プリフェッチ
プリフェッチとは、CPUがデータをあらかじめキャッシュメモリに読み出しておく機能のことである。
CPUがプリフェッチを行うことによって、データの読み出し命令があった場合に逐次読み出しを行う場合に比べて処理応答速度を大幅に短縮することができる。プリフェッチにはハードウェアが自動的に推測して読み出しを行う場合やソフトウェアが命令を発してデータを読み込ませる場合がある。ハードウェアによるプリフェッチの機能には、キャッシュにデータを読み込む際、あらかじめその次のキャッシュラインも読み込んでおく機能があり、特にネクストラインフェッチ(Next Line Fetch)と呼ばれている。
ハードウェアにおけるプリフェッチ機能は、IntelのTualatinコアのPentium IIIやCeleron、AMD社のPalominoコアのAthlonシリーズなどのマイクロプロセッサなどで採用されている。
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