線材
平炉、転炉、電気炉で精錬された溶鋼は、鋳型に注入されて鋼塊となる。鋼塊は均熱炉により1200~1300℃に加熱され、分塊圧延機で圧延され、1辺が最大150mmの角型鋼片(ビレット)になる。この加熱された鋼片を条鋼圧延機により棒状に圧延した鋼をいう。線材の標準直在は5~20mm程度で、炭素含有量が0.25%以下の軟鋼線材と炭素含有量0.24~0.86%の硬鋼線材に大別される。線材として加工し部品として使用される場合と、さらに前者は伸線し鉄線として有刺鉄線、金網に用いられ、後者は熱処理後伸線され、バルブスプリング、リターンスプリングなどに用いられる。
- wire rodsのページへのリンク