ヴィヴィアン・ンドゥールとは? わかりやすく解説

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ヴィヴィアン・ンドゥール

(Viviane Ndour から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 08:22 UTC 版)

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ヴィヴィアン・ンドゥール
Viviane N'Dour
ヴィヴィアン(2013年)
基本情報
出生名 Viviane Chidid
別名 ヴィヴィアン
生誕 (1972-03-08) 1972年3月8日(49歳)
出身地 セネガルンブール
ジャンル ンバラR&B
職業 歌手
公式サイト http://www.vivi-online.com/index.html

ヴィヴィアン・ンドゥール (Viviane Ndour、1972年3月8日[1] - )は、セネガルの女性歌手である。通称「ンバラの女王」(Queen of Mbala)[1]。セネガルの国民的歌手ユッスー・ンドゥール義妹

略歴

ヴィヴィアン・ンドゥールは、出生時の名前は Viviane Chidid と言い、セネガル国内の大西洋沿岸の町であるンブールの出身である。父親はレバノン出身であり、母親はモーリタニア出身、母方の祖母はマリ共和国出身である[2]。このように多くの人種が混合されていることが、ンドゥールの音楽に大きな役割を果たしていて、ンドゥールの音楽はセネガルのンバラ音楽に対してアメリカ合衆国ラップR&Bカントリー・ミュージックが合わさっている。

1993年にユッスー・ンドゥール率いるバンド「スーパー・エトワール」(Super Etoile) にバック・ヴォーカリストとして加わり、ワールドツアーに同行した[3]。数年後、ヴィヴィアンはユッスーの弟ブバカル・ンドゥールと結婚し、ユッスー・ンドゥールの義理の妹となった[3][1]

1999年にファースト・アルバム『Entre Nous / Between Us / Ci Sunu Biir』を発表。このアルバムにはヴィヴィアンのヒット曲「Sama Nene (My Honey)」が収録されている[4]。2001年に発表された 3rdアルバム『Le Show』では自身のバンドであるジョロフバンド (Le Jolof Band) を率い[5]、同年にはワールドツアーを実施している[3]。2002年に発表したアルバム『Tere Nelaw』の収録曲「Yii Gainde」[6]は、コラ賞[7]の最優秀アフリカン・アレンジメント部門の候補作品となった[2][3]。2005年に発表したアルバム『Man Diarra』からは、ヒット曲「Kagn Laa Lay Guiss」が収録されている[8]。2007年にはブバカル・ンドゥールと離婚[9]

2010年にはアルバム『Wuy Yaayooy』を発表。翌年のアフロテイメント・オンライン・アフリカ音楽賞 (Afrotainment Museke Online Africa Music Awards) では、同アルバム収録曲「Fima Tollu」が最優秀音楽ビデオ作品と最優秀アフロ・リズム音楽作品を受賞した他、自身が最優秀女性アーティストを受賞した[10]。2012年のナイジェリア・エンターテイメント賞の最優秀パン・アフリカ音楽アーティストを受賞[11]、カメルーン・エンターテイメント賞の最優秀パン・アフリカ音楽アーティストを受賞[12]した他、同年のコラ賞では『Wuy Yaayooy』収録曲「Kumu Neexul」が最優秀西アフリカ女性アーティスト部門の候補作品となった[13]

セネガルの公用語はフランス語であるが、ンドゥールの歌のほとんどはウォロフ語もしくは英語である。なお、ンドゥールはムスリムである[14]

ディスコグラフィ

アルバム

[15]

  • "Entre Nous / Between Us / Ci Sunu Biir" (1999年)
  • "Nature" (2000年)
  • "Le Show" (2001年)
  • "Tere Nelaw" (2002年)
  • "Fii ak Fee" (2003年)
  • "Man Diarra" (2005年)
  • "Wuy Yaayooy" (2010年)

脚注

  1. ^ a b c Biography of Viviane NDOUR”. African Success. 2014年1月12日閲覧。
  2. ^ a b Bienvenue sur le site official de viviane Chidid”. 2014年1月12日閲覧。
  3. ^ a b c d Viviane N'Dour”. African Musician Profiles. 2014年1月12日閲覧。
  4. ^ Album : Entre Nous / Between Us / Ci Sunu Biir”. 2014年1月12日閲覧。
  5. ^ Le Show VIVIANE ET LE JOLOF BAND”. Ahora Corporation. 2014年1月12日閲覧。
  6. ^ Album : Tere Nelaw”. 2014年1月12日閲覧。
  7. ^ サブサハラアフリカを対象とした音楽賞
  8. ^ Album : Man Diarra”. 2014年1月12日閲覧。
  9. ^ Après douze années de mariage… Viviane N'Dour divorce d'avec son mari Bouba, frère de Youssou N'Dour”. africahit.com (2007年5月12日). 2014年1月12日閲覧。
  10. ^ The Vim Views & Versions - Afrotainment Museke Online Africa Music Awards Winners ceremony!”. 2014年1月12日閲覧。
  11. ^ Nigeria Entertainment Awards 2012! All The Winners”. Jaguda (2012年9月3日). 2014年1月12日閲覧。
  12. ^ Viviane Chidid remporte le titre de " Pan-African Artist Of The Year " Aux Etats Unis”. 2014年1月12日閲覧。
  13. ^ Exclusivité : Voici la liste des nominés pour les Kora 2012”. Abidjan.net (2012年10月24日). 2014年1月12日閲覧。
  14. ^ Viviane signe à Wonda Music”. 2014年1月12日閲覧。
  15. ^ Viviane : discographie”. afromix.org. 2014年1月12日閲覧。

外部リンク




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