キャブオーバー キャブオーバーの概要

キャブオーバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/05 22:49 UTC 版)

キャブオーバーの三菱ふそう・ファイター

英語では Cab over the Engine と呼ばれ、運転席(cabin:キャビン)がエンジンの上にある(over:オーバー)形式の車両の総称で、COEと略されることも多い[要出典]商標としては、ジープランドローバー、コマー(英語版)などの「フォワードコントロール」(略称 FC = エンジンやトランスミッションを前方から操作する)という表現もある[要出典]。対義語としてボンネット型あるいはボンネットトラックという用語があり、運転台の前方に細長く伸びたボンネットの中にエンジンが収められている[要出典]

キャブオーバーはトラックの構造としては、世界中の殆どの国で主流の形式である。日本やヨーロッパなど世界各地のメーカーは、小型から大型までキャブオーバー型のトラックを生産している。ボンネットトラックはごく一部の特殊な車両に限られており、全てのモデルがキャブオーバー型という会社は多い。これと全く逆の傾向があるのがアメリカカナダであり、これらの国ではボンネット型が主流である。北米のメーカーは小型トラックから大型トラックに至るまで、ほぼ全てのクラスでボンネット型を用意している。キャブオーバー車もあるが、用意されるのは中型以下のトラックやバス、消防車やごみ収集車といった特装車など、ごく一部に限られる。オーストラリアも特徴的な市場で、ユート(Ute)と呼ばれるクーペユーティリティー(Coupé utility)やピックアップトラックの人気が高い。


注釈

  1. ^ 連邦政府レベルでは、分割可能貨物を運ぶセミトレーラ連結車に対する全長規制がなく、州政府の規制値も概ね20 m前後。対して欧州連合EU指令で16.5 mであり、日本でも車両制限令で16.5 m(高速自動車国道)、通行許可が出る最大値が18 mとなっている。

出典

  1. ^ Cab-Over Engine vs. Conventional Truck: Which Do You Prefer?
  2. ^ HINO TRUCKS”. www.hino.com. 2019年8月4日閲覧。
  3. ^ European Truck Aerodynamics – A Comparison Between Conventional and CoE Truck Aerodynamics and a Look into Future Trends and Possibilities
  4. ^ Scania's T-model says goodbye (extended version)
  5. ^ VOLVO TRUCKS Australia
  6. ^ Iveco Powerstar (Iveco Australia)
  7. ^ ウラル自動車工場公式サイトAvtoKrAZ公式サイト





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