リー・ワイリーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > リー・ワイリーの意味・解説 

リー・ワイリー

(lee wiley から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/09 02:45 UTC 版)

リー・ワイリー
Lee Wiley
生誕 (1908-10-09) 1908年10月9日
出身地 アメリカ合衆国 オクラホマ州フォートギブソン
死没 (1975-12-11) 1975年12月11日(67歳没)
アメリカ合衆国 ニューヨーク
ジャンル ジャズ
職業 歌手
担当楽器 ボーカル
活動期間 1920年代 - 1950年代

リー・ワイリーLee Wiley1908年10月9日 - 1975年12月11日)は、1930年代から1950年代にかけて活躍したアメリカジャズ歌手

略歴

ワイリーはオクラホマ州フォートギブソンに生まれた[1]。15歳で歌手としてのキャリアを積むため家を出て、ニューヨークのラジオ局で歌を歌うようになった[2]。しかし、乗馬中に転倒して、キャリアは中断された。一時的に失明したものの回復。19歳の時、彼女はレオ・レイズマン・オーケストラのメンバーとなり、1931年には「Take It from Me」、「Time On My Hands」、そして自ら作曲した「Got the South in My Soul」の3曲を録音した[3]

ワイリーはオクラホマ州タルサのKVOOでラジオ歌手としてのキャリアをスタートさせた[4]。1932年にはNBCの番組『Mrs. Eleanor Roosevelt』に出演し[5]、1933年にはヴィクター・ヤングのラジオ番組に出演した[6]。1936年6月10日から9月2日まで、CBSで自身の番組『Lee Wiley』を担当していた[7]

1939年、ワイリーはリバティ・ミュージック・ショップ・レコードのため、小編成のグループと共にガーシュインの8曲を78回転レコードに録音した。このセットは好評を博し、コール・ポーター(1940年)、リチャード・ロジャースロレンツ・ハート(1940年と1954年)、ハロルド・アーレン(1943年)、そしてヴィンセント・ユーマンスアーヴィング・バーリン(1951年)の音楽に捧げられた78回転レコードが続いた。

彼女はポール・ホワイトマン、そして後にカサ・ロマ・オーケストラで歌った。作曲家ヴィクター・ヤングとのコラボレーションにより、「Got the South in My Soul」や「Anytime, Anyday, Anywhere」など、ワイリーが作詞した曲がいくつか生まれた[8]

1963年10月11日、NBCテレビの『Bob Hope Theater』で「Something About Lee Wiley」が放送された。このエピソードでは、パイパー・ローリーがワイリー役を演じ、レヴュー・スタジオが制作した[9]。ワイリーの歌声はジョイ・ブライアンが担当した[10]

私生活

リー・ワイリーはウィリーという姓で生まれた。ワイリーは1943年にジャズ・ピアニストのジェス・ステイシーと結婚した。友人のディーン・キンケイドは2人のことを「しっぽを結んで物干しロープにぶら下げている二匹の猫のように相性が良い」と評したが、1948年に離婚した。ステイシーが離婚を望んだ時、ワイリーは「ビング・クロスビーはあなたが私と離婚したらどう思うかしら?」と返した。ステイシーはワイリーについて「セイラムで最後の魔女を火あぶりにしたわけじゃない」と答えた[11]

彼女は後の1966年に引退した実業家ナット・ティシェンケルと再婚した。

ワイリーは1975年12月11日、ニューヨークのスローン・ケタリング記念病院にて癌のため67歳で亡くなった。死亡記事によると、彼女の最後の公演は、1972年7月のニューポート・ジャズ・フェスティバルであった[12]

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • 『ナイト・イン・マンハッタン』 - Night in Manhattan (1951年、Columbia)
  • Lee Wiley Sings Vincent Youmans (1952年、Columbia)
  • Lee Wiley Sings Irving Berlin (1952年、Columbia)
  • 『シングス・ロジャース&ハート』 - Lee Wiley Sings Rodgers & Hart (1954年、Storyville)
  • 『デュオローグ』 - Duologue (1954年、Storyville) ※with エリス・ラーキンス
  • 『ウエスト・オブ・ザ・ムーン』 - West of the Moon (1957年、RCA Victor)
  • 『ア・タッチ・オブ・ザ・ブルース』 - A Touch of the Blues (1958年、RCA)
  • 『バック・ホーム・アゲイン』 - Back Home Again (1971年、Monmouth Evergeen)
  • On the Air (1977年、Totem)
  • 『シングス・ユーマンス・アンド・バーリン』 - Lee Wiley Sings Vincent Youmans & Irving Berlin (1979年、CBS/Sony) ※コンピレーション
  • The Complete Session of April 10, 1940 (1984年、Blu-Disc) ※with ベニー・ベリガン
  • Live on Stage: Town Hall, New York (2007年、Audiophile)

脚注

出典

  1. ^ Yanow, Scott (2000), Swing, Hal Leonard Corporation, pp. 293–95, ISBN 161774476X, https://books.google.com/books?id=ntabwaEh2uQC&pg=PA293 
  2. ^ Wright-McLeod, Brian (30 January 2018). The Encyclopedia of Native Music: More Than a Century of Recordings from Wax Cylinder to the Internet. University of Arizona Press. pp. 209–. ISBN 978-0-8165-3864-5. https://books.google.com/books?id=TkBIDwAAQBAJ&pg=PA209 2019年9月13日閲覧。 
  3. ^ Stanley Green, Liner Notes, Lee Wiley Sings Rodgers and Hart and Harold Arlen, Monmouth-Evergreen Record, LP MES/6807
  4. ^ Stuart, William L. (1936年9月6日). “Listen to the Echo of a Distant Drum”. Detroit Free Press (Michigan, Detroit): p. 55. https://www.newspapers.com/clip/34507423/lee_wiley/ 2019年8月3日閲覧。 
  5. ^ Terrace, Vincent (1999). Radio Programs, 1924-1984: A Catalog of More Than 1800 Shows. McFarland & Company. p. 236. ISBN 978-0-7864-4513-4 
  6. ^ Hoffman, J. (September 30, 1933). “Air Briefs”. Billboard: 13. https://www.worldradiohistory.com/Archive-Billboard/30s/1933/BB-1933-09-30.pdf#page=13 2019年8月3日閲覧。. 
  7. ^ Dunning, John (1998). On the Air: The Encyclopedia of Old-Time Radio (Revised ed.). New York, NY: Oxford University Press. p. 390. ISBN 978-0-19-507678-3. https://books.google.com/books?id=Fi5wPDBiGfMC&dq=%22Lee+Wiley,+singer%22&pg=PA390 2019年9月28日閲覧。 
  8. ^ John Chilton, Who's Who in Jazz, 1978 Time-Life, Library of Congress Catalog Card Number 72-188159.
  9. ^ Witbeck, Charles (1963年10月11日). “N.B.C. To Feature Jazz Singer of '30's, Lee Wiley's Life, on Bob Hope Theater”. The Journal News (New York, White Plains): p. 21. https://www.newspapers.com/clip/34501532/lee_wiley/ 2019年8月3日閲覧。 
  10. ^ Stern, Harold (1963年10月22日). “Hope Missed Chance To Feature Lee Wiley”. The Troy Record (New York, Troy): p. 8. https://www.newspapers.com/clip/34506918/lee_wiley/ 2019年8月3日閲覧。 
  11. ^ Coller, D. (1998). Jess Stacy: The Quiet Man of Jazz, GHB Jazz Foundation, 1998; ISBN 978-0-9638890-4-1
  12. ^ Lee Wiley Dead Jazz Singer, 60”. The New York Times. 2023年12月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年1月14日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語
  •  リー・ワイリーのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「リー・ワイリー」の関連用語

リー・ワイリーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



リー・ワイリーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのリー・ワイリー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS