x-高速トライ木
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:29 UTC 版)
「トライ (データ構造)」の記事における「x-高速トライ木」の解説
x-高速トライ木(英: x-fast trie)は、検索キーとして与えられた整数以上(以下)の値をもつ、キーに最も近い葉ノードを得る操作(successor, predecessor)を高速にできるようにした二分トライ木のバリエーションである。通常の二分トライ木との相違点は、階層高さごとのハッシュテーブル、葉ノード同士の双方向連結リスト、中間ノードが子ノードを0側(1側)のひとつしか持たない時に格納される、その中間ノード下で最大(最小)値をもつ葉ノードへのリンク(descendant pointer)を持つことである。。階層にたいして二分探索をおこなうことで、木に格納する整数のビット数 w に対し、Successor, Predecessorの時間計算量がO(log w)となる。1982年に Dan E. Willard が発表した。
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