スモールキャピタル スモールキャピタルの概要

スモールキャピタル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 21:02 UTC 版)

大文字とスモールキャピタルのみで文章組版した例。

優れたスモールキャピタルのデザインは単純に縮小された大文字ではなく、文字の太さを小文字と合うように揃え、横幅も元の大文字より若干広めに設計されている。このためスモールキャピタルで組んだ単語や文章は小文字のような窮屈さがなく、小文字の高さでありながら大文字らしいゆったりとした印象を与えるようにできている。さらに伝統的には小文字の高さ(エックスハイト x-height)よりも少しだけ高く設計されているが、現在のフォントでもこの慣習に倣ったものが多い。

多くのワープロソフトDTPソフトではテキストをスモールキャピタルにする機能がある。スモールキャピタルが収録されているフォントではそれが表示されるが、収録されていない場合は大文字を単に縮小させて表示する場合が多い(ソフト自体の機能による)。単純な縮小だと線幅が細くなりすぎるため、スモールキャピタルが収録されていないフォントでこれを行う際は、一つ上のボールド体を用いることで近い効果は期待できる。


  1. ^ CMS 2010, p. 29.
  2. ^ ODE 2010, p. 17.
  3. ^ Waddingham 2014, pp. 133–134.
  4. ^ CMS 2010, pp. 606–607.


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