b値の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/16 15:09 UTC 版)
「グーテンベルグ・リヒター則」の記事における「b値の変化」の解説
b値は、対象とした地震群の性質を示す重要なパラメーターで、最尤法を用いて簡単に測定できる。解析対象の地震について、マグニチュードMmin以上の地震は漏れなく記録されているとすれば、 b = log e M ¯ − M m i n {\displaystyle b={\frac {\log e}{{\bar {M}}-M_{\mathrm {min} }}}} で与えられる。ここで、 M ¯ {\displaystyle {\bar {M}}} は、 M {\displaystyle M} の平均値である。 傾きであるb値には地域性が見られる。一般に、地下構造が複雑で不均質な場所ではb値が大きいとされている。 スマトラ島沖地震 (2004年)や2011年東北地方太平洋沖地震など大地震の発生に先だってb値が低下したとの報告があり、前兆現象のひとつとして注目されている。
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