ブワイフ朝 ブワイフ朝の概要

ブワイフ朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 07:13 UTC 版)

ブワイフ朝
932年 - 1062年

ブワイフ朝の領域(970年)
公用語 アラビア語
首都 シーラーズ
シャーハンシャー
932年 - 949年 イマード・アッダウラ英語版(初代)
978年 - 983年アドゥド・アッダウラ英語版
1055年 - 1062年フーラード・ストゥーン(最後)
変遷
成立 932年
バグダード入城946年
滅亡1062年
イランの歴史
イランの歴史
イランの先史時代英語版
原エラム
エラム
ジーロフト文化英語版
マンナエ
メディア王国
ペルシア帝国
アケメネス朝
セレウコス朝
アルサケス朝
サーサーン朝
イスラームの征服
ウマイヤ朝
アッバース朝
ターヒル朝
サッファール朝
サーマーン朝
ズィヤール朝
ブワイフ朝 ガズナ朝
セルジューク朝 ゴール朝
ホラズム・シャー朝
イルハン朝
ムザッファル朝 ティムール朝
黒羊朝 白羊朝
サファヴィー朝
アフシャール朝
ザンド朝
ガージャール朝
パフラヴィー朝
イスラーム共和国

  1. ^ たとえば『イスラム事典』(平凡社、1982年)「ブワイフ朝」の項[2]や『イスラム教入門』(中村廣治郎、岩波書店、1998年)128頁[3]。これに対して「ブワイフ朝はシーア派を信奉していた」と記載するにとどめらる一般向け概説書としては、たとえば "Buyid dynasty". Encyclopedia Britannica, 21 Apr. 2021.[4] 『イスラム教の歴史』(河出書房新社、2017年)[5]
  2. ^ 近年(20世紀)の研究によれば、従来言われていた「ブワイフ朝は十二イマーム派を奨励した」という説は後世の創作・誇張が含まれると考えられるが、少なくとも好意的であった証拠はいくつか存在する[1]。なお、ブワイフ朝がスンナ派を抑圧した可能性については、少なくともイラクにおいては証拠が見つかっていない[1]。シーア派教義を強制もしていない[5]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n Nagel, Tilman (15 December 1990). "Buyids". Encyclopaedia Iranica. Columbia University. 2023年6月23日閲覧
  2. ^ 『イスラム事典』(平凡社、1982年)「ブワイフ朝」の項。執筆担当:清水宏祐。
  3. ^ a b c d 中村廣治郎『イスラム教入門』岩波書店、1998年、128頁。ISBN 4004305381 
  4. ^ Britannica, The Editors of Encyclopaedia. "Buyid dynasty". Encyclopedia Britannica, 21 Apr. 2021, https://www.britannica.com/topic/Buyid-dynasty. Accessed 22 June 2023.
  5. ^ a b c d e 平野貴大 著「第四章シーア派とイラン」、菊地達也 編『イスラム教の歴史』河出書房新社、2017年。ISBN 9784309762623 
  6. ^ a b c d e f g h i Busse, Heribert (1975). "Iran Under the Buyids". In Frye, Richard N. (ed.). The Cambridge History of Iran, Volume 4: From the Arab Invasion to the Saljuqs. Cambridge: Cambridge University Press. pp. 250–305. ISBN 0-521-20093-8. (特にpp.287-288)
  7. ^ 橋爪 烈「初期ブワイフ朝君主の主導権争いとアッバース朝カリフ : イマーラ、リヤーサ、ムルクの検討を中心に」『史学雑誌』第112巻第2号、2003年2月20日、212-235頁、doi:10.24471/shigaku.112.2_212 
  8. ^ a b c d e f g 菊地, 達也『イスラーム教「異端」と「正統」の思想史』講談社〈講談社メチエ〉、2009年8月10日、173-180頁。ISBN 978-4-06-258446-3 


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