テレメトリング
テレメトリングとは、遠隔地にある計測器などのデータを、通信回線を使って収集するシステムのことである。遠隔のという意味の「tele」と、計測するという意味の「metering」が合わされてできた言葉である。
主な例としては、水道やガスのメーターの値を自動的に計測して本部に送るシステムや、自動販売機の在庫やつり銭が切れた際にその情報を営業所に送るシステムがある。こうした情報を、人間がメーターや自動販売機のところまで出向くことなく、自動的かつほぼリアルタイムに収集できる点に、テレメトリングのシステムの利点がある。
テレメトリングに使う通信回線は、当初は固定電話回線やPHSが中心だったが、現在は携帯電話回線が主流となっている。テレメトリング用に携帯電話の通信機能をモジュール化したものが各種あり、計測器メーカーやシステムインテグレータが機器に組み込んで使えるようになっている。
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