ジャンカとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > ジャンカの意味・解説 

ジャンカ

別表記:豆板

ジャンカとは、コンクリート粗骨材密集した部分のことである。豆板まめいた)ともいう。

ジャンカは、コンクリート打設した時に材料分離していたり、締固め不足していたり、もしくは型枠セメントペースト漏れていたりすると発生しやすい。ジャンカの部分通常のコンクリート部分よりも強度低く耐久性水密性も低い。

ジャンカ

名前 Djanka; Janca

ジャンカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 02:06 UTC 版)

ジャンカは、コンクリート打設不良の事例の一つ。型枠を外したコンクリート構造物の表面に砂利が凝集・露出している部分。締め固め不足やセメントペーストの回りの悪さにより発生する[1]。「豆板」(まめいた)あるいは「す」と呼ぶ場合もある[1]

概要

  • コンクリートの仕上がり表面上に凹部が生じ、表面がザラつき粗骨材が確認できる状態をいう。極端に酷い場合には、大きな空隙ができ、鉄筋が露出することがある。
  • ジャンカの状態になると、コンクリートの中性化が加速し、通常のコンクリートの半分以下の強度になること、また、鉄筋コンクリートでは、鉄筋の腐食が進行する恐れがあることから、地震の際の建物の安全性や耐用年数に重大な問題が生じる。

対策

  • コンクリート打設時に、落下高を抑え、分離が生じにくくする環境にすること。
  • 開口部など施工精度が要求される、打設が行われにくい箇所には十分に締め固めを行うこと[2]
  • 型枠からペーストの漏れを防ぎ(型枠の隙間を減らす努力をすること等)、セメントと骨材が分離しないようにすること[2]

出典 

  1. ^ a b 建築慣用語研究会 編『建築現場実用語辞典』井上書院、1988年、156頁。 
  2. ^ a b コンクリートのジャンカとは?発生の原因と補修方法を解説”. ヤブ原産業の仙台リフォーム営業所. ヤブ原産業株式会社 (2022年4月22日). 2024年4月8日閲覧。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジャンカ」の関連用語

ジャンカのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジャンカのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2025実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジャンカ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS