ひなたライナー おひさま号(廃止)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 20:59 UTC 版)

おひさま号(廃止)

おひさま号(近鉄バス)

2008年12月1日に近鉄バスの単独運行で「おひさま号」の愛称で運行開始した。かつての「あおしま号」は大阪市内のみからであったが、京都・神戸からも利用可能になった。

運行会社

  • 近鉄バス
    近鉄バスの単独運行で、夜行により1日1往復していた。宮崎側の運行支援(予約・発券・折返整備等の業務)は宮崎交通が受託していた。

運行経路・停車箇所

運行休止時点。太字は停車していた停留所。双方向とも関西圏内ならびに宮崎県内のみの区間利用は不可。

京都駅八条口 - 京都南IC - (名神高速道路) - 豊中IC - (阪神高速道路) - 大阪駅前〈地下鉄東梅田駅〉 - (阪神高速道路) - 神戸三宮〈ミント神戸〉 - (阪神高速道路・神戸淡路鳴門自動車道・山陽自動車道・関門橋・九州自動車道) - えびのIC - えびのJCT - (宮崎自動車道) - 小林IC - 都城北 - 宮崎IC - 宮交シティ
  • 宮崎行は山陽道福石PA・京都行は九州道宮原SAにおいてそれぞれ乗客開放の途中休憩をおこなっていた。この他3箇所ほどのSA・PAにおいて停車するが、車両点検と乗務員交代のためのもので、乗客は車外へは出られなかった。

車両

日野・セレガハイデッカー車を使用。

  • 27人乗り3列独立シート
  • トイレ
  • 毛布・スリッパ
  • 座席コンセント
  • 仕切りカーテン
  • プラズマクラスターエアコン
  • 冷蔵庫に紙パックの緑茶あり

あおしま号(廃止)

あおしま号(近畿日本鉄道 現:近鉄バス)
あおしま号(宮崎交通の専用車)

あおしま号(あおしまごう)は、かつて大阪市と宮崎県宮崎市を結んで運行していた高速バスである。あおしまの名は宮崎県の観光地・青島から取ったもの。沿革にもある通り、当初は毎日運行であったが、末期は季節運行に変更されていた。

運行会社

運行経路・停車箇所

運行休止時点。太字は停車していた停留所。

あべの橋バスステーション - 上本町バスセンター - 近鉄なんば駅西口OCAT - (阪神高速道路・中国自動車道播但連絡道路・山陽自動車道・関門橋・九州自動車道) - えびのIC - えびのJCT - (宮崎自動車道) - 小林IC - 都城北 - 宮崎IC - 宮交シティ

所要時間・運賃

運行休止時点のデータ。

  • 大阪あべの橋~宮交シティ:11時間41分
  • 片道11,500円(おひさま号より500円安い)

車両

両社とも日野RUグランデッカ(スーパーハイデッカー)で、乗客定員28名の3列独立シート車を使用し、車内はトイレ、自動車電話、車内オーディオ(テレビ・ビデオ・マルチステレオ)、飲み物サービスなどを備えていた。

塗装は、当初2社で共通塗装としていたが(上記宮交車の塗装)、愛称表記は近鉄はローマ字で「AOSHIMA」、宮交はひらがなで「あおしま」と異なっていた(なおかつては、熊本 - 宮崎線「なんぷう号」でも同様に宮崎交通と九州産交バスの共通塗装だが、愛称表記は両社で異なる例があった)。のちに塗装変更で各社別の塗装になった。

ひえつき号(廃止)

ひえつき号(近畿日本鉄道)

ひえつき号は、かつて大阪府大阪市と宮崎県延岡市を結んでいた高速バス路線。大阪と宮崎県内を結ぶ路線としては2路線目となった。旭化成企業城下町である延岡と同社の本社がある大阪の間の利用を見込んだものと考えられるが、利用の不振もあり運行期間は短かった。路線愛称の「ひえつき」は宮崎県の民謡ひえつき節」に由来する。

なお、旭化成は工場のある延岡市から宮崎空港までヘリコプターをチャーターしていたが、1990年9月に社員が死亡するヘリ墜落事故があり、ひえつき号開設時にはヘリコプターの運行を中止していた。

運行会社

  • 近畿日本鉄道(現:近鉄バス)
    • 担当営業所:布施営業所
  • 宮崎交通
    • 担当営業所:延岡営業所
両社による共同運行で、夜行により各社1日0.5往復していた。

運行経路・停車箇所

運行休止時点。太字は停車していた停留所。

あべの橋バスステーション - 上本町バスセンター - (阪神高速道路・中国自動車道・関門橋・九州自動車道) - 熊本IC - (国道57号国道325号) - 高千穂バスセンター - (国道218号) - 延岡駅前バスセンター

所要時間・運賃

運行休止時点のデータ。

  • 大阪あべの橋 - 延岡:12時間50分
    熊本市経由で延岡まで一般道を走行して九州山地を横断するため所要時間が長い。
  • 大阪 - 延岡:片道11,000円、往復19,800円

車両

近鉄が当時出たばかりの日野・セレガ、宮交が三菱ふそう・エアロクイーンMを使用し、車内はビデオ・マルチステレオや飲み物などの各種サービスをおこなっていた。宮交はあおしま号と同じデザインで愛称表記のみ「ひえつき」としたのに対し、近鉄は別デザインの車両であった。

運行終了後は、宮交は高速・観光色に変更して他路線へ転出、近鉄はしばらく塗装変更せず(愛称表記は削除)熊本線「サンライズ号」などに使用、のちに2度の塗装変更を経て甲府線「クリスタルライナー」にも運用された。


  1. ^ a b c 京都・大阪~延岡・宮崎線(ひなたライナー)の運行終了について 近鉄バスプレスリリース、2019年1月11日
  2. ^ 【平成29年2月1日(予定)~】大阪・京都・神戸から延岡・日向・宮崎行き高速バスを運行開始する予定です! 近鉄バス
  3. ^ “大阪-宮崎間など3路線 高速バスを免許”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年11月10日) 
  4. ^ “金沢-福岡など夜行バス3路線 運輸省が開設免許”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1990年12月14日) 
  5. ^ 宮崎特急線・鹿児島特急線の休止について” (PDF). 近鉄バス (2016年8月10日). 2016年8月17日閲覧。
  6. ^ 平成30年4月1日からのバス乗り場” (PDF). 宮崎交通 (2018年3月7日). 2018年4月30日閲覧。


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