WWENXTとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > WWENXTの意味・解説 

WWE・NXT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/28 02:34 UTC 版)

NXTはアメリカのプロレス団体WWE傘下の育成ブランドである。本ブランドは同名の毎週放送の2時間のプロレス番組を持ち、米国ではUSAネットワークで放送されている。また、レスラーらがRAWSmackDownといったメインロースターに昇格する前の育成の場としての役割も持つ。本ページではブランドとTV番組としてのNXTの両方を扱う。

フロリダ州オーランドにあるWWEが所有するトレーニング施設であるWWEパフォーマンスセンターを本拠地としつつ、時折米国内や国外へのツアーを行っている。

概要

2012年にWWEの下部団体FCWが新人発掘番組であったNXTと統合されて再始動する。これが育成ブランドとしてのNXTの始まりである。

2014年からテイクオーバーシリーズと称されるNXTのレスラーらが出場する特番が年4~5回程度の頻度で定期的に開催されるようになるが、特にこの頃のNXTは質の高い試合やストーリー展開により、ファンや批評家から単なる育成機関ではない独自のブランドとして高く評価されている[1][2]

NXTは女子レスラーの活躍でも注目を集めた。2010年代前半までWWEにおいて女子レスラーはショーの中心となる男子レスラーと異なり、ディーヴァと称されるルックスや華やかさが試合技術より重視されるような役割を担い、試合時間の長さや質は男子と比べて劣るとみなされていたが、そんな中2015年頃のNXTでは20分を超えるような試合時間の女子の試合もしばしばみられ、男子レスラーと同様に試合技術を評価される場でもあった。特に2015年10月の特番TakeOver: Respectのメインイベントの30分アイアンマンマッチ形式のNXT女子王座戦、ベイリーvsサーシャ・バンクスはその試合内容だけでなく、女子レスラーが特番のメインイベントを飾ったという点でも大きな話題を呼んだ[3] [注釈 1]

元々はWWEのサブスクリプション・サービスであるWWEネットワークで録画配信されていたが、2019年9月以降米ではTV局USAネットワークで生中継されている[4]

2021月9月には番組名が「NXT 2.0」に改題されたが翌年には「NXT」に戻っている。

2024年には米国の団体であるTNAとの業務提携が開始され、以降互いの大会に選手が出場し合うといった交流が行われ始めている[5]

2025年現在日本国内ではAbemaが録画放送をしている。

日本人レスラーの活動

NXT女子王座ASUKA紫雷イオ (現:イヨ・スカイ)、カイリ・セインジュリアが戴冠歴があり、特にASUKAは2016年4月にNXT女子王座を獲得すると、2017年8月に負傷により返上するまで歴代最長となる510日間王座を防衛した。また男子では2016年にNXT王座中邑真輔が2度獲得している。

タイトルホルダー

タイトル 保持者
NXT王座 オバ・フェミ
NXT女子王座 ジェイシー・ジェイン
NXTタッグ王座 タンク・レジャー
ハンク・ウォーカー
NXT北米王座 イーサン・ペイジ
NXT女子北米王座 ソル・ルカ
NXTヘリテージ・カップ レクシス・キング

所属選手(スーパースター)・スタッフ

スタッフ

WWEに輩出した所属選手(スーパースター)

男子選手

女子選手

歴代所属選手(スーパースター)

男子選手

女子選手

  • アビー・レイス(Abbey Laith)(キンバー・リー)
  • アマリ・ミラー(Amari Miller)(カムロン・クレイ)
  • アレア・ジェームス(Aleah James)
  • アンヤ(Anya)
  • ヴァネッサ・ボーン(Vanessa Borne)(ダニエル・カーメラ)
  • ヴァレンティーナ・フェロス(Valentina Feroz)(リタ・レイス)
  • エリカ・ヤン(Erica Yan)
  • オードリー・マリー(Audrey Marie)
  • カタリーナ・コルテス(Katrina Cortez)(カタリーナ・ガルシア、カタリーナ、カロリーナ、ジェシー、ジェシー・ディーヴァ・デル・リング)
  • カビータ・デヴィ(Kavita Devi)
  • ケーリー・ターナー(Caylee Turner)
  • ケンダール・スカイ(Kendall Skye)
  • ザーラ・シュレイバー(Zahra Schreiber)
  • サラ・リー(Sara Lee)
  • サンジャナ・ジョージ(Sanjana George)
  • サンタナ・ギャレット(Santana Garrett)
  • ジェサミン・デューク(Jessamyn Duke)
  • シャディア・ブセイソ(Shadia Bseiso)
  • サライ(Sarray)(Sareee)
  • シャラ(Shara)(サラ・バックマン)
  • ゼーダ(Zeda)
  • スローン・ジェイコブス(Sloane Jacobs)(アメリア・ハー、ノートリアス・ミミ)
  • セイジ・ベケット(Sage Beckett)(マリーケイト、ロージー・ロッタラブ、アンドレア)
  • ソフィア・コルテス(Sofia Cortez)
  • タイナーラ・コンティ(Taynara Conti)
  • ダニ・ジャクソン(Dani Jackson)
  • デオーナ・パラッツォ(Deonna Purrazzo)
  • デヴィン・テイラー(Devin Taylor)
  • ペルシャ・ピロッタ(Persia Pirotta)(ステフ・デ・ランダー)
  • ベロニカ・レイン(Veronica Lane)
  • マリナ・シャフィール(Marina Shafir)
  • マンディ・ローズ(Mandy Rose)
  • モニーク・ジェンキンス(Monique Jenkins)(MJジェンキンス)
  • ユリサ・レオン(Yulisa Leon)
  • ラクエル・ディアス(Raquel Diaz)(シャウル・ゲレロ)
  • レイチェル・エラリング(Rachael Ellering)
  • レイチェル・セントクレア(Rachelle St.Claire)

== 脚注 ==

  1. ^ この試合は2015年のプロレスリング・イラストレーテッド誌の年間最優秀賞を女子の試合として初めて受賞している。
  1. ^ Shoemaker, David (202549). “» The Best Wrestling Show of the Year Wasn’t WWE’s ‘TLC’ … It Was ‘NXT Takeover: R Evolution’” (英語). 2025年5月3日閲覧。
  2. ^ 411MANIA” (英語). NXT Is the Best Weekly Episodic Wrestling Show Today, Period. 2025年5月3日閲覧。
  3. ^ One year later: 10 seminal moments from the Women’s Revolution in WWE” (英語). WWE. 2025年5月3日閲覧。
  4. ^ 9月18日と9月25日の放送は前半をUSAネットワーク、後半はWWEネットワークで放送された。
  5. ^ Jayaram, Nishant (2024年8月5日). “Triple H Discusses WWE's Relationship With TNA, Working With Other Companies” (英語). Wrestling Inc.. 2025年5月3日閲覧。

関連項目

  • NXT(テレビ番組)

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「WWENXT」の関連用語

WWENXTのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



WWENXTのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのWWE・NXT (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS