クリスティアン・ツァハリアス 経歴

クリスティアン・ツァハリアス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 15:05 UTC 版)

経歴

インドジャムシェドプルで生まれる。パリでイレーヌ・スラヴァンとヴラド・ペルルミュテールに師事する。1969年ジュネーヴ国際音楽コンクール1973年アメリカ合衆国ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールに、1975年にパリ・ラヴェル・コンクールに相次いで優勝した後、国際的な活動に入る。

ドイツ音楽の個性的で卓越した解釈で知られ、とりわけモーツァルトシューベルトピアノソナタベートーヴェンピアノ協奏曲のそれぞれ全曲録音で名高い。そのほかに、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』、ドメニコ・スカルラッティのソナタ集(モダンピアノによる演奏)、モーツァルトのピアノ協奏曲などを得意のレパートリーとしている。

室内楽の演奏にも参加し、アルバン・ベルク弦楽四重奏団グァルネリ弦楽四重奏団ライプツィヒ弦楽四重奏団ハインリヒ・シフフランク・ペーター・ツィンマーマンらと共演している。EMIの専属アーティストとして1979年にデビューして以来、録音数も数多い。

指揮者としては、1992年スイス・ロマンド管弦楽団を指揮してデビューしており、2000年にはロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して、指揮者としての米国デビューを果たした。2000年から2013年までローザンヌ室内管弦楽団の芸術監督を務め、弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲全集を録音した[1]。現在はフランス国立オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ管弦楽団の客演指揮者を務めている。[2]

外部リンク


  1. ^ About us - Orchestra” (英語). ローザンヌ室内管弦楽団. 2019年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月7日閲覧。
  2. ^ L'ÉQUIPE ARTISTIQUE” (フランス語). Orchestre national Auvergne-Rhône-Alpes. 2023年8月20日閲覧。


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