メイド・イン・USA メイド・イン・USAの概要

メイド・イン・USA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/02 18:53 UTC 版)

メイド・イン・USA
Made in USA
監督 ジャン=リュック・ゴダール
脚本 ジャン=リュック・ゴダール
原作 リチャード・スターク
製作総指揮 ジョルジュ・ド・ボールガール
出演者 アンナ・カリーナ
ジャン=ピエール・レオ
ラズロ・サボ
マリアンヌ・フェイスフル
イヴ・アフォンソ
音楽 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ロベルト・シューマン
撮影 ラウール・クタール
編集 アニエス・ギュモ
製作会社 ローマ=パリ・フィルム
アヌーシュカ・フィルム
SEPIC
配給 リュクス
パテ
フランス映画社
公開 1967年1月27日
1967年9月27日
1971年1月15日
上映時間 90分
製作国 フランス
言語 フランス語
製作費 5万ドル
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概要

1966年、ゴダールは、本作と『彼女について私が知っている二、三の事柄』、オムニバス『愛すべき女・女たち』の一篇『未来展望』の3作を撮影している。本作は、実際のモロッコの左翼政治家失踪事件「ベン・バルカ事件」をヒントに、リチャード・スターク(ドナルド・E・ウェストレイクの別名)が書いた小説『悪党パーカー/死者の遺産』(原題 The Jugger)を原作として[1]、ゴダールが脚本を書いた。

歌手のマリアンヌ・フェイスフル、作家・映画監督のフィリップ・ラブロが本人役で登場するほか、役名に、ドナルド・シーゲル(映画監督ドン・シーゲル)、リチャード・ウィドマーク(俳優)、オルドリッチ警部(映画監督ロバート・オルドリッチ)、ドリス・ミゾグチ(映画監督溝口健二)等、映画監督の名がフィーチャーされている。映画の舞台となる都市は「アトランチック・シティ」で、小説家のレイモンド・チャンドラーの作品に登場する架空都市の名を引用している[2]

ストーリー

物語の舞台は現在から2年後、「アトランチック・シティ」にポーラ・ネルソン(アンナ・カリーナ)が到着する。昔の愛人リシャール・ポリツェール(声・ジャン=リュック・ゴダール)からの電報で呼ばれたからだが、リシャールはすでに心臓麻痺で死んでいた。

リシャールの死をめぐって、有象無象がポーラに接近し、リチャード・ウィドマーク(ラズロ・サボ)とドナルド・シーゲル(ジャン=ピエール・レオ)がポーラを監視する。接近してきた有象無象のうち、エドガール・ティフュス(エルネスト・メンツェル)、ドリス・ミゾグチ(小坂恭子)が殺される。

リシャールは、週刊誌の論説主幹であったが、党の指導者でもあったことから暗殺されたのだ。アトランティック・シティの前市長も同様に暗殺されている。やがてリシャールを暗殺した犯人は、リチャード・ウィドマークとドナルド・シーゲルだとわかる。ポーラは、デイヴィッド・グーディスとともに事件を解決する。

スタッフ


  1. ^ allcinemaサイト内の記事「メイド・イン・USA」の記述を参照。
  2. ^ キネマ旬報DBサイト内の記事「メイド・イン・U.S.A.」の記述を参照。
  3. ^ チフスの意
  4. ^ Made in U.S.A.”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年9月19日閲覧。


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