フアン・モナコ フアン・モナコの概要

フアン・モナコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 05:34 UTC 版)

フアン・モナコ
Juan Mónaco
フアン・モナコ
基本情報
フルネーム Juan Mónaco
愛称 Pico
国籍 アルゼンチン
出身地 同・タンディル
居住地 同・ブエノスアイレス
生年月日 (1984-03-29) 1984年3月29日(40歳)
身長 185cm
体重 76kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2002年
引退年 2017年
ツアー通算 12勝
シングルス 9勝
ダブルス 3勝
生涯通算成績 426勝392敗
シングルス 342勝271敗
ダブルス 84勝121敗
生涯獲得賞金 $8,091,242
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2008・10)
全仏 4回戦(2007・12)
全英 3回戦(2012・13)
全米 4回戦(2007・11)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 3回戦(2009)
全仏 ベスト8(2014)
全英 1回戦(2005・09)
全米 ベスト4(2008)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 10位(2012年7月23日)
ダブルス 41位(2009年1月5日)

来歴

ビジネスマンの父と建築家の母の間に生まれたモナコは6歳からテニスを始め、2002年にプロ入り。2004年には男子国別対抗戦デビスカップアルゼンチン代表に選ばれるとその3ヶ月後には早くもシングルスランキングトップ100に入り、アルゼンチンテニス界期待の若手として注目を集めていく。

2007年全豪オープンにて

2007年はモナコの大きな飛躍の年であった。2月に地元のアルゼンチン・オープンでATPツアー初優勝を遂げると、5月のヒポ・グループ・テニス国際、7月のオーストリア・オープンでも優勝。この年の4大大会においても全仏オープン全米オープンで共に自己最高の4回戦まで勝ち上がる等の活躍により年初に「69位」だったランキングを年末には「23位」にまで急上昇させた。

2011年全米オープンでは4大大会で3度目の4回戦に進出。4回戦でロジャー・フェデラーに1-6, 2-6, 0-6で完敗しベスト8進出を逃した。10月のバレンシア・オープンでは準決勝で前年優勝のダビド・フェレールに7-5, 1-6, 6-3で勝利して、初めてクレーコート以外の大会のシングルス決勝に進出したが、決勝でマルセル・グラノリェルスに2–6, 6–4, 6–7(3)で敗れた。スペインとのデビスカップ2011決勝では親友のラファエル・ナダルに1-6, 1-6, 2-6で完敗した。チームも1勝3敗で敗れ初優勝を逃した。

2012年2月のチリ・オープンでは、決勝で同じアルゼンチンのカルロス・ベルロクを6–3, 6–7(1), 6–1で破り、2007年以来のシングルス4勝目を挙げた。4月の全米男子クレーコート選手権でもジョン・イズナーを6–2, 3–6, 6–3で破りシングルス5勝目、7月のドイツ国際オープントミー・ハースを7–5, 6–4で破り6勝目を挙げている。2012年7月23日付けのランキングで10位になりモナコは28歳で初めてのトップ10入りを果たした。9月のマレーシア・オープン・クアラルンプールでは決勝でジュリアン・ベネトーを7–5, 4–6, 6–3で破り初めてハードコートの大会で優勝した。

2014年4月全米男子クレーコート選手権1回戦にてクレーコート200勝を達成した。

2015年マイアミ・オープンではフェルナンド・ベルダスコを破り3年ぶりとなるベスト8に進出している。

2016年全米男子クレーコート選手権では3年ぶりにツアー優勝を果たす。5月のBNLイタリア国際では3回戦で世界ランク4位のスタン・ワウリンカに6-7(5), 6-3, 6-4で勝利し、ベスト8に進出。準々決勝は怪我のため棄権した。

モナコはオリンピックアルゼンチン代表として、2008年北京五輪2012年ロンドン五輪の2大会に出場している。

2017年5月15日に引退発表をSNSで行った[1]

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 21回 (9勝12敗)

大会グレード
グランドスラム (0-0)
ATPワールドツアー・ファイナル (0-0)
ATPワールドツアー・マスターズ1000 (0-0)
ATPワールドツアー・500シリーズ (2-1)
ATPワールドツアー・250シリーズ (7–11)
サーフェス別タイトル
ハード (1–1)
クレー (8-11)
芝 (0-0)
カーペット (0-0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2005年4月4日 カサブランカ クレー マリアノ・プエルタ 4–6, 1–6
優勝 1. 2007年2月19日 ブエノスアイレス クレー アレッシオ・ディ・マウロ 6–1, 6–2
優勝 2. 2007年5月20日 ペルチャッハ クレー ガエル・モンフィス 7–6(3), 6–0
優勝 3. 2007年7月23日 キッツビュール クレー ポティート・スタラーチェ 5–7, 6–3, 6–4
準優勝 2. 2008年2月3日 ビニャ・デル・マール クレー フェルナンド・ゴンサレス 不戦敗
準優勝 3. 2008年5月19日 ペルチャッハ クレー ニコライ・ダビデンコ 2–6, 6–2, 2–6
準優勝 4. 2009年2月16日 ブエノスアイレス クレー トミー・ロブレド 5–7, 6–2, 6–7(5)
準優勝 5. 2009年7月19日 ボースタード クレー ロビン・セーデリング 3–6, 6–7(4)
準優勝 6. 2009年9月27日 ブカレスト クレー アルベルト・モンタニェス 6–7(2), 6–7(5)
準優勝 7. 2010年2月7日 サンティアゴ クレー トマス・ベルッシ 2–6, 6–0, 4–6
準優勝 8. 2011年11月6日 バレンシア ハード (室内) マルセル・グラノリェルス 2–6, 6–4, 6–7(3)
優勝 4. 2012年2月6日 ビニャ・デル・マール クレー カルロス・ベルロク 6–3, 6–7(1), 6–1
優勝 5. 2012年4月15日 ヒューストン クレー ジョン・イスナー 6–2, 3–6, 6–3
準優勝 9. 2012年7月15日 シュトゥットガルト クレー ヤンコ・ティプサレビッチ 4–6, 7–5, 3–6
優勝 6. 2012年7月22日 ハンブルク クレー トミー・ハース 7–5, 6–4
優勝 7. 2012年9月30日 クアラルンプール ハード (室内) ジュリアン・ベネトー 7–5, 4–6, 6–3
優勝 8. 2013年5月25日 デュッセルドルフ クレー ヤルコ・ニエミネン 6–4, 6–3
準優勝 10. 2013年8月3日 キッツビュール クレー マルセル・グラノリェルス 6-0, 6–7(3), 4–6
準優勝 11. 2014年7月27日 グシュタード クレー パブロ・アンドゥハル 3–6, 5–7
準優勝 12. 2015年3月1日 ブエノスアイレス クレー ラファエル・ナダル 4–6, 1–6
優勝 9. 2016年4月10日 ヒューストン クレー ジャック・ソック 3–6, 6–3, 7–5

ダブルス: 6回 (3勝3敗)

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2008年1月11日 オークランド ハード ルイス・オルナ グザビエ・マリス
ユルゲン・メルツァー
6–4, 3–6, [10–7]
準優勝 1. 2008年2月3日 ビニャ・デル・マール クレー マキシモ・ゴンサレス ホセ・アカスソ
セバスティアン・プリエト
1-6, 0-3, 途中棄権
優勝 2. 2008年4月19日 バレンシア クレー マキシモ・ゴンサレス トラビス・パロット
フィリップ・ポラーシェク
7–5, 7–5
準優勝 2. 2009年2月14日 コスタ・ド・サイペ クレー ルーカス・アーノルド・カー マルセル・グラノリェルス
トミー・ロブレド
4-6, 5-7
準優勝 3. 2013年2月10日 ビニャ・デル・マール クレー ラファエル・ナダル パオロ・ロレンツィ
ポティート・スタラーチェ
2–6, 4–6
優勝 3. 2015年1月10日 ドーハ ハード ラファエル・ナダル ユリアン・ノール
フィリップ・オズワルド
6–3, 6–4



「フアン・モナコ」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フアン・モナコ」の関連用語

フアン・モナコのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フアン・モナコのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフアン・モナコ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS