フォルクスパルクシュタディオン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/18 09:58 UTC 版)
概要
1953年に「フォルクスパルクシュタディオン (Volksparkstadion)」(直訳すると「市民公園競技場」)として開場した。地元のサッカークラブチーム「ハンブルガーSV」、アメリカンフットボールNFLヨーロッパのチーム・ハンブルク・シーデビルズの本拠地としてそれぞれ使用され、サッカーでは1974年の西ドイツW杯では東西ドイツの対戦会場となり、その他1988年のEURO1988など多くの国際試合でも使用されてきた。旧名時代は客席に屋根がかかっておらず、スタンドから見える高いクレーンにつけられた照明塔が特徴的だったが、現在は客席が屋根で覆われているので当時の面影はない。
2000年、AOLがネーミングライツを取得し「AOLアレナ (AOL Arena)」に改称。
2006年のドイツW杯でも5試合の開催が行われた。
なお、FIFA(国際サッカー連盟)の規定では、FIFAが主催する国際大会においては、FIFAが認定した公式パートナー・サプライヤー以外の企業のスタジアムの広告や命名権(ネーミングライツ)によるスタジアムの企業名露出を禁止していること、また2006年5月をもってAOL社とのスポンサー契約が終了したことから、ドイツW杯期間中は「FIFAワールドカップスタジアム・ハンブルク」として開催された。ドイツW杯以降、AOLとの命名権契約はないもののAOLアレナと呼ばれ続けていた。2007年3月、ドイツの州立銀行HSHノルトバンクが2500万ユーロで3年間の命名権を買い取り、2007-08年シーズンから「HSHノルトバンクアレーナ」に改称することとなった。契約が切れた後2011年より、オランダの企業イムテックが命名権を取得し「イムテック・アレーナ」となった。なお、UEFA主催試合ではハンブルク・アレーナと呼ばれる。
イムテックによる命名権契約が満了した2015年7月より、ネーミングライツ導入以前の名称である「フォルクスパルクシュタディオン」に戻された[1]。
- ^ Kühne steigt ein und präsentiert das VolksparkstadionハンブルガーSV 2015年1月22日
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