コバルト青
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 23:57 UTC 版)
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性質
コバルト青はコバルトブルーとも呼ばれる、耐光性・耐候性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれも優れた、非常に安定した顔料として知られている。Colour Index Generic Nameは、Pigment Blue 28である。
組成式はCoAl2O4(アルミン酸コバルト)あるいはCoO・Al2O3(酸化コバルトと酸化アルミニウムのスピネル)で表される。
製法はいくつかあり、
- 水酸化コバルトと水酸化アルミニウムを共沈させる
- 酸化コバルトと水酸化アルミニウムを配合し、900 - 1000°Cで焼成する
- 水酸化アルミウムとリン酸コバルトを1200°Cくらいの高温で焼成する
などの方法で製造される。
比較的鮮やかな青を呈し、コバルトの割合が高いほど濃く、アルミニウムの割合が高いほど淡い顔料となる。絵具やプラスチックの着色や塗料にも使用されるが高価であり、絵具においてはウルトラマリン青とフタロシアニン青、場合によってはさらに白色顔料を配合して安価な代替品(コバルトブルー チント、コバルトブルー ヒュー、コバルトブルー トーン)が製造されている。
関連項目
- 1 コバルト青とは
- 2 コバルト青の概要
固有名詞の分類
- コバルト青のページへのリンク