Unicode以前
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 08:36 UTC 版)
変体仮名はJIS X 0208に収録されていないため、一般的なコンピュータでは長い間使用できなかった。変体仮名を表記するには、手書きを併用したり特別な外字を用いたりしなければならなかった。 行政では、168字の変体仮名が住民基本台帳収録変体仮名として使われていた。これらはTRONコードに収録されている(9面Bゾーン8321〜846A)。その他の変体仮名も同様にTRONコードに収録されていた(9面Bゾーン8521 - 8D7E)。また、今昔文字鏡フォントは213字の変体仮名を収録していた。 JIS X 0208やJIS X 0212に含まれていなかったことから、既存の文字コードにある文字を採用する目的であった当初のUnicodeには採用されなかった。 JIS X 0213では変体仮名を含んでほしいという要望があったものの、文字の同定の問題などがあり採用されなかった。
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