アッガイ デザイン

アッガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/22 22:29 UTC 版)

アッガイACGUY)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」(MS)の一つ。初出は、1979年放送のテレビアニメ機動戦士ガンダム』。


注釈

  1. ^ 多くのパーツをMS-06Jから流用したとする資料もみられる[10]
  2. ^ 地上での活動の折は2基の大出力が必要とされるが、水中での曳航時は1基のみを稼働させ、排熱量も低下させた片肺運転が可能[10]。なお、ザク用の熱核反応炉を開放サイクル水冷式に改造して採用したとする資料もみられる[3]
  3. ^ 一方、元は複座型の練習用機体であったが、発生出力が低いゆえに外部への排熱も少なかったことから、その隠密性を生かした軽武装偵察型であるMS-04Fが開発され、60機程度生産されたとする資料も見られる[3]
  4. ^ フレキシブルアームと記述した資料もみられる[15]
  5. ^ 生産コストを抑えるため、ビーム兵器と収納式クローを右腕のみ、ロケットランチャーを左腕のみに装備したとする資料もみられる[13]
  6. ^ 腕部の武装についてはさまざまな設定が混在している。劇中ではメガ粒子砲を使用する描写はないものの、第30話で61式戦車を撃破するシーンでメガ粒子砲と取れなくもない描写と効果音が付いている。『ロボット大全集[1]機動戦士ガンダム』(1981年)では、アイアンネイルの収納穴から放たれる火器を「バルカン砲」、左腕においてアイアンネイルの中央にある発射口を「ロケット砲」と記述している[要ページ番号]。『MSV』では両腕ともメガ粒子砲、クロー装備となっている。設定画稿をよく見ると左腕はロケットランチャーだが、判別しにくいため、1980年代末頃までは認知されていなかった。『機動戦士ガンダム 公式百科事典』では右腕のみメガ粒子砲、クロー装備、左腕は6連装ロケットランチャーとなっている[要ページ番号]。なお、旧1/100プラモデルの解説においては1982年の時点ですでに右腕の砲身はバルカンとされていた。『週刊ガンダム・ファクトファイル』では腕部ユニットが換装可能と記述され、これまでのさまざまな設定に対応できる形となっている[要ページ番号]
  7. ^ 脱出中のシャアは、4機を短時間で撃破したガンダムに「アッガイといえども…」と発言している。

出典

  1. ^ 記録全集4 1980, p. 183-185.
  2. ^ a b 旭屋フィルムコミック08小隊 1999, p. 208-209.
  3. ^ a b c 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、39頁。ISBN 4-87777-028-3
  4. ^ a b c d e 『ガンダムセンチュリー』みのり書房、1981年9月、銀河出版、2000年3月(復刻版)、45頁。ISBN 4-87777-028-3
  5. ^ a b c d e f 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、56-57頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  6. ^ a b 『テレビマガジン』1981年2月号付録『機動戦士ガンダム大事典』上巻(講談社)
  7. ^ a b c d 『講談社ポケット百科シリーズ15 ロボット大全集1 機動戦士ガンダム』(1981年)
  8. ^ 機動戦士ガンダム第08MS小隊WEB「MS-ジオン軍-アッガイ」
  9. ^ a b c d e 『機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション(2) ジオン軍MS・MA編』講談社、1984年4月30日、2006年7月(復刻版)、110-114頁。ISBN 978-4063721768
  10. ^ a b c d e f g 『MG 1/100 アッガイ』バンダイ、2005年7月、組立説明書。
  11. ^ a b 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、40頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  12. ^ a b 「111 アッガイ」『機動戦士ガンダム MSV コレクションファイル[地球編]』講談社、2000年6月。ISBN 978-4063465518
  13. ^ a b 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、183頁、ISBN 978-4063757958
  14. ^ a b c d 『HGUC 1/144 アッガイ』バンダイ、2007年4月、組立説明書。
  15. ^ a b c 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、123頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  16. ^ a b 『機動戦士ガンダム 記録全集4』日本サンライズ、1980年8月16日、170頁。
  17. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .1 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.1 一年戦争編】』バンダイ、1989年2月20日、84頁。(ISBN 4-89189-006-1)
  18. ^ a b 曽野由大 『アッガイ博士 1』(KADOKAWA、2015年)[要ページ番号]
  19. ^ 『大河原邦男アイアンワークス』(バンダイ、1989年11月)103頁。
  20. ^ a b c 『機動戦士ガンダム新訳MS大全集 U.C.0092-0169編』KADOKAWA、2020年3月26日、75頁。ISBN 978-4-04-109145-6 
  21. ^ a b c d e f g h i j 「ムーンガンダム メカニカルワークス Vol.27」『月刊ガンダムエース』2021年7月号、KADOKAWA、144-145頁、JAN 4910124010716 
  22. ^ バトオペ2公式アッグジン 2023.
  23. ^ a b c 「祝・映像化 機動戦士ムーンガンダム 初アニメ化座談会」『月刊ガンダムエース』、KADOKAWA、2022年4月、26-31頁、JAN 4910124010426 
  24. ^ 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック』角川書店、 2004年8月、100-101頁。 ISBN 4-04-713644-1
  25. ^ a b 太田垣康男『機動戦士ガンダム サンダーボルト』限定版付属冊子「MSイラストレーションズ[フルカラー設定集]」小学館、2015年3月、48-49頁。
  26. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト』公式WEBサイト。
  27. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト RECORD of THUNDERBOLT 2』ホビージャパン、2017年12月、48-49頁。
  28. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト RECORD of THUNDERBOLT 2』ホビージャパン、2017年12月、50-53頁。
  29. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト RECORD of THUNDERBOLT 2』ホビージャパン、2017年12月、54-55頁。
  30. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト RECORD of THUNDERBOLT 2』ホビージャパン、2017年12月、56-57頁。
  31. ^ 『機動戦士ガンダム サンダーボルト RECORD of THUNDERBOLT 2』ホビージャパン、2017年12月、58-59頁。
  32. ^ a b c d e “ヒットを語る「アッガイ案外人気」”, 日経流通新聞: 20, (2009-07-29) 
  33. ^ am-netデータベース ガンダムvsガンダムNEXTの「カタログ画像」3・4を参照。
  34. ^ 「モデルグラフィックス」1999年1月号29ページ、あさのまさひこと川口名人の対談中より。
  35. ^ 限定カラー再び!「HGUC アッガイ Ver.GFT(セブン-イレブンカラー)」9月下旬発売!|GUNDAM INFO|より。






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