ニンジャバットマン
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ニンジャバットマン | |
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Batman Ninja | |
監督 | 水崎淳平 |
脚本 | 中島かずき |
原作 |
DCコミックス 【バットマン考案】 ボブ・ケイン ビル・フィンガー |
製作 |
里見哲朗 レオ・チュー エリック・ガルシア |
出演者 |
山寺宏一 高木渉 加隈亜衣 釘宮理恵 子安武人 田中敦子 諏訪部順一 チョー 森川智之 三宅健太 梶裕貴 河西健吾 小野大輔 石田彰 大塚芳忠 |
音楽 | 菅野祐悟 |
制作会社 |
神風動画 YAMATOWORKS |
製作会社 |
ワーナー ブラザース ジャパン DCエンターテインメント |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
2018年4月24日 2018年6月15日 |
上映時間 | 85分 |
製作国 |
日本 アメリカ合衆国 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 8700万円[1] |
概要
本作のメディア展開はアメリカと日本で異なっている。アメリカではワンダーコン2018(2018年3月24日)にてワールドプレミアが開催、同年4月24日にネット配信、5月8日にBlu-ray/DVDが販売される。日本では映画として展開され、2018年6月15日から劇場公開される。なお、日本でもネット配信(バンダイチャンネル[2])されている。
あらすじ
ブルース・ウェイン / バットマンは、アーカム・アサイラムにてゴリラ・グロッドが行なおうとする謎の実験を食い止めようとする。しかし装置は起動してしまい、ブルースはアーカム・アサイラムごと消えてしまった。
気付くと、ブルースは戦国時代の日本にタイムスリップしていた。面をつけた侍に追われる中、セリーナ・カイル / キャットウーマンと再会する。セリーナ曰く、ゴリラの開発した時空震エンジンの影響により、あのときアーカム・アサイラムにいたヴィランたちとセリーナは、ブルースが到着した時間より2年前の日本にタイムスリップしており、ヴィランたちはそれぞれ既存の戦国大名に成り代わり、諸国を支配していた。そして最大の勢力となりつつあるのが、宿敵・ジョーカーと、それに従うハーレイ・クインの一味だった。しかもジョーカーは、タイムスリップの原因となった時空震エンジンを所有していた。ブルースはすべてのヴィランたちを捕まえ、時空震エンジンを確保、21世紀へ戻ることを決める。
ブルースは、セリーナとともにタイムスリップしていた執事のアルフレッド・ペニーワースとも再会する。彼が整備していたバットモービルの無事を確認すると、一路ジョーカーの居城・亜火無城(アーカムじょう)へ向かった。だが、巨大ロボへ変形する城と、ベインの妨害に敗北するブルース。窮地に陥る彼を、無数のコウモリが救った。
ブルースを救ったのは、ナイトウィングとレッドロビン、そしてこの時代の飛騨を根城とするニンジャ集団・コウモリ衆だった。彼らは、一族に伝わる「日本を救うコウモリの面をつけたニンジャ」として、ブルースをお頭と仰ぐのだった。コウモリ衆の村へ連れられたブルースは、ロビンとも再会し、セリーナ、アルフレッドとも合流。そこにゴリラからの招待状が届く。山間の温泉で、ゴリラはブルースに共闘を申し出、ブルースはそれを承諾する。
飛騨の川で、ゴリラの「バットマンの居所を教える」という申し出に釣られたジョーカーが現れる。そこで身を隠していたバットファミリーとコウモリ衆が強襲、戦いの幕が上がる。戦いの末にブルースはジョーカーを捕えるが、ゴリラが反逆、密約を交わしていたトゥーフェイスの船で、ジョーカーの船は沈没させられる。トゥーフェイスに殺されるくらいなら、と自爆したジョーカーとともに。
21世紀に戻りたいセリーナは、ハーレイが持っていた時空震エンジンのパーツ・時空震コンバータを土産に、ゴリラの配下に着く。ジョーカーに代わって亜火無城を乗っ取ったゴリラは、同じように時空震コンバータを所有し、居城をロボ化しているヴィラン大名たちに、富士山麓・地獄が原での決戦を布告する。
一方、何とか生き延びたブルースは、改めて未来へ帰るため、ゴリラとの決戦に備えてコウモリ衆の村で準備を始める。その最中、山奥で南蛮人のファーマー(農家)がいると噂に聞き、尋ねる。予想通り、ファーマーはジョーカーとハーレイだった。先に訪れていたレッドフードはジョーカーたちを捕まえるべきだと主張したが、ジョーカーたちは記憶を失っており、ブルースに対する敵意はなかった。「やっと花が咲いた」と喜ぶ二人を置き、ブルースはレッドフードとともに村へ帰った。
一か月後、ついにヴィラン大名たちの城が完成し、地獄が原での決戦が始まった。ペンギン、ポイズンアイビー、デスストローク、トゥーフェイス、ゴリラの城が激突する中、バットファミリーとコウモリ衆も参戦する。ヴィランたちの戦いはやがてゴリラの亜火無城が勝利。更にゴリラは他のヴィランを洗脳、すべての城を合体させようとする。そこに記憶を取り戻したジョーカーが現れ、ゴリラとセリーナをしびれ花の花粉で行動不能にし、亜火無城を取り戻す。そしてついに城は合体し、巨大ロボ・超絶天魔王キングジョーカーが完成する。
絶体絶命の状況の中、傷ついたゴリラはロビンに、配下の猿たちを操る笛を渡す。それによって無数の猿たちを味方につけたバットファミリーは、猿たちの巨大な組み体操でキングジョーカーの半分ほどの大きさの巨大装甲猿を作り出し、キングジョーカーへの侵入を試みる。一時はキングジョーカーの火炎放射でピンチに陥るものの、コウモリ衆の操るコウモリとも合体、巨大なバットマンを作り出し、キングジョーカーを殴りつけた。
行動不能となったキングジョーカーの内部でバットファミリーとヴィラン大名との戦いが始まる。ファミリーと猿たちの協力で崩壊し、炎上する城の天守閣上で激突するブルースとジョーカー。ブルースはコウモリ衆から学んだ忍術を駆使し、遂にジョーカーを打ち倒した。
すべてのヴィランを捕まえたバットファミリーは、コウモリ衆に礼を言い、時空震エンジンを起動、現代へ帰還。消えたアーカム・アサイラムの代わりに現れた、崩壊したキングジョーカーを前に呆然とするジェームズ・ゴードン刑事らにヴィランを引き渡した。セリーナは、戦国時代から持って帰った年代物の壺を骨とう品店に売り渡した。そしてブルースは、ゴッサム市長との会食のため、アルフレッドが操る和風の馬車に乗り、懐かしきゴッサムシティを駆けるのだった。
登場人物
バットファミリー
- バットマン / ブルース・ウェイン
- ほかの未来人より2年後の世界に現れる。
- 飛影蝙蝠侠センゴクバットマン
- 最新の装備を失ったバットマンが蝙蝠衆から受け取った仮面と鎧や装備を付けた姿。
- 忍者蝙蝠侠ニンジャバットマン
- ジョーカーとの決戦時に更に変化した蝙蝠を纏った姿。
- キャットウーマン / セリーナ・カイル
- バットマンに協力していたが、現代に戻りたいがためゴリラ・グロッド側につく。
- ロビン / ダミアン・ウェイン
- 飛騨の蝙蝠衆に身を寄せている。子猿モンキチを連れている。
- レッドロビン/ ティム・ドレイク
- 飛騨の蝙蝠衆に身を寄せている。忍者の姿。
- ナイトウィング / ディック・グレイソン
- 飛騨の蝙蝠衆に身を寄せている。忍者の姿。
- レッドフード / ジェイソン・トッド
- 虚無僧の姿で、諸国のヴィランを調査している。
- アルフレッド・ペニーワース
- 戦国時代でも執事の姿で奉仕する。
ヴィラン大名
- 第六天魔王ジョーカー
- 尾張の国を支配する。バットマンに破れ一度はハーレイ・クインと共に百姓に身を窶すが復活しゴリラ・グロッドの計画を乗っ取る。
- 魔小姓ハーレイ・クイン / ハーリーン・クインゼル
- ジョーカーに常に付き従う。太鼓の様なハンマーを使う。
- ゴリラ・グロッド
- 事件の引き金となったタイムリープを開発した。横笛で猿を操ることができる。
- 美毒麗将ポイズン・アイビー / パメラ・リリアン・アイズリー
- 越後の国を支配する。
- 独眼銃正宗デスストローク / スレイド・ウィルソン
- 陸奥の国を支配する。
- 風林火鳥ペンギン / オズワルド・コブルポット
- 甲斐の国を支配する。部下の兵士もペンギン。
- 双面武神トゥーフェイス / ハーヴェイ・デント
- 近江の国を支配する。
- 横綱仮面ベイン
- 武将ではなく力士の姿でジョーカーの手下として登場する。
その他
- 影闇(かげやみ)
- ニンジャ軍団・コウモリ衆の頭目。ブルースがいる間は、ブルースをコウモリ衆の伝説に伝えられるコウモリ忍者として仰ぎ、配下のニンジャ共々、彼をサポートする。
- ジェームズ・ゴードン
- ゴッサム市警本部長。エンディングにのみ登場。
- ハーベイ・ブロック
- ゴッサム市警刑事。エンディングにのみ登場。
- ^ 『キネマ旬報』2019年3月下旬特別号 p.57
- ^ ニンジャバットマンバンダイチャンネル公式サイト
- ^ “バットマンが戦国時代で剣を振るう?叶姉妹も「突っ込みどころ満載」と魅力語る”. コミックナタリー. ナターシャ (2017年12月1日). 2017年12月1日閲覧。
- ^ “子安武人、森川智之、諏訪部順一、石田彰、梶裕貴、小野大輔らニンジャバットマン出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2018年3月16日). 2018年3月16日閲覧。
- ^ “Batman Ninja Anime's English Trailer Reveals Dub Cast, Home Video Release”. Anime News Network (2018年1月13日). 2019年2月19日閲覧。
- ^ “Batman Ninja (2018)”. Rotten Tomatoes. Fandango. 2018年6月14日閲覧。
- ^ Griffin, David (2018年3月24日). “Batman Ninja Review”. IGN. Ziff Davis. 2018年3月30日閲覧。
- ^ a b c d 『アニメディア』2019年2月号, p. 162.
- ^ “「ニンジャバットマン」を久正人がマンガ化、月刊ヒーローズで連載”. 映画ナタリー (2018年6月1日). 2018年6月1日閲覧。
- ^ “S.H.Figuarts ニンジャバットマン スペシャルページ”. 2018年4月2日閲覧。
- ^ “ポプ子がバットマン、ピピ美はジョーカーに!「ニンジャバットマン」とコラボ” (2018年3月22日). 2018年4月2日閲覧。
- 1 ニンジャバットマンとは
- 2 ニンジャバットマンの概要
- 3 メカニック
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