鉄筋コンクリート住宅とは? わかりやすく解説

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鉄筋コンクリート住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/26 06:42 UTC 版)

鉄筋コンクリート住宅(てっきんこんくりーとじゅうたく)とは、鉄筋コンクリート造を構造体とする住宅である。

構造

大きく分けて、壁式構造とラーメン構造がある。

壁式構造
コンクリートの耐力壁が、水平力(地震・台風)及び垂直荷重(建物の自重、積載荷重)を負担する工法。過去の震災に対する実績が極めて優れている。
ラーメン構造
柱と梁で構成された構造。壁式構造に比べて開放的な空間を作る事が出来る。

施工方法

現場打ちコンクリート工法と、PC工法がある。

現場打ちコンクリート工法
一般的に認知される鉄筋コンクリート造の工法で、施工現場で鉄筋や型枠を組んで、文字通り現場でコンクリートを流し込んで作る工法である。メリットは、型枠は加工が容易で、多種多様な形を作れることである。デメリットは、コンクリートに気泡やジャンカが発生する。色むらがある。
PC工法(プレキャストコンクリート工法
あらかじめ工場で作られたコンクリートパネルを現場で繋ぎ合わせる工法である。メリットは、工場でパネルを作るので、高品質コンクリートになる。現場打のような色むらやジャンカ、気泡は発生しにくい。又、発生した場合に、廃棄して使用しなければ良いだけなので、現場打ちのような一発仕上げのリスクがない。デメリットは、現場でパネルをジョイントする事になるので、ジョイント部に地震時に応力が集中し、過去の震災の被害からも、ジョイント部の強度が課題である。パネルジョイントからの漏水のリスクが高い。

性能

耐火性、気密性、耐久性に優れる。




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