ビニー・カスティーヤ 経歴

ビニー・カスティーヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 19:29 UTC 版)

経歴

1987年から1989年にかけてはリーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルに所属した。

1990年アトランタ・ブレーブスに入団。1991年9月1日に、メジャーデビューを果たす。

1992年シーズンオフ、拡張ドラフトで新生コロラド・ロッキーズの指名を受け、ロッキーズに移籍。

1995年にはレギュラーに定着し、35本塁打を記録してチームの球団創設3年目にして初のワイルドカードでのディビジョンシリーズ進出に貢献。

1996年には40本塁打、113打点を記録。チームメイトのアンドレス・ガララーガエリス・バークスも40本塁打を記録し、MLB史上2チーム目の「同一シーズンに40本塁打3人」を記録。さらにダンテ・ビシェットも含めて4人が100打点を記録し、こちらはMLB史上3チーム目であった。

1998年には全162試合に出場し、いずれも自己最多となる46本塁打、144打点を記録。

1999年オフに2選手との交換トレードタンパベイ・デビルレイズに移籍するが、以後は不振や故障も相まって移籍を繰り返す。

2001年途中にヒューストン・アストロズに移籍。

2002年にはブレーブスに復帰し、当時の正三塁手だったチッパー・ジョーンズをレフトに追いやり三塁を守った(尤もジョーンズの拙守も一因だった)。2003年まで所属する。

2004年にはロッキーズに復帰。かつての打棒を取り戻し、同年7月7日に、ホルヘ・オータが保持していたメキシコ人のMLB安打記録(1620)を更新。この年には35本塁打、131打点を記録し、36歳で初の打撃タイトルである打点王を獲得するも、

2005年にはワシントン・ナショナルズに移籍。

2006年開幕前の3月に第1回WBCメキシコ代表に選出された[1]。同大会ではチームキャプテンを務めた。

シーズンではサンディエゴ・パドレスで始めたが、途中で現役引退を表明、自分の野球人生の中で一番いい思い出を持っているロッキーズで引退したいという意思を明かした。それで、シーズン途中にロッキーズにトレードされ、同年9月28日に本拠地クアーズ・フィールドでの試合に代打で登場して適時打を放ったのが最後の打席となった。シーズン終了後、願い通りロッキーズの一員として引退した。 チームの打線を支えた功労者として、フランチャイズ・プレイヤー並みの扱いを受けた。そして、引退後は球団からアドバイザーの役職が用意された。

母国メキシコでは英雄的存在で、2008年にはリーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコ(メキシコで行われるウィンターリーグ)のナランヘロス・デ・エルモシージョ(Naranjeros de Hermosillo、HER)で監督兼任選手を務める。

2009年3月に第2回WBCのメキシコ代表監督を務めた。


  1. ^ 2006 Rosters” (英語). The official site of World Baseball Classic. 2012年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月12日閲覧。






固有名詞の分類

アトランタ・ブレーブスの選手 チャーリー・ロバートソン  デニー・マクレイン  ビニー・カスティーヤ  ポール・ウェイナー  ルーブ・マーカード
サンディエゴ・パドレスの選手 アーロン・ハラング  ブライアン・シコースキー  ビニー・カスティーヤ  デービッド・ウェルズ  ブライアン・ブキャナン
ワシントン・ナショナルズ及びモントリオール・エクスポズの選手 カール・エバレット  ロニー・ベリアード  ビニー・カスティーヤ  ドリュー・ストーレン  アダム・ダン
ヒューストン・アストロズの選手 マイク・ハンプトン  カール・エバレット  ビニー・カスティーヤ  ブルース・チェン  オーランド・ミラー
コロラド・ロッキーズの選手 ブライアン・ラービー  ロニー・ベリアード  ビニー・カスティーヤ  アキリーノ・ロペス  ネイフィ・ペレス
タンパベイ・レイズ及びタンパベイ・デビルレイズの選手 ジム・モリス  ディオナー・ナバーロ  ビニー・カスティーヤ  ホルヘ・ソーサ  ミゲル・カイロ
メキシコの野球選手 ナルシソ・エルビラ  ベンジー・ギル  ビニー・カスティーヤ  フアン・カストロ  エステバン・ロアイザ

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