エヴァン・レイチェル・ウッドとは? わかりやすく解説

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エヴァン・レイチェル・ウッド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 05:33 UTC 版)

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エヴァン・レイチェル・ウッド
Evan Rachel Wood
トロント国際映画祭にて(2009年)
生年月日 (1987-09-07) 1987年9月7日(34歳)
出生地 アメリカ合衆国ノースカロライナ州ローリー
国籍 アメリカ合衆国
職業 女優
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1994年 -
活動内容 1998年:映画デビュー
配偶者 ジェイミー・ベル2012年 - 2014年
主な作品
映画
サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
アクロス・ザ・ユニバース
テレビドラマ
ミルドレッド・ピアース 幸せの代償
ウエストワールド
 
受賞
放送映画批評家協会賞
主演女優賞(ドラマシリーズ)
2016年ウエストワールド
その他の賞
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エヴァン・レイチェル・ウッドEvan Rachel Wood, 1987年9月7日 - )は、アメリカ合衆国女優

来歴

生い立ち

ノースカロライナ州ローリー出身にてユダヤ教徒の両親のもとに生まれる。父親のアイラ・デヴィッド・ウッド3世は俳優兼舞台監督、母親のサラ・リン・ムーアは女優。2人の兄がおり、デーナはミュージシャン、アイラは俳優をしている。叔父のキャロル・ウィンステッド・ウッドはプロダクションデザイナー。幼い頃から父親が主宰する舞台に出演していた。

キャリア

1994年の映画『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』でキルスティン・ダンストと少女クローディア役を最後まで競い合うが、役を得られずに終わった。その後はテレビドラマなどに出演した。1997年に両親が離婚し、母親と兄(アイラ)と共にロサンゼルスへ引越す。1998年に『ウィズ・ユー』で映画デビューする。

2003年に多感な13歳の少女を演じた『サーティーン あの頃欲しかった愛のこと』が批評家の高い評価を受け、ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門)全米映画俳優組合賞主演女優賞などにノミネートされ、一躍ハリウッド期待の若手女優となる。

2007年公開のビートルズの楽曲を扱ったミュージカル映画アクロス・ザ・ユニバース』ではヒロインを演じ、翌年公開のヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞した『レスラー』ではミッキー・ロークの娘役を演じた。

私生活

15歳で高校を卒業。テコンドーの黒帯を取得している。

グリーン・デイミュージック・ビデオで共演したのをきっかけに、俳優のジェイミー・ベルと交際していたが1年ほどで破局[1][2]。その後、2007年から19歳年上のミュージシャンマリリン・マンソンのボーカル、マリリン・マンソンと交際を始め、マンソンと共にミュージック・ビデオ『Heart-Shaped Glasses』に出演。マンソンとの交際をはじめてから、地毛の金髪を黒く染めるなどメイクや服装も変わったため、コラムニスト達はウッドがマンソンの前妻ディタ・フォン・ティースに似てきていると指摘した[3]。2009年1月に婚約したと報じられたが[4]、最終的に破局した。2021年2月1日にマンソンから長年に渡る洗脳や虐待被害を受けていたと告発した。

その後ジェイミー・ベルと復縁し、2012年10月、結婚した[5]。2013年7月には男児を出産した[6]。しかし2014年5月、ウッドとベルは別居を公表した[7]

また、ジェイミーと結婚する以前には、理想の恋人について「すてきな男性でもいいし、すてきな女性でもいい。どちらでも構わない」と、自身がバイセクシュアルである事をカミングアウトしている[8]。最近では、『Lの世界』の女優キャサリン・メーニッヒと交際、11月には破局したと報道された。

2020年1月26日、コービー・ブライアントが不慮の事故で亡くなった時、ブライアントの遺族に哀悼の意を示しつつも「彼はスポーツ界のヒーローだった。彼はレイピストでもあった。こういう事実は同時に存在しうる」とtwitterで発言[9]。しかし批判も大きくまもなくしてtwitterアカウントを非公開にした[10]。なおブライアントは2003年に当時19歳だった女性のレイプ容疑で逮捕されたが、女性は複数人の男性と関係していた事が明らかになり、女性自ら証言を取り下げている。[11]

フィルモグラフィー

映画

公開年 邦題
原題
役名 備考
1998 ウィズ・ユー
Digging to China
ハリエット・フランコヴィッツ
プラクティカル・マジック
Practical Magic
カイリー・オーウェンス
2002 ひみつの番人
Little Secrets
エミリー・リンドストローム
シモーヌ
S1m0ne
レイニー・クリスチャン
2003 ミッシング
The Missing
リリー・ギルクソン
サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
Thirteen
トレイシー・フリーランド ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート
2005 ママが泣いた日
The Upside of Anger
ラベンダー・“ポパイ”・ウルフマイヤー
2006 ハサミを持って突っ走る
Running with Scissors
ナタリー・フィンチ
ダウン・イン・ザ・バレー
Down in the Valley
トーブ
2007 カリフォルニア・トレジャー
King of California
ミランダ
アクロス・ザ・ユニバース
Across the Universe
ルーシー
ダイアナの選択
The Life Before Her Eyes
高校生の頃のダイアナ・マクフィー
2008 レスラー
The Wrestler
ステファニー
2009 人生万歳!
Whatever Works
メロディ
2010 声をかくす人
The Conspirator
アンナ・サラット
2011 スーパー・チューズデー 〜正義を売った日〜
The Ides of March
モリー・スターンズ
2013 バレット・オブ・ラヴ
Charlie Countryman
ガブリエル・イバネスク
ウソはホントの恋のはじまり
A Case of You
バーディ 日本公開は2016年[12]
2015 スイッチ・オフ
Into the Forest
エヴァ
2018 詩季織々 イリン 日中合同制作のアニメ映画
英語版音声
2019 アナと雪の女王2
Frozen II
イドゥナ王妃 声の出演
2020 さよなら、私のロンリー

Kajillionaire

オールド・ドリオ・ダイン

テレビドラマ

放映年 邦題
原題
役名 備考
1998-1999 プロファイラー/犯罪心理分析官
Profiler
クロエ・ウォーターズ 計6話出演
2002 ザ・ホワイトハウス
The West Wing
ホーガン・クレッグ 第3シーズン第19話「誰かが見ている」
2003 CSI:科学捜査班
CSI: Crime Scene Investigation
ノーラ・イーストン 第3シーズン第12話「捨てられた目」
2009-2011 トゥルーブラッド
True Blood
ソフィー=アン・レクラーク 計8話出演
2011 ミルドレッド・ピアース 幸せの代償
Mildred Pierce
ヴィーダ・ピアース(17歳〜) ミニシリーズ
計2話出演
2016- ウエストワールド
Westworld
ドロレス・アバナーシー メイン

ミュージック・ビデオ

公開年 タイトル アーティスト 備考
2005 "ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ" グリーン・デイ
"At the Bottom of Everything" ブライト・アイズ
2007 "Heart-Shaped Glasses (When the Heart Guides the Hand)" マリリン・マンソン
2017 "Can't Deny My Love" ブランドン・フラワーズ

参考文献

  1. ^ O'Toole, Lesley (2006年6月24日). “Distress princess”. Guardian Unlimited. http://www.guardian.co.uk/theguide/film/story/0,,1803495,00.html?gusrc=rss 2006年6月24日閲覧。 
  2. ^ Maher, Kevin (2007年9月27日). “Evan Rachel Wood's hard day’s night”. Times Online. http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/film/article2538406.ece 2007年9月27日閲覧。 
  3. ^ Backseat Cuddler (2008年4月16日). “Evan Rachel Wood is Turning into Dita von Teese”. Backseat Cuddler. http://backseatcuddler.com/2008/04/16/evan-rachel-wood-is-turning-into-dita-von-teese/ 
  4. ^ シネマトゥデイ (2009年1月8日). “マリリン・マンソン、『レスラー』のエヴァン・レイチェル・ウッドと婚約”. 2009年1月8日閲覧。
  5. ^ “『リトル・ダンサー』の名子役ジェイミー・ベルが結婚! お相手は女優エヴァン・レイチェル・ウッド”. シネマトゥデイ. (2012年11月1日). http://www.cinematoday.jp/page/N0047381 2013年1月5日閲覧。 
  6. ^ Saad, Nadine (2013年7月30日). “Actress Evan Rachel Wood, husband Jamie Bell welcome baby boy”. LA Times. 2013年7月30日閲覧。
  7. ^ Blumm, K.C. (2014年5月28日). “Evan Rachel Wood and Jamie Bell Separate”. People. 2014年5月28日閲覧。
  8. ^ “マリリン・マンソンの元婚約者でもあるエヴァン・レイチェル・ウッド、バイセクシャルであることをカミングアウト”. シネマトゥデイ. (2011年4月19日). http://www.cinematoday.jp/page/N0031797 2013年1月5日閲覧。 
  9. ^ Ritschel, Chelsea (2020年1月28日). “Evan Rachel Wood under fire over tweet calling Kobe Bryant a ‘rapist’”. 2021年2月24日閲覧。
  10. ^ Phillippi, Kyle (2020年1月29日). “Evan Rachel Wood Locks Down Her Twitter Account After Kobe Bryant 'Rapist' Tweet Backlash”. Pop Culture. 2021年2月24日閲覧。
  11. ^ Stern, Marlow (2020年1月27日). “Kobe Bryant’s Disturbing Rape Case: The DNA Evidence, the Accuser’s Story, and the Half-Confession”. 2021年2月24日閲覧。
  12. ^ “この恋に「いいね!」できる?ジャスティン・ロング主演ラブコメ、カリコレで上映”. 映画ナタリー. (2016年5月24日). http://natalie.mu/eiga/news/188254 2016年5月24日閲覧。 

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