カール・ラーナー カール・ラーナーの概要

カール・ラーナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/06 05:39 UTC 版)

人物

フライブルク出身のカール・ラーナーは、1922年、イエズス会入会。1932年、司祭叙階。第2バチカン公会議においてイヴ・コンガールらと共に主導的な役割を果たした。カトリック信仰を現代的な感覚で理解し、つねに人間という視点を保持しながら解釈したことで知られる。また、「無名のキリスト者」という概念を用いて、他宗教信者への神の救いの可能性を示唆し、他宗教信者への一定の理解を示した。1973年ジークムント・フロイト賞受賞。

1984年3月30日、オーストリアインスブルックで死去した。

主な著作(日本語版のあるもの)

  • 『現代に生きるキリスト教』小林珍雄訳 エンデルレ書店 ヘルデル文庫 1965
  • 第二バチカン公会議 あらたな事始め』小林珍雄訳 エンデルレ書店 1966
  • 『教会聖職の真義について』小林珍雄訳 エンデルレ書店 1967
  • 『この世界を愛する信仰』小林珍雄訳 エンデルレ書店 ヘルデル文庫 1967
  • 『第二バチカン公会議公文書解説』ヘルベルト・フォルクリムラ共著 小林珍雄訳 エンデルレ書店 1967
  • 『カトリック司祭の独身制について』粕谷甲一訳 中央出版社 1968
  • 『現代キリスト教思想叢書 13 (ラーナー,グァルディーニ)』「自由としての恩寵(抄)」武藤一雄,片柳栄一訳 白水社 1974
  • 『人間の未来と神学』稲垣良典訳(中央出版社、1975 サンパウロ社)
  • 『キリスト教とは何か 現代カトリック神学基礎論』百瀬文晃訳 エンデルレ書店 1981
  • 『めざめて祈れ』初見まり子訳 中央出版社 1982
  • 『あなたの兄弟とは誰か』宮沢みどり訳 中央出版社 1985 サンパウロ社)



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