クロスボーン・バンガードの機動兵器
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その他
バグ
『F91』に登場。デザインはラフレシアと同様の経緯で、富野のラフスケッチから石垣を経て、大河原によってクリーンアップされた[58]。
- 設定解説
バグ(親バグ) Bug | |
---|---|
全長 | 3.9m[76] 3.0m(直径)[76] |
本体重量 | 1.6t[76] |
全備重量 | 3.2t[76] |
装甲材質 | チタン合金、炭素繊維複合材[76] |
出力 | 750kW×2[76] |
推力 | 375kg×16[76] 6,000kg(総推力)[76] |
武装 | 高速チェーンソー×24 レーザートーチ×24 子バグ×3 (6) |
子バグ | |
全長 | 0.6m[76] |
武装 | スラッシュブレード×16 (8) ディストラクショングレネード×2 (1)[76] |
- 円盤型の自律型対人感応殺傷兵器。コロニーの施設を必要以上に傷付けずに制圧すべく、人間の熱感知、二酸化炭素反応、動体センサーなどを使用して人間のみをターゲットとするよう設計されている[68]。通称『親バグ』と呼ばれる4m弱の移動体はミノフスキークラフトとバーニアによって浮遊・飛行・回転し、24基のチェーンソーによって高速回転しながらターゲットを車両や設備ごと切り刻む[68]。チェーンソーはガンダリウム合金の装甲さえ切り裂く強力なものとなっている。
- 親バグユニットが入りこめないシェルター内部などへは内部に収容した小型円盤ユニット、通称『子バグ』を放出することで対応。子バグは小型レーザーと8枚のブレードを回転させることで建造物などへ潜入を行い、必要に応じて自爆用の爆薬で攻撃する[68]。制御自体は自律行動に基づく機械的で単調なものとなっており、回避運動は取らない、もしくは取れないようで、対象に向かうことで自機の破壊が確実でも構わず突撃する。
- 劇中の活躍
- コスモ・バビロニア建国戦争時に、フロンティアサイドの住民に対して使用される。ジレ・クリューガーによれば、フロンティアIで稼働させたバグの能力は「初動は完璧で、増殖さえ予定通りならフロンティア1の300万人口の掃除は、2~3日で完了する」とカロッゾ・ロナに説明している。カロッゾは上記の「テスト」がこのまま良好であれば、ただちにバグを月と地球に降下させようと語り、誰の良心も痛めることがないいい作戦だと評価した。バグの稼働には大電力が必要であり、ザムス・ガルの船首部分であるガル・ブラウを分離させ、コロニー(フロンティア1)外部の核融合発電所に固定することによって使用した。
- 劇中では戦艦ザムス・ガルに秘密裏に搭載されており、一部の者を除いてその存在を知らされてはいなかった。フロンティアIVに篭城した抵抗勢力に対して使用され、コズモ・エーゲスを始め多くのレジスタンスや一般人を殺傷する。さらにはMSにすら襲いかかり、ビルギット・ピリヨの搭乗するヘビーガンのコックピットを爆破し撃墜する。
- 小説版『機動戦士Vガンダム』では、ウッソ、カテジナ、カルル達が民家に隠れていた所で、正体不明の機械に襲われる。その機械はアポジ・モータに似た音をさせながら動いた後、ビームロータの音をさせながら遠ざかっていった。それをウッソは「クロスボーン・バンガード時代につかわれたビットとかバグというのに似ていた」と語るが、詳細は不明[77]。小説版『∀ガンダム』(改題『月に繭 地には果実』)では、月の運河に設置された巨大荷電粒子砲「カイラス・ギリ」の防衛兵器として多数配備されている。『マガジンZ』連載の曽我篤士画の漫画版『∀ガンダム』にも登場しているが、これは親バグ子バグともハロに偽装された姿となっており、より対人兵器としての性格を強めたものとなっている。ギンガナム軍により月面都市ゲンガナムに潜入したロランたちに対する追手として放たれる。
注釈
出典
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