気腹症とは? わかりやすく解説

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気腹症

(pneumoperitoneum から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/17 18:07 UTC 版)

気腹症
別称 Aeroperitoneum[1]
右横隔膜と肝臓の間に空気が見られる(緑と赤の矢印)胸部X線写真。また左側の横隔膜の下にも空気が見られる。青の矢印は、正常な結腸に充満したガスを示す。
概要
診療科 一般外科
症状 無症状から腹膜炎までさまざま[2]
原因 消化管穿孔、腹部手術、腹膜透析気胸、縦隔気腫、機械的人工呼吸からの手術[1][3]
診断法 X線CTスキャン[2]
鑑別 キライディティ症候群、縦隔気腫、無気肺、腸壁ガス[4]
合併症 腹部コンパートメント症候群[5]
治療 原因よって異なるが、ほとんどの場合が手術[6][3]
分類および外部参照情報

気腹症(きふくしょう、: Pneumoperitoneum)は、腹腔内に空気やその他のガスが存在する状態である[1]。症状は、無症状から腹膜炎までさまざまである[2]。その他の症状には、腹部の腫れや息切れなどがあげられる[2]。合併症には、まれではあるが腹部コンパートメント症候群英語版があげられる[5]

最も一般的な原因(> 90%)は、消化管のに開いた穴である[1][3]。これは消化性潰瘍腸閉塞虫垂炎腹部外傷などによる場合がある[1]。その他の原因には、腹腔鏡手術を含む腹部手術、腹膜透析気胸縦隔気腫英語版機械的人工呼吸器から挿入する手術などがあげられる[1]。まれに原因不明の症例が発生することがある[3]。診断は通常、 X線またはCTスキャンによっておこなわれる[2]

治療は空気の発生源によって異なる[6]。ほとんどの場合、手術が必要であるが、場合によっては保守的に治療英語版されることもある[3][7]。保守的治療には、腸管安静、静脈内抗生物質の投与、悪化の注意深い観察などがあげられる[2]。1915年にすでにX線検査により検出された症例がある[3]

出典

  1. ^ a b c d e f Jones. “Pneumoperitoneum | Radiology Reference Article | Radiopaedia.org”. Radiopaedia. 2023年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月31日閲覧。 Archived 2 February 2023 at the Wayback Machine.
  2. ^ a b c d e f Ramponi, DR (2018). “Pneumoperitoneum.”. Advanced emergency nursing journal 40 (2): 87-93. doi:10.1097/TME.0000000000000189. PMID 29715250. 
  3. ^ a b c d e f Williams, NM; Watkin, DF (September 1997). “Spontaneous pneumoperitoneum and other nonsurgical causes of intraperitoneal free gas.”. Postgraduate medical journal 73 (863): 531-7. doi:10.1136/pgmj.73.863.531. PMID 9373590. 
  4. ^ Pseudopneumoperitoneum | Radiology Reference Article | Radiopaedia.org”. Radiopaedia. 2023年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月31日閲覧。 Archived 2 February 2023 at the Wayback Machine.
  5. ^ a b Eltorai, Adam E. M.; Hyman, Charles H.; Healey, Terrance T. (18 December 2019) (英語). Essential Radiology Review: A Question and Answer Guide. Springer Nature. p. 306. ISBN 978-3-030-26044-6. オリジナルの2 February 2023時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230202135611/https://www.google.ca/books/edition/Essential_Radiology_Review/FpXFDwAAQBAJ?hl=en&gbpv=1&dq=&pg=PA306 2023年1月31日閲覧。  Archived 2 February 2023 at the Wayback Machine.
  6. ^ a b Tanner, TN; Hall, BR; Oran, J (October 2018). “Pneumoperitoneum.”. The Surgical clinics of North America 98 (5): 915-932. doi:10.1016/j.suc.2018.06.004. PMID 30243453. 
  7. ^ Mularski, RA; Sippel, JM; Osborne, ML (July 2000). “Pneumoperitoneum: a review of nonsurgical causes.”. Critical care medicine 28 (7): 2638-44. doi:10.1097/00003246-200007000-00078. PMID 10921609. 

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