インドの映画 概要

インドの映画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/10 04:38 UTC 版)

概要

インドは、年間映画制作本数も映画館観客総数も世界一多い映画大国である(2003年には877本の長編と1177本の短編が公開された)[1]。その主な理由としては、インドは現在もテレビの普及率が低く、国民の多くが日常的に映画館を訪れている社会事情が挙げられる。また、インドは世界的な多言語国家であるため、それぞれの言語の需要に合わせて必然的に映画の制作本数が多くなっている事情もある。インド映画は、娯楽としての質や出演女優の人気などのため、インド国外でもインド系住民を中心に人気があり、特に東南アジア南アジア西アジアアフリカ諸国で高い人気を博している。北インドを中心にインド全土で上映されているヒンディー語の娯楽映画は、その制作の中心地ムンバイーの旧名ボンベイとアメリカハリウッドをもじって、『ボリウッドフィルム』と呼ばれている。20世紀後半ボリウッドが長らく南アジア最大の映画製作拠点となり、興行収入では及ばないものの製作本数では後にはハリウッドを抜いて世界最多の製作拠点となった。北インドのヒンディー語のボリウッドが年間で約400本制作し、南インドのテルグ語のトリウッド、タミル語のコリウッド、マラヤーラム語のモリウッド、カンナダ語のサンダルウッドがそれぞれ約200本ほど制作しているとされる[2]。興行収入は、従来ヒンディー語映画が44%、テルグ語とタミル語の映画が各13%、マラヤーラム語とカンナダ語の映画が各5%程度とされる(2020-2021年の累積興行収入は、コロナによる映画館閉鎖が地域により違いがあったこともあって、トリウッドがボリウッドを上回っている[3]。)。







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