オルタナティヴ・ロック 1990年代以降

オルタナティヴ・ロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/10 04:30 UTC 版)

1990年代以降

1990年代初頭のアメリカでは、ニルヴァーナダイナソーJr.パール・ジャムサウンドガーデンなどがライブハウスやカレッジ・チャートなどを中心に、人気を獲得していった。彼らはグランジ・ロックと呼ばれた。すでに1970年代末にはオルタナティヴ・ロックという呼称は存在していたが、ジャンル名がアメリカの音楽ジャーナリズムで拡大していったのは、この時期である。グランジは、過去の全米チャート上位を独占した既存の1980年代的な産業ロック、ハードロックヘヴィメタルポップ・ロックなどとは違うロックのジャンルとして浸透していった。そのほかにも、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンレッド・ホット・チリ・ペッパーズといった、ロックにラップの要素を取り入れたオルタナであるミクスチャー・ロックが登場した。

その後、カート・コバーンの自殺[13] や、その他の音楽状況の変化が要因となって、グランジ・ムーブメントは終焉を迎えた。

2000年代以降のオルタナティヴ・ロック界では、ホワイト・ストライプスストロークスアークティック・モンキーズアーケード・ファイアリンキン・パークなどが活躍した。

オルタナティヴ・ロックに分類されるアーティストの一覧

脚注

参考文献

  • BURRN! 1992.4月号
  • アメリカン・オルタナティヴ・ロック・ガイド(鈴木善之著)
  • Punk Zine Archive! FlipsideやMaximum Rocknroll が読める。
  • Flipside Fanzine Memorial Website LAの初期パンクGIGのデータベース作成中。
  • Hüsker Dü Database Hüsker Düのライブデータ、インタビュー、文献リストなど。
  • Mark Anderson & Mark Jenkins Dance od Days: Two Decades of Punk in the Nation's Capital 2001. Soft Skull Press.

関連項目


注釈

  1. ^ 初期にはキャバレー・ヴォルテール、ポップ・グループなどが所属した英国のインディーズ・レーベル。
  2. ^ 英米ではコーポレート・ロックと呼ばれた。
  3. ^ ソニック・ユースリプレイスメンツハスカー・ドゥなどもカレッジ・ラジオで人気のバンドだった。
  4. ^ 2003年の『ローリング・ストーン』誌における特集、『NME』『SPIN』など多くの世界的ロック雑誌の記事傾向などもこれに該当。
  5. ^ Straw, Will (1991). "Systems of Articulation, Logics of Change: Communities and Scenes in Popular Music", Cultural Studies, 5, 3, pp.368-88。マクシマム・ロックンロールのScene Reportsを例示しており、「シーン」はこの用法に基づく概念であるとみられる。これより創刊の早いロサンゼルスのファンジン『Flipside』は1978年には「L.A.Scene」という表現を用いており、1979年には「オレンジ・カウンティの2つの'scenes'」というような用法が現れている。
  6. ^ 郡部ながらTSOLなど、多くのオルタナ・バンドが登場した。
  7. ^ 禁ドラッグ、禁アルコール、禁フリーセックスという、お堅いストレージエッジ思想を主張したバンド。

出典






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