ホンダ・CB400SS 概要

ホンダ・CB400SS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 15:08 UTC 版)

概要

型式名BC-NC41。2001年10月10日発表、同月11日発売されたCBシリーズ排気量400ccクラス(普通自動二輪車)のネイキッドモデル[2]1998年発売のNC38型CL400をベースに開発された。このためセミダブルクレードル型フレーム前輪テレスコピックならびに後輪スイングアームのサスペンション・NC38E型空冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒エンジンなど基本構成部品の多くが共通する姉妹車である。

自動車排出ガス規制強化に対応せず2008年9月に生産終了。

車両解説

単気筒エンジンの心地よい鼓動感と伝統を感じさせるベーシックなデザイン。さらには軽量化による扱いやすさをコンセプトに開発されたロードスポートモデルである。

車名のSSは、当初シングル(単気筒)のスタンダード機種を目指すStandard Singleの略という意味を持たせたが、2003年以降はSingle Sportsの略という意味合いに変更された。

搭載されるMC38E型エンジンはCL400からのキャリーオーバーであるが、元々は1995年からエンデューロレース専用の輸出モデルと製造されていたXR400R用NE03E型に以下の設計変更を実施したものである。

  • 圧縮比:9.3→8.8
  • キャブレター:PD36型強制開閉→VE型負圧
  • 排気バルブ径縮小
  • フライホイールマス増量
  • マニュアルデコンプ機構の廃止
  • 二次空気導入装置の搭載

このため基本的にXR400Rのエンジン部品流用によるチューニングが可能とされる。さらにNE03E型も基本設計は、1983年製造のXR350Rに搭載されていた排気量339ccSOHC単気筒エンジンから継承されたものであり、後部マウント・カムチェーンテンショナー・スタッドボルトの一部は変更されるが、RFVC[注 1]もそのまま搭載される。

また潤滑方式はドライサンプを採用したことも含め車体デザインや広告戦略などからヤマハSR400が対抗車種とされたが、相違点としてクランク内にバランサーを搭載するため振動面・騒音面では有利である。また振動減少の二次効果としてフレームに過度の補強が不要となるため軽量化できるメリットがあり、発売当初はクラス最軽量モデルとなった。

始動は、オートデコンプ装備キックスターターのみとされたが、2003年のマイナーチェンジでセルフスターターが搭載された。








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