シャーロック ホームズ (人形劇) シャーロック ホームズ (人形劇)の概要

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シャーロック ホームズ (人形劇)の解説 > シャーロック ホームズ (人形劇)の概要 

シャーロック ホームズ (人形劇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/18 13:53 UTC 版)

シャーロックホームズ
ジャンル 人形劇
原作 アーサー・コナン・ドイル
脚本 三谷幸喜
演出 スタジオ・ノーヴァ
出演者 山寺宏一
高木渉
堀内敬子
オープニング ナノ「Scarlet Story」
製作
プロデューサー 紀平延久(制作統括)[1]
制作 NHK総合テレビ
NHKEテレ
放送
放送国・地域 日本
シャーロックホームズ(NHKオンライン)
先行放送1
放送期間2014年3月25日 - 27日
放送時間19:30 - 19:50
放送分20分
回数3
先行放送2
放送期間2014年8月19日21日23日
放送時間19:30 - 19:55
放送分25分
回数3
第1シーズン(本放送) 
放送期間2014年10月12日 - 2015年2月15日
放送時間17:30 - 17:50
放送分20分
回数18
第2シーズン
ホームズ&ワトソン 「推理(ミステリー)の部屋」 
放送期間2015年7月23日 - 2015年9月24日
放送時間23:00 - 23:30
放送分30分
回数10

特記事項:
2014年8月23日(第6回)は17:22 - 17:42に放送(放送時間:20分)。
テンプレートを表示

概要

脚本家三谷幸喜が、舞台を寄宿学校に、登場人物を生徒と学校関係者に設定し、シリーズの作品を学校内の事件として脚色している。初回は2014年3月25日から27日までの3日間、NHK総合テレビで先行放送され、同年8月にはやはりNHK総合テレビで別の3話が先行放送された。そして10月12日から2015年2月15日までの毎週日曜日午後5時30分から、NHK Eテレで、改めて第1話から全18回が放送された。また、10月5日にはスペシャル番組が放送され、放送された日曜日の4日後の木曜深夜に、同じ回が再放送された[注釈 1]

2015年2月22日から3月15日まで、第1話から第4話が本放送と同じ時間帯に再放送された。本放送終了後、番組公式サイト及び「シャーロック学園」のサイトには、小さな事件の紹介という表現で、新作をほのめかす文章が掲載され[2]、3月15日には「シャーロック学園」アカウントのツイートで、2015年夏の新作放送が発表された。2015年3月22日には、第37回日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞した[3]。2015年6月1日、同年7月から10週間連続で関連番組、そして2014 - 15年放送分からの特撰番組が放送されることが明らかになった[2][4]

スタッフの一人吉川邦夫は、この番組の英語版を制作して海外で放送したいと語っている[5]。またネットショップでTシャツIPhoneケース、トートバッグマグカップなどの関連グッズが販売されている[6]

あらすじ

ロンドン郊外の全寮制名門校ビートン校オーストラリアから転校して来た、孤独な正義感が強く優しい少年のジョン・H・ワトソンは、ベイカー寮221B号室でシャーロック・ホームズという一風変わった少年と同室になる。ホームズは問題児と言われており、とっつきにくい印象があったが、初対面のワトソンの経歴を言い当てるなど、観察眼に優れ、ものごとを鋭く見抜く力があった。やがて2人は、教師や生徒から依頼を受け、学校内の様々な事件に関わって行くことになる[4]。なお、ビートン校の名前は、『ビートンのクリスマス年鑑』及びイートン校に由来している[7]


  1. ^ ただし2014年12月28日放送の「シャーロックホームズ賞(アワード)」のみ、年末年始にかかったため、2015年1月3日の午後0時30分より再放送。
  2. ^ 四大長編をすべて映像化したシリーズとしては『シャーロック』がある
  3. ^ a b 本編放送前の番組冒頭部分で言及。
  4. ^ 井上と三谷は、新・三銃士でも共に仕事をしている[8]
  5. ^ 高木はこの出演がもとで、ディレクターの吉川邦夫から大河ドラマ『真田丸』の出演オファーを受け、同番組に小山田茂誠の役で出演している[18]
  6. ^ ダニエル・ハーディングは、大のホームズファンである。
  7. ^ 当初は8月20日 19:30 - 19:55に放送する予定だったが、『NHKニュース7』が広島県広島市北部の土砂災害関連のニュースを中心に放送、20:00まで放送されたため、21日の19:30 - 19:55に改めて放送となった。
  8. ^ a b 当初は8月21日 19:30 - 19:55に放送する予定だったが、広島県広島市北部の土砂災害関連のニュースのため、22日 20:15 - 20:35放送に変更された。しかし、22日に『NHKスペシャル 緊急報告 広島 同時多発土砂災害』が緊急放送されたため、23日 17:22 - 17:42に改めて放送となった。9月27日に再放送された。
  9. ^ この中で、おたまじゃくし絵画コンクールは、ビートン校創設者のパーシー・フェルプス卿の、子供時代のあだ名のおたまじゃくしにちなむ物と言われている。ちなみに原作『海軍条約文書事件』では、パーシー・フェルプスはワトソンの旧友で事件の当事者であり、学生時代のあだ名がおたまじゃくしであった。
  10. ^ この回は、シリーズで唯一ビートン校外での事件が扱われる。校内では名探偵として名を馳せるホームズも、本物の警察は相手にしてくれず、モリアーティ教頭から、学校の外ではお前はただの生意気な小僧であり、己の小ささを思い知れと叱責される。
  11. ^ 番組中、三谷は犬のトビィのパペットについて、自分が以前飼っていたラブラドールレトリバーのとびを参考に作ってもらったこと、また、とびの名前はこのトビィにちなんだことを語った。また、「ダグラスさんのお屋敷の冒険」で、声優として出演することも明らかになった。
  1. ^ a b c d e f 三谷幸喜版ホームズ…殺人のない学園人形劇に:ニュース:エンタメ:YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  2. ^ a b c d シャーロック学園
  3. ^ シャーロック学園フェイスブック
  4. ^ a b c d e シャーロックホームズ|NHKオンライン
  5. ^ 岡崎 & 藤田 2015, p. 95.
  6. ^ NHK番組『シャーロックホームズ』オフィシャルショップ∞SUZURI
  7. ^ a b NHKの問い合わせへの回答[信頼性要検証]
  8. ^ a b c NHKパペット・エンターテインメント「シャーロック ホームズ」取材会|コレ見て!ムービー|NHKオンライン#1005[リンク切れ]
  9. ^ a b c d e f g h i 「シャーロック・ホームズはどんな少年だったか?『物語としての面白さ』と出会う」、『ユリイカ』、青土社、2014年8月増刊、148-154頁。
  10. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 24.
  11. ^ a b 岡崎 & 藤田 2014, p. 52
  12. ^ a b 三世代イラストコンテスト-GTFスマイルチャレンジin江戸川
  13. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 63.
  14. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 58-63.
  15. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 15.
  16. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 51.
  17. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 53.
  18. ^ 特集 閑話休題 別冊!インタビュー ~小山田茂誠 役 高木渉さん~ (真田丸公式サイト)
  19. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 53、90.
  20. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 30.
  21. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 29.
  22. ^ 岡崎 & 藤田 2014, p. 89.
  23. ^ ゲストプロフィール
  24. ^ NHKパペットエンターテインメント シャーロックホームズ展
  25. ^ 井上文太ツイート
  26. ^ シャーロック学園公式ツイート
  27. ^ シャーロック学園ツイート
  28. ^ VISUAL -映像-|PONY CANYON ポニーキャニオン - シャーロックホームズ(1):DVD
  29. ^ 小学館 シャーロックホームズ 冒険ファンブック
  30. ^ シャーロックホームズ 完全メモリアルブック
  31. ^ NHKシャーロックホームズ 推理クイズブック
  32. ^ NHK シャーロックホームズ フィギュアコレクション


「シャーロック ホームズ (人形劇)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シャーロック ホームズ (人形劇)」の関連用語

シャーロック ホームズ (人形劇)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シャーロック ホームズ (人形劇)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシャーロック ホームズ (人形劇) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS