オーガズム オーガズムの概要

オーガズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/06 15:53 UTC 版)

古代ギリシア語: ὀργασμός(オルガズモス、「成熟」「発情」の意)を語源とし、日本語では性的絶頂とも。

概説

全身の骨格筋の収縮、過度呼吸、心悸亢進、および骨盤まわりの筋肉のリズミカルな収縮を伴い[2]、強い快感を生んだ後に弛緩状態に至る[1]。他方で、心理学的には解放の頂点の主観的経験が見られる[3]

現在ではすでに古典的な研究とされるマスターズとジョンソン英語版の定義した4段階の性反応周期英語版では「オーガズム期」は「高原期」と「後退期」の間にあたる、とされた[1][4]

またオーガズムは、一面では、喜びを感じ、ゆだねるという心理的な経験であり、その時、はもっぱら自分の個人的な体験だけに向けられているものである[1]

オーガズムは不随意もしくは自律的な大脳辺縁系により支配されており、性器肛門を取り囲む下部骨盤筋群の高速な筋収縮英語版のサイクルを伴う[1]。オーガズムの間には脳波のパターンにはっきりとした変化が現れ、このことはオーガズムの反応における辺縁系の重要性を示している[1]。男性と女性の脳はオーガズムの間には類似した変化を見せ、脳活動のスキャンは大脳皮質の大部分での一時的な代謝活動の低下と辺縁系での代謝活動の無変化もしくは増大を示す[5]


1970年代のマスターズ&ジョンソンの研究では、「生理的な反応の大半は男女共通である」とされた[6]が、男女のオーガズムの生理的な相違点としては射精および不応期英語版(無反応期ともいう)の存在がある。男性においては、オーガズムは一般的に射精へと至り[7]、オーガズム後しばらくは再びオーガズムに到達できない不応期英語版がある[8]。不応期にはしばしばリラックス感(脱力感、虚脱感)が伴い、これは神経ホルモンであるオキシトシンプロラクチンの放出によるものとされている[9]。男性の不応期のことを、オーガズムに到達できないことやリラックス感から俗に「賢者タイム」という。女性はオーガズムを比較的長時間維持することができ、オーガズム直後の性的刺激により再度オーガズムに戻ることができる[10]

ヴワディスワフ・ポドコヴィンスキー画『エクスタシー』(1894)。オーガズムを描いている。[要出典]

定義

「オーガズム」は生理学的・医学的には男女ともに生殖器周辺の筋肉の素早くリズミカルで強力な収縮、および心拍数・呼吸数・血圧の増大や瞳孔の拡散などを特徴として定義されている[11][12][13]。だが、「オーガズム」の定義にはばらつきがあり、心理的・社会的要素もある[14]ため、一貫した分類をどう行うかのコンセンサスは得られていないと考えられている[15]。例えば学術誌『臨床心理学レビュー』では少なくとも26のオーガズムの定義がリストアップされている[16]

Gスポットを刺激することにより得られる女性のオーガズムや、数分間やさらには1時間も続く引き延ばされた・連続的なオーガズムといった種類の性感を厳密な意味で「オーガズム」と分類すべきかについては議論がある[17]。この問題はオーガズムの臨床的な定義を軸とするものであるが、こうしたオーガズムの見方が単に生理学的なものである一方で、心理学的・内分泌学的・神経学的な「オーガズム」の諸定義もある[15]。こうしたケースでは、経験される感覚は主観的なものであり、オーガズムの特徴である不随意の収縮は必ずしも関与する必要はない。しかしながら、両性が経験する感覚は極めて快いものであり、しばしば全身で体感され、超越的とも呼ばれる心的状態をもたらし、血管充血英語版とそれに結び付いた快感は、収縮を伴う完全なオーガズムのそれと比肩しうるものである。例えば、現代における諸発見は射精と男性のオーガズムを区別することを支持するものとなっている[16]。この理由のため、これらを厳密な意味でオーガズムと定義すべきかを巡っては両方の立場からのさまざまな見解がある。

オーガズムへの到達

総論

心理学的・生理学的な性的刺激による静脈の鬱血や筋緊張の増大からの解放としてオーガズムが引き起こされる[14][18]。男性がオーガズムに到達する最も一般的な方法は陰茎性的刺激英語版、女性のそれは陰核(クリトリス)の刺激である[1][19][19][20][21]

陰茎を膣に挿入して行う性交でオーガズムに達する女性は全体のおよそ35%にすぎないという調査もある[21](後述)。女性は乳首子宮子宮オーガズム英語版)、その他の性感帯の刺激によってもオーガズムが得られることがあるが、これは比較的稀である[22]

男女ともに、物理的な刺激のほか、夢の中でのように心理的な興奮のみによってもオーガズムに達することがある[20]。男性は射精することなくオーガズムに達すること(「ドライオーガズム」として知られる)も、オーガズムに達することなく射精することもある。夢精遅漏無オーガズム症英語版の射精などが後者の例である。

女性のオーガズム

女性のオーガズムが、恐らくは人為的に、2つの異なったものとして分類されることがあるために、 女性のオーガズムを巡る議論は複雑なものとなっている――陰核のオーガズムと膣(Gスポットポルチオ)のオーガズムである。

膣オーガズムという概念を単独の現象として初めて主張したのはジークムント・フロイトであった。1905年にフロイトは、陰核のオーガズムは純粋に少女期の現象であり、思春期に到達するとすぐに膣オーガズム、すなわち陰核への刺激なしで得られるオーガズムへと移行してゆくのが成熟した女性の適切な反応であると述べた。フロイトはこの基本前提に何ら証拠を示すことはなかったが、この理論の影響は大きなものであった。フロイトの説は男性の陰茎を女性の性的満足の中心に据え、多くの女性たちは陰核への刺激がほとんどもしくは全くなしで膣での性交のみを通じてオーガズムに達することができなかった時に不適切感を覚えるようになった[23] [24]

フロイトの見解とは対照的に、女性の大部分は陰核への刺激によって、もしくは何らかの形での陰核刺激の補助によってのみオーガズムに達することができ、その後の研究は陰核の刺激が女性がオーガズムに達する最も簡単な方法であるということを支持している[19][20][21][25][26][27][28][29]ゲイル・サルツ英語版は「女性はオーガズムに達するまでに平均で20分間の刺激と興奮を必要とする。男性はこれより遥かに短い時間しかかからない。女性は男性よりも幅広いものを刺激として感じ、またどのような刺激が最も良く機能するかを正確に定義するのも困難である。性交だけによってオーガズムに達することができるのは女性のうち20%のみであり、大多数の女性は何らかの直接的な陰核への刺激を必要とする」としている[27] 。これは陰核に6000以上もの神経繊維があるためである[26]。陰核は蹄鉄のような形で膣を取り囲んでおり[20]、陰唇に沿い、肛門の方へと伸びる「脚」(陰核脚)を有している[30]尿道海綿体英語版が膣の「天井」に沿って走っており、膣を介してこれを刺激することが可能であるが、膣そのものには女性に快感やオーガズムを引き起こす機構は存在していないと考えられている[20]。膣に挿入された陰茎、指、張形などと接触するのは陰核の一部、尿道海綿体だけである。「陰核の尖端と、これもまた非常に敏感な部分である小陰唇とは、性交中には直接の刺激は受けない。」[20] グレフェンベルグ・スポット、通称Gスポット恥骨の背後にあり尿道を取り巻く小さな領域であり、膣壁の前部(腹側)から触れることができる。このスポットの大きさにはかなりの個人差があるようである。こうした膣の内側の刺激から得られるオーガズムは「膣の」オーガズムと呼ばれる。

1966年に、マスターズとジョンソン英語版は性的刺激の段階に関する極めて重要な研究を公刊した[31]。この著作では男女の双方が扱われており、また先行するアルフレッド・キンゼイのもの(1948、1953年)とは異なりオーガズム前後の生理学的な段階を決定しようと試みている。陰核と膣のオーガズムは同じ身体的な段階を持っているとされている[32]。どちらの種類のオーガズムも陰核の刺激が主要な源になっていると夫妻は論じた[33]。陰核の大きさに関する近年の諸発見もまた、陰核の組織が膣の内部に大きく広がっていることを示している。この発見は陰核のオーガズムと膣のオーガズムが別のものであるとする従来の主張を無効化しうる可能性がある[19]。陰核と膣との繋がりは、陰核が女性のオーガズムの「源」であるという見解を補強するものである。今日では、大半の人々が「陰核」という言葉から思い浮かべる小さな目に見える部分よりも遥かに広く陰核の組織が広がっていることが明らかとなっている。これらの研究の中心的な研究者であるオーストラリアの泌尿器科学者ヘレン・オコネルは、膣による性交時の陰核の内部部分への刺激を考慮すると、この絡み合った関係がGスポットとされている部分と膣オーガズム体験に対する生理学的な説明となると主張している[19]。「膣壁は、実のところ、陰核なのです。膣の側壁の表皮を取り除けてみれば、陰核の球状部分が現れます。三角の、三日月形をした勃起性の組織です。」とオコネルは説明する。陰核は亀頭部分だけなのではなく、「小さな丘」だというのである[19]。女性の一部は他の女性に比べより広範囲な陰核組織を持っている可能性があり、それゆえに多くの女性が陰核の外部部分への直接的な刺激によってのみオーガズムに達することが出来る一方で、性交を通じた陰核のより広範な繊維への刺激だけで充分にオーガズムを得られる女性もいるのだと考えられる[19]

無オーガズム症英語版は十二分な性的刺激を受けた後でもオーガズムに達するのが常に困難である状態であり、個人的な悩みの原因となる。これは男性よりも女性に遥かに一般的に見られる[34]。女性の約15%がオーガズムに達するのに困難があると報告しており、またアメリカ合衆国の女性の10%は絶頂に達したことがない [25][35]。Sexualhealth.comのロバート・バーチは「標本調査に基づく統計がしばしばそうであるように、女性のオーガズムに関する数字は誰が調査され、誰が報告を行ったかによって結果にばらつきがあります。しかしながら、女性の恐らくは15%ほどは一度もオーガズムを経験したことがなく、最大で10%ほどの女性は一人で自慰をする時にしかオーガズムに達することができないようです。」と述べている[21]ドリュー・ピンスキー英語版はこう述べている――

男性と女性では「配線」が違っていて、さらには女性同士でも互いに違った配線がされているのです。しばしば女性たちは、絶頂のある種の標準に達することができていないために自分に欠陥があるかのように感じるようです。男性たちは、女性を絶頂させるために何が必要なのかについて概括的な理解しかしていないためにさらに事態を悪化させています。男性たちはしばしば女性たちが皆同じであると信じていて、何かが1人の女性に対して上手く行ったと思うとその方法を親密になった他の女性全てに適用しようとし、これが大きな問題の1つとなっています。女性たちの50-60%は性交を通じてオーガズムに達したことがなく、絶頂に達するには陰核の刺激を必要とします。30%は性交を通じて安定してオーガズムを得ることができます。10%は性交でオーガズムに達し、さらに連続的なオーガズムも得られる場合があります。5%は真の複数回(マルチプル)のオーガズムを性交を通じてのみ得ることができ、この範疇に入る女性はオーラルセックスを心地良く感じないのが普通です[27]

女性のオーガズムは平均して約20秒ほど続き[36]、膣、子宮、肛門を含む骨盤領域の筋肉の一連の収縮からなると推測されている。一部の女性では、当人がオーガズムが始まったと報告した直後にこれらの収縮が始まり、約1秒の間隔で、最初は徐々に強く、後には徐々に弱くなりながら継続することがある。規則的な収縮に続いて、不規則な間隔で数回の追加的な収縮もしくは震えが起こる場合もある。オーガズムに達したと報告するが、骨盤領域の収縮は全く観察されない場合もある[37]

肛門の刺激

どちらの性においても、アナルセックスなどで見られるように、肛門周辺の神経末端および肛門自体から快感を得ることができる。男性は前立腺の刺激のみによってオーガズムを得ることが可能である[38]。前立腺は直腸に隣接しており[39]、女性のGスポットと関連していると考えられているスキーン腺の男性版の相同物である[40]。ジャック・モーリンは、「肛門オーガズム」は前立腺のオーガズムとしばしば混同されているが無関係のものであると主張している[41]。陰核の「脚部」が陰唇に沿って肛門まで伸びているため、肛門の刺激は一部の女性にとっても快感を伴うものでありうる[30]

乳房と乳首の刺激

一部の女性は、性交や前戯の間に乳房を刺激されたり、さらにはただ乳房を愛撫されたりするだけで、穏やかなもしくは激しいオーガズムに達する。女性の乳房の刺激が引き金となるが、その他の点では通常の(骨盤領域の)オーガズムと同じであるため、これは「乳房オーガズム」(breast orgasm)と呼ばれている [42]。女性の大半は乳房の刺激によりこの効果を体験することはない。213名の女性に質問した研究によると、そのうち29%が少なくとも一度は乳房のオーガズムを経験したことがあった[22]。オーガズムは部分的には、性的興奮の際に体内で生産されるオキシトシンというホルモンにより引き起こされると考えられている。男性もしくは女性の乳首が刺激されて勃起するとオキシトシンが発生することが示されている[43]

自然発生

オーガズムは、何ら直接的な刺激を受けることなく自然発生的に起こることもある。性的な夢の中でオーガズムが起きることも時折ある。ロビン・ベイカー英語版によれば男性の80%が夢精を経験し[44]、女性は20歳までに10%、生涯では40%が夢の中でのオーガズムを経験する[44]

この種のオーガズムが初めて報告されたのは脊髄損傷(SCI)を持つ人々であった。脊髄損傷はある種の感覚の喪失や自己知覚の変容をもたらすことが非常に多いが、性的興奮や性欲などといった性的感覚が失われるわけではない。ゆえに、一部の人々は心的な刺激のみによってオーガズムを発動させることができるのである。

性的ではない活動によって自然発生的なオーガズムが引き起こされることもある。そのような活動の最良の例としては、サイクリングやエクササイズの際に自転車のサドルが性器と擦れる時のように骨盤筋群が締め付けられている時に意図せずに性器の軽い刺激を引き起こす緊張の解放が挙げられる。

一部の抗うつ薬副作用として自然発生的な絶頂を引き起こすことがあることも発見されている[45]。患者の大半がその事実を知らせたがらないため、抗うつ薬の投与を受けている患者のうちどのぐらいの数が自然発生的オーガズムを体験しているかの正確なデータはない。

不応期とマルチプル・オーガズム

女性や、比較的稀ではあるが男性も[46]不応期英語版がないかあっても非常に短く、最初のオーガズムを迎えたすぐ後に第2のオーガズムやさらに多くのオーガズムを経験する場合がある。最初のオーガズムに続く連続した絶頂は刺激が蓄積してゆくにつれさらに強烈もしくは快感の強いものになり得る。一部の女性は、絶頂に達した後では陰核と乳首が非常に敏感になるため、さらなる刺激は最初は苦痛ともなる。女性でもオーガズムが1回きりの人もいる。一度オーガズムに達するとクリトリスに触れるのも嫌になる、というタイプの人である。ペニスやクリトリスといった海綿体でのオーガズムでは、プロラクチン(prolactin:乳腺刺激ホルモン)という物質が放出されることがあり、この血中濃度が高い間は、セックスに対する欲求が急速に減退すると言われている。

連続した複数回のオーガズムを、特に射精することなしに経験したと報告する男性たちもいる。射精しないオーガズム(ドライオーガズム)を経験した男性は、不応期が軽減されるためしばしば複数回のオーガズムを迎えることができる[47]。1回に数時間をかけて自慰を続け、数多くのオーガズムを達成できる男性たちもいる[47]。そうした男性の中には、最初から複数回のオーガズムを得られていた人も、訓練によって習得した人もいる[46]。近年では、複数回のオーガズムを達成するためのさまざまな技法を記した書籍も数多く出版されている。複数回のオーガズムを得られる男性たち(とそのパートナーたち)の大半は、射精をしないことでオーガズム後も通常より遥かに精力的でいられると報告している[48]。さらに、こうした男性たちは望むならば通常よりも強力な射精を伴うオーガズムも得ることが出来ると報告している。

射精直前に陰嚢と肛門のほぼ中間に位置する会陰を圧迫することで射精を防止するのが1つの方法である。しかしながらこれは精液尿道を通って外部へと射出される代わりに膀胱へと流れ込む逆行性射精をもたらす可能性がある。また、長期間に亘り狭いサドルの自転車に乗り続けた男性の報告例と同様に、会陰の神経と血管を圧迫することにより長期的な損傷を引き起こす可能性もある[49]。何らかの理由で前立腺もしくは膀胱の手術を受けた男性もまた逆行性射精のためにドライオーガズムを経験する場合がある。

複数回のオーガズムを迎えることのできる女性たちは、これを得るためにリラックスして「解放する」必要があることを報告しており、これと似たことを男性が行うのがもう1つの方法である。射精に伴う収縮や、先述のような強制的な抑制を行う代わりに、射精前の血管充血と送出を心身両面でコントロールするのである。こうした技法が成功すると、連続的もしくは複数回の「全身の」オーガズムをも得られる場合がある[50]。前立腺、精嚢、輸精管の指による穏やかな刺激により、激しい放出を伴うオーガズムが持続する性的快感を得ることのできる男性もいる。アネロスエネマグラなど、前立腺の刺激を主目的とした性具も開発されている。

思春期より前に自慰もしくはその他の性的活動を始めた男性の中には射精を伴わない複数回のオーガズムを得られていたと報告する人も多い。思春期以前の男性のオーガズムは「通常の」女性のオーガズム体験と質的に類似したものであることを示す証拠がいくつかあり、このことは思春期におけるホルモンの変化が男性のオーガズムの特質に強い影響を及ぼしていることを窺わせる[51]

多数の研究が、プロラクチンというホルモンが男性の不応期の原因と推測されるとしている。このため、カベルゴリン英語版(製品名のカバサールやドスティネックスとしても知られる)のようなプロラクチンを抑制する薬品に実験的な関心が向けられている。カベルゴリンに関する事例報告は、この薬品が不応期を完全に取り除くことができ、男性たちに立て続けに射精を伴う複数回のオーガズムを経験させられることを示唆している。少なくとも1つの科学的研究もこうした主張を支持している[52]。カベルゴリンはホルモンに変化をきたす薬品であり、数多くの副作用を持つ可能性がある。性機能不全の治療のための使用はまだ承認されていない。不応期の原因としてもう1つ、オキシトシンというホルモンの放出増加も考えられる。さらに、オキシトシンの増加量は不応期の長さにも影響しているかもしれないと考えられている。

1995年にはラトガース大学で科学的研究が行われ、成人男性における自然な、完全に射精する、複数回のオーガズムの実証に成功している。この研究では、36分間に6回の完全に射精するオーガズムが、不応期と見られるものなしに得られた[53]。思春期が進行し成人期へと続く過程の中で不応期が軽減され、さらには完全になくなってしまう事例もあるようである。後には、P・ハーケらがプロラクチンの亢進反応なしに複数回のオーガズムに達した男性を観察している[54]


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