ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン 引用

ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 02:41 UTC 版)

引用

『美味礼賛』より

  • 「ヒトを肥満にさせるのは、日々の食事を構成するデンプン質と小麦粉であり、これに砂糖も組み合わせれば確実に肥満をもたらす」[6]
  • 「ヒトにおいても、動物においても、脂肪の蓄積はデンプン質と穀物によってのみ起こる、ということは証明済みである」[6]
  • 「デンプン質・小麦粉由来のすべての物を厳しく節制すれば、肥満を防げるだろう」[6]

同書のアフォリズムから[7]

  • 「宇宙は、生命によってのみ、無ではなく、生きるものは全て食べて自らを養う」
  • 「諸々の動物は、むさぼり食らい、人間は食べ、ただエスプリをもった人だけが、食べる術を心得ている」
  • 「諸国民の運命は、それらの諸国民がどのように して食べているのかというその在り方次第である」
  • 「君が何を食べているのかを私に言ってくれたまえ。そうすれば、私は、君がどのような人であるのかを、君に言ってあげよう」
  • 「創造主は、人間に、生きるために食べることを余儀なくさせるのであるが、彼は、食欲によって、 人間にそのことを行うように促し、快楽によって、人間にそのことの褒美を与えるのである」
  • 「グルマンディーズは、私たちの判断力の一つの現実態である。その判断力によって、私たちは、味覚にとって心地よいものの方を、その性質をもっていないものよりも、好んで選ぶのである」
  • 「食卓の快楽は、全ての年齢、全ての身分、全ての国、全ての日のものである。その快楽は、他の全ての快楽と共にあることが可能であり、そして、他の全ての快楽が無くなってしまった後でも、最後まで存在し続けて、その、他の全ての快楽が無くなってしまったことを慰めてくれるのである。」
  • 「食卓は、初めの一時間の間、人が決して退屈しない唯一の場所である」
  • 「新しい一皿の料理の発見は、人類の幸福にとって、一つの星の発見よりも、より有効なものである」

  1. ^ a b Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Brillat-Savarin, Anthelme" . Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 4 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 571.
  2. ^ Voyage à Arras, Dynamo, Pierre Aelberts, Liège 1950.
  3. ^ Mennell, 1996, p. 268.
  4. ^ Strandberg, Timo. (2005). Roots of the Atkins diet. British Medical Journal 330 (7483): 132.
  5. ^ Bray, George A. (2011). A Guide to Obesity and the Metabolic Syndrome: Origins and Treatment. CRC Press. p. 31. ISBN 978-1-4398-1458-1
  6. ^ a b c d Brillat-Savarin, Jean Anthelme (1970). The Physiology of Taste. trans. Anne Drayton. Penguin Books. pp. 208–209. ISBN 978-0-14-044614-2. https://archive.org/details/physiologyoftast0000bril/page/208 
  7. ^ 青山昌文料理芸術本質論(その1) : ブリヤ=サヴァラン美味学の美学的・哲学的考察」『放送大学研究年報』第27巻、2010年3月、109-115頁、ISSN 0911-4505CRID 1050282812724009216 


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