メトロシデロス・エクスケルサ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/05 09:48 UTC 版)
関連項目
- Metrosideros fulgens - 本種と同じくニュージーランドに分布する同属の常緑つる性植物。『原色世界植物大圖鑑』(北隆館、1986年)にシノニムの「メトロシデロス フロリダ」(M. florida)として掲載。マオリ語名は rātā、whakatangitangi、akatawhiwhi、amaru、kāhikahika。
- (ノーザン)ラタ(Metrosideros robusta)、サザンラタ(M. umbellata)- いずれもニュージーランドに自生する同属の樹木でマオリ語名を rātā(ラタあるいはラーター)といい、前者にはノーザン(Northern)、後者にはサザン(Southern)が冠される。ラッセル (2017) に掲載されている「ラーター」は M. robusta の方である。
- ヌイチア・フロリブンダ(Nuytsia floribunda)- 本種同様に「クリスマスツリー」の俗称を持つがこちらはオーストラリア産で、分類も全く異なるオオバヤドリギ科である。
注釈
- ^ Hawaiki。マオリの神話伝説上の故郷にして、死者が帰る地[17]。
- ^ 直訳すれば「ギンバイカの錆」。学名: Austropuccinia psidii(シノニム: Puccinia psidii)[21]、中南米およびカリブ海地域を原産とするサビキン目の菌類で、ニュージーランドではケルマデック諸島のラウル島(英: Raoul Island)において初めて同定され、在来のカヌカ(学名: Kunzea ericoides)、ギョリュウバイ、ラタ(#関連項目を参照)、ramarama(学名: Lophomyrtus bullata)、rohutu(学名: Lophomyrtus obcordata)や外来のフェイジョア、ユーカリ類といったマオリによって利用されるフトモモ科植物に害を及ぼすことが懸念されている[22]。和訳例としては単に「さび病菌」[23] とした例が見られ、この菌による病害の名称は「オヒアさび病」とすることが提案されている[24]。
出典
- ^ a b Hassler (2018).
- ^ a b c d e f g h 冨樫 (1972).
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- ^ “Fears for sacred Cape Reinga pohutukawa”. NZ Herald (2017年5月11日). 2018年12月11日閲覧。
- ^ a b Wotherspoon & Wotherspoon (2002:382).
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