saranwrapとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > saranwrapの意味・解説 

サラン‐ラップ【Saran Wrap】

読み方:さらんらっぷ

ポリ塩化ビニリデン製の透明な食品包装用フィルム。商標名。


サランラップ

(saranwrap から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/14 03:36 UTC 版)

サラン
Saran
種類 食品用ラップフィルム
所持会社 SCジョンソン
使用開始国 アメリカ合衆国
使用開始 1949年 (77年前) (1949)
旧使用会社 ダウ・ケミカル
テンプレートを表示

サランラップまたはサラン(Saran)は、食品用ラップフィルムの商品名である。アメリカ合衆国のダウ・ケミカルによって1949年に発売され、当初はポリ塩化ビニリデン(PVDC)を使用していたが、アメリカにおいては2004年にポリエチレン製に変更された[1][2]。

日本では、ダウ・ケミカルと旭化成が共有する登録商標(第706999号ほか全5件)となっており、旭化成が製造し、旭化成ホームプロダクツが販売している。

歴史

日本で販売されているポリ塩化ビニリデン製のサランラップ

1933年、アメリカ合衆国ミシガン州のダウ・ケミカルの研究所で実験器具を洗浄するアルバイトをしていた大学生ラルフ・ワイリー(Ralph Wiley)が、ドライクリーニング剤の開発で使用したビーカーの底に付着した残滓が洗い流せないことを発見したことから、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)の開発がスタートした[3]。当初は、戦闘機や自動車の内張りのための防水スプレーとして使用された。1942年には、戦闘用のゴム製ブーツ(ジャングルブーツ(英語版))のためのインソールに使用された[4][5][6]。

戦後、ダウ・ケミカルのラドウィックとアイアンズという二人の技術者がピクニックに行った際に、PVDCフィルムにレタスを包んでいったことがきっかけとなり、食品の保湿と保管としての用途が注目され、1949年から正式に食品用ラップとして一般に販売されることになった。商品名は、食品用に使えることに気付いた2人の技術者の妻、サラ (Sarah) とアン (Ann) の名前にちなんでサランラップと名付けられた[7]。その後、サランラップの事業と知的財産はSCジョンソンに買収された。

日本では、旭化成工業(当時)とダウ・ケミカルの合弁企業だった旭ダウ(1952年設立、1982年に合弁解消のうえ、旭化成工業に吸収合併)によって日本初でありライバルのクレラップ(呉羽化学、現・クレハ)にやや遅れることの1960年に発売開始された。冷蔵庫や電子レンジの普及により、売り上げを伸ばした[8]。

材料

日本で製造されているサランラップは、PVDCフィルム(サランフィルム)を用いている。アメリカ合衆国では環境への配慮から、2004年低密度ポリエチレン (LDPE) を材料とするサランプレミアムラップ (Saran Premium Wrap) が発売され、主力となっている。

旭化成では、主原料は宮崎県延岡市の「旭化成・延岡工場」(ちなみにかつては「旭化成ケミカルズ・サラン工場」←「旭ダウ・延岡工場」(同工場内))で生産し、航送で三重県鈴鹿市の工場(やはり、かつては旭化成ケミカルズ←旭ダウ)へ送られ、そこで「サランラップ」本体を生産している。

CM出演者

脚注

  1. ↑ “CEO explains why SC Johnson hobbled Saran Wrap”. 2023年6月13日閲覧。
  2. ↑ Johnson, Fisk (April 2015). “SC Johnson's CEO on Doing the Right Thing, Even when It Hurts Business”. Harvard Business Review.
  3. ↑ 食品用ラップをめぐる厄介なプラ問題、代替品は? 1 - ナショナルジオグラフィック
  4. ↑ Risch, Erna, The Quartermaster Corps, Washington, D.C.: Office of the Chief of Military History, Dept. of the Army (1953), pp. 108-109
  5. ↑ Kearny, Cresson H. (Maj), Jungle Snafus...And Remedies, Oregon Institute of Science and Medicine (1996), pp. 179-183
  6. ↑ Report on Orinoco-Casiquiare-Negro Waterway: Venezuela-Colombia-Brazil, Volume 4, Washington, D.C.: U.S. Army Corps of Engineers, U.S. Office of Inter-American Affairs (July 1943)
  7. ↑ “「サランラップ」由来は女性の名 旭化成販売55年”. 朝日新聞デジタル (2015年7月1日). 2015年7月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年9月3日閲覧。
  8. ↑ 斎藤健一郎「サザエさんをさがして 食品用ラップ ルーツは軍需品だった」『朝日新聞』2022年10月8日、be on saturday、3面。
  9. ↑ “菜木のり子のCM出演情報”. ORICON. 2025年7月4日閲覧。
  10. ↑ サランラップ?ん?ホランラップ!ホラン千秋オフィシャルブログ 2022年2月7日

関連項目

外部リンク



英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

saranwrapのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



saranwrapのページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサランラップ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS