ホイールローダー ホイールローダーの概要

ホイールローダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 08:11 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
中型のホイールローダー
34トン級 大型ホイールローダー

主に土砂や砕石などの粉体または粒体物をダンプカーに積み込み込んだり、構内短距離運搬する作業で用いられている建設機械であり、油圧ショベルより一度に多量の土砂を積み込むことができる。 ゴムタイヤで走行するため、クローラーを装軌したブルドーザーやトラクターショベルと比べて掘進力は弱いが、比較的に軟質な地質ならば前進掘削する作業も可能である。
外見的にショベルローダーと近似しており、標準仕様のバケットは同一形状とも言えるが、ショベルローダーは前輪二輪駆動で路面を掘り下げる能力は無く不整地や軟弱路面、急傾斜地を走行することは困難であるのに対して、ホイールローダーは四輪駆動であり路面を掘り下げる能力を有し不整地や軟弱路面、急傾斜地を走行することが可能など作業性能や走行機体構造の違いが大きく、日本の法令ではショベルローダーは荷役機械、ホイールローダーは車両系建設機械(整地・掘削等)に分類されている。 車輪は、四輪駆動である。操舵は前輪と後輪の間の車体が折れ曲がる中折れ式であり、軌跡は前輪と後輪が一緒であるため、内輪差外輪差は発生しない。操舵は油圧駆動であり、ハンドルの切れ角と実際の舵の切れ角は必ずしも一致しない。走行最高速度は小型特殊自動車登録可能なものは15km/h、中~大型のものでは30~50km/h程度出せるものもある。

ホイールローダーのうち、自走式の油圧ショベルは左側通行・右側通行の区分に関係なく左ハンドルであるが、理由は右ハンドルで設計すると構造上死角が大きくなり、歩行者や車両の巻き込み事故の危険性が増大するためである。

日本国内の公道を走行する場合、小型特殊の車両は緑色の小型ナンバープレートが、大型特殊の車両は一般車両と同じサイズで0ナンバーが適用される。

土木建設現場以外での使用例

  • 鉱石や石炭、土砂砕石などのストックヤード作業、荷役作業
  • 麦、大豆、畜産飼料など農産物のバラ積み荷役作業
  • 塵芥廃棄物の整理、積み替え作業、埋め立て敷均し作業、ホッパー投入作業
  • 林業ではバケットを取り付けて整地や小物運搬、フォークを取り付けて伐採原木の積み込みなどにも多用されている。
  • ホイールローダーは、小型特殊自動車または大型特殊自動車登録して自走回送したり、道路工事などの道路上作業でも用いられており、自動車教習所運転免許試験場において、ショベルローダーと共に大型特殊免許の教習車や試験車としても多用されている。
  • 雪国においては、夏季はバケットを取り付けて建設作業で使用し、冬季はスノーブレードまたはスノープラウを取り付けて除雪車として使用する光景が見られる。
  • 自衛隊、消防機関、警察では路上障害物の突破排除や災害瓦礫の除去作業用にホイールローダーを多用している。

公道走行の免許と保険

公道を走行するものは、車体寸法と最高速度に応じて小型特殊自動車または大型特殊自動車の何らかの登録をする必要があり、対応した運転免許が必要となる。小型特殊登録車は原付以外のいずれかの免許があれば運転できるが、大型特殊登録車は大型特殊1種または2種の免許がないと運転できない。下記の技能講習修了または、建設機械施工技術検定合格の資格は公道上を走行する運転操作のみならば不要である。車両については、前照灯・警音器・方向指示器などの法定装置を具備した上でナンバープレートの取得、自動車損害賠償責任保険の加入が必須である。また、道路管理者の許可または委託を受けた場合以外は公道上で作業装置を使用してはならない。




「ホイールローダー」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ホイールローダー」の関連用語

ホイールローダーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ホイールローダーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのホイールローダー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2023 GRAS Group, Inc.RSS