フィリポ フィリポの概要

フィリポ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/23 13:38 UTC 版)

聖フィリポ
フィリポの像(サンクトペテルブルク聖イサアク大聖堂のもの)
使徒
崇敬する教派 カトリック教会、非カルケドン派、正教会、聖公会、ルーテル教会
記念日 5月1日(聖公会・ルーテル教会・カトリック(1955年以前))
5月11日(カトリック(1955-69))
5月3日(カトリック(1969-))
11月14日(正教会)
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フィリポという名前はギリシア語の男性名で、ユダヤ人としての名は別にあったと想定される。なおフィリポ、ピリポという表記は「馬を愛する者」を意味するピリッポス(フィリッポス)の、日本語聖書翻訳の新共同訳聖書における、格変化語尾をはずして名詞幹のみにした慣用表記である。

フィリポは四福音書の十二使徒のリストすべてに登場するが、その記事はあまり多くなく、『ヨハネによる福音書』に集中している。それによればフィリポはベトサイダの出身で、イエスに直接招かれて弟子になる。フィリポは知り合いのナタナエルにイエスを紹介し、ナタナエルも弟子になった。また、「ギリシャ人」(これはギリシア語を話すユダヤ人である可能性もある)がイエスに会いにきたときには、まずフィリポに仲介を頼んでいる。

崇敬

西方教会における記念日はもともと5月1日であり、聖公会ルーテル教会においては現在もその日に記念されている。ローマ・カトリック教会においては1955年から5月11日に、さらに1969年から5月3日に移動されて現在に至っている。

正教会においては、11月14日(ユリウス暦をもちいる場合。グレゴリオ暦11月27日に相当)フィリップ(フィリポ)の祭日をもって、降誕祭前の斎の開始とし、これを「フィリップの斎」と呼ぶ。

脚注

関連項目




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