エラーログ
エラーログとは、コンピューターシステムでエラーが発生した際にとられる記録のことである。
エラーコードやエラーメッセージといったエラーの内容や、エラー発生時のメインメモリーの内容、プログラムの処理状況、通信状況などがエラーログとして記録される。こうした記録を参照することで、発生した障害の原因を比較的容易に特定することができる。
error_log
error_log — エラーメッセージを送信する
説明
bool error_log ( string message [, int message_type [, string destination [, string extra_headers]]] )エラーメッセージを Web サーバのエラーログ、 TCP ポート、あるいはファイルに送ります。
パラメータ
- message
-
ログに記録されるエラーメッセージ。
- message_type
-
メッセージをどこに送るのかを指定します。以下の中から指定できます。
表 83. error_log() ログタイプ0 message は、オペレーティング・システム のシステムログのメカニズムまたはファイルのいずれかを使って PHP のシステム・ロガーに送られます。どちらが使われるかは、 設定ディレクティブ error_log の内容により決定されます。これはデフォルトのオプションです。 1 message は、destination パラメータで指定されたアドレスに、電子メール により送られます。このメッセージタイプの場合にのみ、 4 番目のパラメータである extra_headers が使われます。 2 message は、PHP のデバッグ用接続を 通して送られます。このオプションは、 リモートデバッグが有効になっている場合のみ使用できます。 このケースでは、destination パラメータにより、 デバッグ情報を受け取るソケットのホスト名または IP アドレス、 およびオプションでポート番号を指定します。このオプションは PHP 3 でのみ有効です。 3 message は destination で指定されたファイルに追加されます。 明示的に指定しない限り、message の 最後には改行文字は追加されません。
- destination
-
メッセージの送信先。その設定は、上で説明している
message_type パラメータの値によります。
- extra_headers
-
追加のヘッダ。message_type パラメータが
1 に設定される場合に利用されます。
このメッセージタイプは、mail() と同様に
内部関数を利用します。
返り値
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。例
例 563. error_log() の例
<?php
// データベースに接続できない場合、
// サーバログを通してエラーを通知する。
if (!Ora_Logon($username, $password)) {
error_log("オラクルのデータベースが使用できません!", 0);
}
// FOO に失敗したら、管理者に email で通知する
if (!($foo = allocate_new_foo())) {
error_log("大変です。FOO に失敗しました!", 1,
"operator@example.com");
}
// これ以外の error_log() のコール方法:
error_log("大変だ!", 2, "127.0.0.1:7000");
error_log("大変だ!", 2, "loghost");
error_log("大変だ!", 3, "/var/tmp/my-errors.log");
?>
「error log」の例文・使い方・用例・文例
- error_logのページへのリンク