ジョセフ・デシェイ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/05/09 05:48 UTC 版)

生い立ちと初期の経歴

ジョセフ・デシェイは1768年12月9日に、ペンシルベニア州モンロー郡で生まれた。父はロバート・デシェイ、母はエレノア・（ウィーラー）・デシェイだった^[1]。フランスのユグノーの子孫であり、先祖達はユグノーを宗教的迫害から保護していたナント勅令廃止後に、フランスからペンシルベニア州に逃亡してきた^[2]。デシェイは州内田園部の学校で限られた教育を受けた^[3]。1781年7月、デシェイ家はケンタッキー州ファイエット郡に移転し、翌年には現在のテネシー州ギャラティン市近く、当時カンバーランド地区と呼ばれた所に入植した^[4]。弟のロバート・デシェイは後にテネシー州選出アメリカ合衆国下院議員になった^[5]。

フロンティアの開拓者の大半と同様に、デシェイ家もテネシーに移った後は度々インディアンとの紛争に遭遇し、デシェイは15歳から22歳の間に何度か対インディアン軍事遠征に志願した^[6]。そのような遠征の中で、デシェイと共に戦っていた兄弟2人が殺された^[7]。戦争の後、ウィリアム・ウィットリーと共にクラブオーチャードに住んだ^[8]。1789年12月にはマーガレット・"ペギー"・ブレッドソーと結婚した^[4]。2人の結婚生活の中で13人の子供が生まれた^[9]。1792年、デシェイ家はケンタッキー州メイソン郡に移転し、そこで農夫として働いた^[1]。1794年、ウィリアム・ハリソン中尉の下で、北西インディアン戦争に参加した^[10]。この年8月20日におきたフォールン・ティンバーズの戦いでは、"マッド"アンソニー・ウェイン将軍がインディアンを潰走させた時に加わっていた^[11]。

1797年、民主共和党員としてケンタッキー州議会下院議員に当選し、政治の世界に入った^[3]。1798年に議会でケンタッキー州決議について議論したとき、全院委員会の議長をしていた^[12]。1799年から1802年にも再度下院議員を務め、1802年から1807年は州上院議員となった^[1]。この議員と同時期に州民兵隊にも仕え続けていた。1798年1月23日には第29連隊の少佐に指名された^[13]。1799年3月23日に大佐に昇進し、1805年9月5日には准将となり、ケンタッキー州民兵隊第7旅団長となった^[13]。1806年12月24日には少将となったが、第7旅団に留まった^[13]。

表話編歴ケンタッキー州知事
斜体はアメリカ連合国の知事
シェルビーゲアリドグリーナップスコットシェルビーマディソンローターアデアデシェイメトカーフ J・ブレシット J・モアヘッドクラークウィックリフレッチャーオウスリークリッテンデンヘルムパウェル C・モアヘッドマゴフィン G・W・ジョンソン（英語版）ロビンソンホーズブラムレットヘルムスティーブンソンレスリーマクリアリーブラックバーンノットバックナーブラウンブラッドリーテイラーゴーベルベッカムウィルソンマクリアリースタンレーブラックモローフィールズサンプソンラフーンチャンドラー K・ジョンソンウィリスクレメンツウェザビーチャンドラーコームズ N・ブレシットナンフォードキャロルブラウン・Jr コリンズウィルキンソンジョーンズパットンフレッチャー S・ベッシャーベビン（英語版） A・ベッシャー（英語版）
ケンタッキー州知事の一覧

脚注

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h Harrison, p. 264
^ Cisco, p. 170
^ ^a ^b ^c "Kentucky Governor Joseph Desha". National Governors Association
^ ^a ^b ^c ^d ^e Morton, p. 14
^ ^a ^b ^c "Desha, Joseph". Biographical Directory of the United States Congress
^ Allen, p. 90
^ Allen, p. 91
^ ^a ^b ^c Young, p. 119
^ ^a ^b ^c ^d Powell, p. 28
^ Tucker, p. 191
^ Young, p. 118
^ ^a ^b ^c ^d Young, p. 120
^ ^a ^b ^c Trowbridge, "Kentucky's Military Governors"
^ ^a ^b ^c ^d Doutrich, p. 23
^ ^a ^b ^c Geisst, p. 16
^ Geisst, p. 17
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l Heidler and Heidler, p. 152
^ White, p. 66
^ ^a ^b ^c Quimby, p. 288
^ Quimby, pp. 288–289
^ Risjord, p. 184
^ ^a ^b Wills, p. 372
^ ^a ^b ^c Risjord, p. 160
^ ^a ^b ^c Schoenbachler, p. 35
^ Schoenbachler, p. 36
^ Risjord, p. 200
^ ^a ^b ^c Doutrich, p. 15
^ ^a ^b Doutrich, p. 14
^ ^a ^b ^c Harrison and Klotter, A New History of Kentucky, p. 110
^ Doutrich, p. 19
^ Doutrich, p. 21
^ Doutrich, pp. 24–25
^ ^a ^b Doutrich, pp. 23–24
^ ^a ^b Doutrich, p. 24
^ ^a ^b ^c ^d ^e Doutrich, p. 27
^ ^a ^b Stickles, p. 43
^ Doutrich, p. 26
^ ^a ^b ^c ^d Doutrich, p. 28
^ Doutrich, p. 27–28
^ ^a ^b ^c ^d ^e Doutrich, p. 25
^ ^a ^b ^c ^d ^e Clark and Lane, p. 22
^ Clark and Lane, pp. 23–24
^ ^a ^b ^c Johnson and Parrish, p. 18
^ Harrison and Klotter, p. 126
^ Clark and Lane, p. 21
^ Stickles, pp. 44–45
^ Bussey, p. 30
^ Harrison and Klotter, pp. 110–111
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l Harrison and Klotter, p. 111
^ ^a ^b Stickles, p. 59
^ Schoenbachler, p. 106
^ ^a ^b Stickles, p. 60
^ Stickles, p. 61
^ Stickles, p. 62
^ Allen, p. 88
^ Stickles, p. 81
^ Stickles, pp. 89, 92
^ Stickles, p. 92
^ Stickles, pp. 92–93
^ Stickles, p. 93
^ ^a ^b ^c Stickles, p. 108
^ ^a ^b Stickles, p. 102
^ Stickles, p. 104
^ Stickles, pp. 108–109
^ ^a ^b ^c ^d Johnson, p. 38
^ Parish, p. 50
^ Johnson, pp. 38–39
^ ^a ^b Johnson, p. 39
^ ^a ^b Parish, pp. 49–50
^ Parish, p. 52
^ Parish, p. 60
^ ^a ^b Parish, p. 61
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j Thies, Murder and Inflation
^ ^a ^b ^c ^d Parish, p. 62
^ ^a ^b Johnson, p. 40
^ Muir, p. 321
^ Harrison and Klotter, p. 152
^ ^a ^b Bussey, p. 31
^ ^a ^b Klotter, "What If..."
^ ^a ^b ^c Wright, p. 110
^ ^a ^b ^c ^d ^e Wright, p. 111
^ Clark and Lane, p. 23
^ ^a ^b Wright, p. 112
^ Wright, p. 116
^ ^a ^b ^c Harrison and Klotter, p. 112
^ ^a ^b Morton, p. 15
^ ^a ^b ^c Clark and Lane, p. 24

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