他
- ブーム海軍大将
- バンクス家の隣に住む元軍人で、ジョージの友人。引退後も海軍の規則正しい生活を続けているが、毎日朝と夕方の決まった時間になると時報代わりに大砲をぶっ放し、バンクス家は振動と騒音でいつも迷惑を蒙っている。バート達煙突掃除人が屋根の上で踊るのを見て、ホッテントット(日本版では海賊)が襲撃したと勘違いして花火弾を放ったこともある。原作では、子供達が出かけた夜中の動物園で、動物と関係が逆転して、檻の中に入っていたことがある。
- ジョーンズ巡査
- バンクス家が住むチェリー通りの治安を守る警官。凧を探して迷子になったジェーンとマイケルを保護したり、銀行に向かって帰ってこないジョージの居場所を探すなど、なにかとバンクス家を助ける。原作には登場しないキャラクター。
- アルバートおじさん
- 大の笑い上戸で、笑い出すと止まらず体が浮いてしまう。降りるためには、悲しいことを考えなければいけない。原作ではアルバート・ウィッグという名前で「ウィッグさん」と呼ばれる。
- ハトの餌を売る老女
- セント・ポール大聖堂前の広場で2ペンスでハトの餌を売っている。メリーの水晶玉で見えただけではなく、子供たちがバンクス氏の銀行に行く途中で、出会う。映画では、バンクス氏と子供二人で出会っているが、原作ではメリーと子供二人で出会っている。
- ミスター・ドース・ジュニア
- ジョージが勤める銀行の重役で、ドース・シニアの息子。常に父親の言いなりに動くことしかできず、一度も父親の笑った顔を見たことがなかった。原作には登場しないキャラクター。
- ミスター・ドース・シニア
- 本作のディズニー・ヴィランズ。バート役のディック・ヴァン・ダイクが一人二役で演じている。かなりの高齢で、常に杖をつき歩行すら不自由そうにしている。銀行を一代で築き上げた頭取で名誉社長であるが、その本性は顧客に預金させる為なら手段を選ばず、子供の僅かばかりのお小遣いさえも預金させようとしたり、少しでも銀行に損失を与えた行員は陰湿な嫌がらせをしながら解雇を宣告するほどに、守銭奴かつ儲け第一な性格。息子や大勢の銀行員を従えジェーンとマイケルに預金や投資の重要性について頭ごなしに説得した挙句、強引に2ペンスを奪い取るもそれが原因で銀行始まって以来初の取り付け騒ぎに発展してしまう。騒ぎの原因であるジェーンとマイケルを銀行に連れてきたジョージに全責任を押し付けて解雇しようとするも、改心したジョージに真っ向から「インチキはお前だ」と反抗され、その後吹き込まれたジョークにより笑いながら宙に浮かびそのまま息を引き取る。原作には登場しないキャラクター。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)231頁
- ^ “「パルプ・フィクション」「荒野の七人」ほか25本が米フィルム登録簿に永久保存 : 映画ニュース”. 映画.com. 2021年4月10日閲覧。
- ^ “Walt Disney | American Experience | PBS” (英語). www.pbs.org. 2021年4月10日閲覧。
- ^ 日本での公開は2019年。“メリー・ポピンズが帰ってきた!半世紀ぶり続編、初予告が公開”. シネマトゥデイ. (2018年3月6日) 2018年5月24日閲覧。
- ^ スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス 歌詞により語られている
- ^ 新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ―イギリス小説と映画から読む「階級」』 (平凡社新書)
- ^ Nast, Condé (2024年2月28日). “Perché i minori non potranno più vedere Mary Poppins da soli” (イタリア語). Wired Italia. 2024年2月29日閲覧。
- ^ Kaur, Harmeet (2024年2月27日). “‘Mary Poppins’ gets a new age rating over discriminatory language” (英語). CNN. 2024年2月29日閲覧。
固有名詞の分類
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