流体ばね(ハイドロニューマチックスプリング)
アクチュエーターを弾性体に作用させて、ばね特性を制御可能にしたばね要素である。制御媒体に作動油を使用することが多いが、機械式や電子式制御もある。空気ばねと対比して、慣用的に流体ばねと呼ぶが、ばね作用は空気によるもので、2つの空気室のひとつを、制御媒体のアクチュエーターに置き換えたものである。制御のスピードはエアサスペンションに勝るが、空気ばね要素は油圧アクチュエーターにはおよばない。乗用車は一般にサスペンションストラット構造とし、制御媒体の作動反力で車体を懸架する。空気ばねと並べて配置するコイルばねは、アクティブ式のときはエネルギー非供給時の補助ばねで、セミアクティブ式のときは主ばねである。
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