テクノロジードーピング
格段に優れた性能をもつ用具(たとえば運動靴)を身に着けることで競技力・競争力を向上させること。最先端技術による他の競技者との差別化が、ある意味でドーピング(ある種の薬物を摂取することで運動能力を増強すること)と同然の効果を得てしまうこと。
テクノロジードーピングは「人間拡張(human augmentation)」と呼ばれる概念に付随する問題であるといえる。「人間拡張」はテクノロジーによって人の能力を高めるという考え方であるが、スポーツの競技における度が過ぎる人間拡張は競技を左右する不公正な要素となりかねない。ただしテクノロジードーピングか否かを決める基準は曖昧であり、線引きは難しい。
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