ジョセフ・ティレルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 学者・研究者 > 生物学者 > 古生物学者 > ジョセフ・ティレルの意味・解説 

ジョセフ・ティレル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 04:03 UTC 版)

ジョセフ・ティレル
生誕 1858年11月1日
英領連合カナダ植民地英語版
カナダ西部英語版トロント近郊ウェストン
死没 (1957-08-26) 1957年8月26日(98歳没)
カナダ
オンタリオ州、トロント
研究分野 地質学古生物学
主な受賞歴 ウォラストン・メダル(1947年)
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

ジョセフ・ティレルJoseph Burr Tyrrell, 1858年11月1日 - 1957年8月26日)は、カナダ地質学者古生物学者探検家歴史家。カナダのアルバータ州バッドランドでアルバートサウルスの骨の化石を発見したことで有名。弟は探検家のジェームズ・ティレル (James Williams Tyrrell, 1863-1945)。

人物

当時イギリス植民地のカナダのトロント近郊ウェストンにて、ティレル家の三男として生まれる。ウェストン・グラマー・スクールに通った後、1876年にアッパー・カナダ・カレッジを卒業し、1880年にはトロント大学法学の学士号を取得した。しかし翌年にはトロントの法律事務所で短期間働いた後、オタワにあるカナダ地質調査所のスタッフとなり、膨大な量の岩石や化石の分析や整理をするなど、調査所の古生物学者たちのアシスタントを務めるようになった。

1884年夏には、レッド・ディア川流域と隣接する領土の調査のために派遣される探検隊のリーダーに任命された。この調査の際、ティレルは未知の生物のほとんど完全な頭部の化石を発掘し、これが後にアルバートサウルスと名付けられた。また同じ頃、ドラムヘラー周辺で石炭層も発見された。その後もティレルは、弟ジェームズと共に探検隊を引き連れてアルバータ・サスカチュワンマニトバ各州を流れる河川や湖の接続を明らかにすべく、探検・調査を続けた。数々の困難を乗り越え、不毛の領土を冒険したティレル兄弟は大きく称えられた。

ジョセフ・ティレルは1894年2月に、カナダ女性採鉱業協会の創設者であるメアリー・エディス・ケアリーと結婚し、メアリー(1896年)、ジョージ(1900年)、トーマス(1906年)の3人の子供をもった。

主な受賞歴

名誉

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジョセフ・ティレル」の関連用語

ジョセフ・ティレルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジョセフ・ティレルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョセフ・ティレル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS